今年も行きました、南房総撮影旅行。 今回は菊姫様も一緒です。 画像をクリックすると、大きな画像が表示されます。 |
海南刀切神社というところの裏手です。 うっそうと茂る木々の奥に大きな岩がそびえ立つ、 ちょっと怖いところでした。 |
神社の境内。 明治初期に立てられた社殿は小さいながらも、 凝った装飾が目を引く綺麗なものでした。 |
予報では、天候は良くなっていくはずだったのですが、 実際は下り坂。だんだん雨が強くなってきました。 館山駅で電話で聞いた”曇りのち時々晴れ”の予報は どうなってしまったんでしょう。 |
パラパラパラ… 菊姫:雨、やまないのう。 たまき:そろそろ晴れてくるはずなのに… おかしいですねぇ。 今日は"曇りのち時々晴れ"の予報なんですけど。 もう一回聞いてみよう。 (ピピポ…) 予報:銚子地方気象台、午前11時発表の天気予報です。 今日は曇りのち雨。波の高さは2m… たまき:なにぃっ!? 菊姫:どうしたのじゃ? たまき:…予報が変わってます〜。このあと雨です〜。 菊姫:なんじゃと!わらわと電話を代わるのじゃ。 …これそち、話が違うではないか。 うむ…。うむ…。……わかった。仕方ないの。 よし、来週は晴れなのじゃな。約束じゃぞ。 たまき:(天気予報とお話してる! 姫様かわい〜) 菊姫:今後は気をつけるのじゃぞ。 …そう謝らずともよい。では来週、よろしくな。 (ピ) しきりに謝っておった。 たまき:…え?あの………、ええぇっ!? 菊姫:来週こそは晴れだそうじゃ♪ |
さて見事に晴れたその来週、 場所は代わって内房線の保田駅もよりの保田海岸。 日本の海水浴発祥の地はこのあたりらしいです。 |
先週と同じ場所に行こうと思っていたんですが、 車窓からの景色があまりに綺麗だったので、 なにも考えずにこの保田でぶらり途中下車しました。 |
沖合いに釣りを楽しむ人を乗せた船がたくさんいます。 なかには、海からちょっと突き出た岩の上に陣取って、 孤独に釣り糸をたれるおじさんも。 |
このあたりの岩はもろいのか、 カドが取れきって丸くなっています。 |
海藻がゆらゆらゆれます。 このあたりまでくると、本当に水がきれいです。 |
岩場に生えた、かわいい黄色い花と。 |
天気はよすぎて暑くなってきました。 姫様、帽子をかぶってきて正解です。 |
菊姫:これからどこに行くのじゃ? たまき:さぁ。 適当に途中下車しちゃったんで、 このあたりになにがあるのか、 わたしもよくわかんないんですよ。 地図も持ってこなかったし。 菊姫:あの山に登ってみよう。 たまき:…ああ、 なんか上のほうに白い建物が見える、 あの山ですか? 菊姫:わらわの”とりふね”ならば、 あのような山はひとっ飛びじゃ。 たまき:せっかくですから歩いて登りましょうよ。 …それにしてもあれ、なんて山なんだろう。 登山道とかあるのかな。 後で知るのですが、そこは鋸山という、 千葉の観光スポットの山でした。 そこにあったのは、登山道どころか… |
鋸山はその大部分が日本寺の寺領で、 登山道どころか、このような御影石の立派な階段が 麓から頂上まできっちりバッチリ整備されていました。 まるで山登りというより、階段のぼりです。 |
拝観料600円を払って、整備された山を行きます。 観光スポットらしく、徒歩で来る人は少なく、 自動車道から離れたこのあたりはとても静かです。 |
鋸山の北側(金谷側)は断崖絶壁になっています。 この絶壁は自然によるものではなく、 房州石の採石のため人の手によってなされたものす。 江戸城の石垣もここの石が使われているとか。 採石場は昭和45年ころ閉鎖されたようです。 |
自然の中にある人工的な巨岩。 なんだか古代遺跡のようです。 |
採石されていたころ、使われていた小屋の廃墟。 荒れ放題です。 |
廃墟に細く差し込む日差しのなかで。 |
絶壁の真下、採石されたときの石の破片が積もった所。 日が当たらないので、きれいに苔むしています。 |
垂直にすっぱり切り取られた山肌。 この上にはロストワールドが…(ありません) 採石が終わって30数年、自然が侵食し返しています。 |
鋸山を越えて、浜金谷方面に下山。 路沿いに澄んだ水の小川が流れていました。 サワガニもいました。 |
ひんやりとした水が気持ちいいです。 |
金谷フェリー発着場近くの、白詰草の花咲く公園で。 鋸山は東京湾フェリーを使うと、 横須賀から簡単に来れます。 むしろ東京から来るほうが遠くて不便だったり。 |
たまき:たのしかったですね。 保田駅で途中下車して正解だったかも。 菊姫:山の向こう側から見たときは ただの低い山じゃと思うたが、 まさか観光地だったとはのう。 たまき:こっち側にはロープウェイもありましたしね。 あっちのフェリー発着場の近くには、 大きなおみやげ物屋さんがあるみたいですよ。 紅蘭にお土産買って帰りましょう。 菊姫:お菓子お菓子! 甘いお菓子がいいのう♪ たまき:はいはい。 Photo インデックスページに戻る 撮影裏話はこちらです。 |
2004年5月23日 22:45:04