ミナト・ゴンパチ
(港権八)隊長 |
特捜チーム『HEART』の隊長。
自衛隊特殊戦略部隊出身で、”戦闘”のプロフェッショナル。
・・・と、オフィシャルサイトにあるキャラクターの説明なんだけど、
これってビデオの企画書そのまんまなんだよ。
企画書は、まだお話もできてないうちに書かれるものだから、
これじゃあ実際のミナト隊長のイメージと違う感じ。
ボクが見たところ、物静かで沈着冷静自己犠牲もいとわない強い人
・・・ってところかな。
クールな役なんだけど、俳優さんの人柄が出ていて
なんか優しい隊長って感じ。
そんなミナト隊長を演じるのは、嶋田久作さん。
「帝都物語」で魔人・加藤保憲を演じた人っていえば、みんなわかるかな。
睨まれるととっても怖い顔だけど、でも笑顔はとっても優しいんだよ。
島田久作さんはウルトラマンティガ(40話)にも出演しているよ。
役柄は・・・・オカマっぽいセラピスト、ドクターチヒロ。
ボクとしてはチヒロ先生は魔人加藤なみに印象深かったよ。 |
カグラ・ゲンキ
(神楽元気)隊員 |
このカグラ隊員がウルトラマンネオスだよ。
特捜チーム『HEART』の新人隊員。明るく爽やかな二枚目。
ミナト隊長にとって、頼り甲斐のあるナイスガイである。
また、他のメンバー達からの信頼も厚い。忍耐強くて、
ユーモアも解せるので、年齢以上に大人に見えるかもしれない。
う〜ん。演じる高槻純さんはどっちかというと童顔だから、
子供っぽく見えるよね。これも企画書丸写しなんだよ。
・・・オフィシャルってそういうもの?
ネオスになったいきさつはこうだよ。
ある日衛星軌道で国際防衛機構(DJ)の隊員が作業している電波望遠鏡に、
UFOが急接近してぶつかったんだ。
カグラ隊員は、シャトルから飛び出していって
衝突に巻き込まれた隊員を助けるんだけど、
代わりに自分が宇宙空間に放り出されてしまうんだよ。
その命をかけた勇気ある行動に感動した宇宙警備隊隊長のゾフィーは
ネオスの力を、彼に与えたんだ。
このシーンは物語の中にはなくて、主題歌のバックの映像で毎回流れるよ。
演じる高槻純さんは、映画に何本か出ているみたいだけど、
主演はネオスが初めてみたい。
「9−NINE」っていう映画にミノルという役で出てるらしいけど、いないなぁ。
かわりに仮面ライダー龍騎のゴローちゃんがいたけど・・・。
Vシネマでは、「荒くれKNIGHT3・4」という暴走族モノの作品にも出ているみたい。
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ウエマツ・ヒロノブ
(植松弘展)隊員 |
元警視庁特殊機動捜査隊員。
怪奇事件や猟奇事件も数多く手掛けたベテランで、
鑑識経験も豊富。犯罪心理学・爆発物関係を徹底的に学んだ
エリート警察官だった。
これは実際のキャラクターのイメージに近いかな。
ただ、演じる影丸茂樹さんは主役デビューが「エクシードラフト」
「ウルトラマンティガ」でシンジョウ隊員、
テレビスペシャル版「ウルトラセブン
(太陽エネルギー作戦・地球人の大地)」でカジ隊員
ビデオ版「ウルトラセブン最終章」でカジ参謀と、
隊員暦が長い(笑)俳優さんなので、
警察官というよりも、まさに”隊員”ってう感じがしたかな。
ちなみにテレビスペシャル版のウルトラ警備隊には、
仮面ライダークウガの杉田刑事こと松山鷹志さんもいたんだよ。
ところで企画書には、「ウエマツは子供のころに恐竜博士と呼ばれていた」
とも書いてあるけど、
この設定は9話で、ヒノ隊員のものになっちゃったみたい。
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ヒノ・タカヨシ
(日野隆義)隊員 |
ロボット工学の権威。
メカさえ扱っていれば何も要らないという変り種で、
普段は科学セクションの兵器開発部で研究に没頭している。
らしいけど実際はそういうメカマニアじゃなくて、
どちらかといえばヤンチャな気のいいお兄ちゃんだよ。
ヒノ隊員は明るくて熱血漢で、かなりヒーローっぽいというか、
まるで今にもウルトラマンに変身しそうな隊員なんだ。
逆にカグラ隊員はおとなしくてヒーローっぽくないんだけど、
それが今時のウルトラマンなのかなぁ。
演じるのは森田猛虎(たけとら)さん。”猛虎”って本名なんだって。
なんだかすごいね。
この人もまだまだ新人さんで、
東映ぼうりょくだん映画の「餓狼の掟」のチンピラ役とか、
「コスモX」という、声優の関智一さんが主演している
特撮ヒーローものに声の出演をしていたりしているらしいよ。
あ、「餓狼の掟」にチンピラな森田猛虎さんの画像が!
下の写真の左の人だよ。
・・・なんか、カワイイね。 |
ハヤミ・ナナ
(速水奈々)隊員 |
医学博士。歳は若いが腕は一流。専門は『心臓外科』。
一方ではバイオテクノロジーの権威でもあり、DNA研究の第一人者でもある。
行動力はあるけど、そのおかげでピンチになりやすい(笑)のがナナ隊員だよ。
ビデオ版「ウルトラセブン」のサトミ隊員をちょっと頼りなく、
そして優しくしたかんじかな。
ビデオ版セブンとネオスは監督が同じだし、
こういう女性隊員ってもしかして監督の趣味なのかなぁ
・・・なんちゃって。
演じる瑠川あつこさんは1998年に「ドルフィンスルー」という映画で
ヒロインの木田美咲役でデビュー、
その後TVドラマなどに出たあと、この「ネオス」に出演した新人さん。
コカコーラのワールドカップ版のCMにもでていたんだって。 知らなかったよ。 |
キタバヤシ・アユミ
(北林歩)隊員 |
カルフォルニア・コンピュータ・カレッジ(CCC)を弱冠15歳で首席卒業した、
自他共に認める"コンピュータの天才"。
頭がいいのはいいけど、
隊長にたいして全然敬語を使わないのは良くないと・・・(笑)
それがアユミ隊員らしいところなんだけどね。
演じる坂本三佳さんは、Every Little Thingの「NECESSARY」の
プロモーション・ビデオのなかで主役を務めたり、
あと覚えてるかな、クロレッツのCMでデートの前にたんすの中から
真っ赤なパンツを選んでニコッと笑う女の子。
あの役をやってたり、結構印象的なお仕事をしているタレントさんだよ。
最近は「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターで
大(かなり)活躍なんだって!(やっつけ丸さん情報ありがとう!) |
フジワラ秘書官
(藤原陽子秘書官) |
フジワラ秘書官はHEARTの隊員じゃなくて、HEARTを管理する内閣情報局の人。
HEARTは国際防衛機構(DJ)という国際機関の中のスペシャルチームなんだけど、
日本で活動するために、内閣情報局の統制下に置かれているんだ。
藤原秘書官は、その内閣情報局とHEARTを結ぶ役割をしているんだよ。
最初は、イヤミばかり言うイヤ〜なお姉さんなんだけど・・・
演じる村上聡美さんは映画では「修羅の帝王」「とられてたまるか!」に
出演してて、
・・・って、これもぼうりょくだん映画だね。
暴走族モノとか、ぼうりょくだんモノの映画に出てる俳優さん、意外と多いね。
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役者さんを選ぶとき、ミナト隊長役の島田久作さんと
ウエマツ隊員役の影山茂樹さんが最初から決まってて、
残りはオーディションで選ばれたんだって。
新人さんが多いのは、やっぱり制作費をできるだけ抑えたいっていうのと、
特撮物は拘束時間が長いから、
レギュラーにはあまり忙しい俳優さんが使えないっていう、
現場の事情もあるんだ。
「ウルトラマンティガ」ではV6の長野博さんが主役のダイゴ隊員を演じたけど、
やっぱり他の仕事が忙しくて、
主役なのにほとんど出番がないエピソードもいくつかあるんだ。
これは結果的には、他の隊員がメインのお話が増えることになって、
おかげで各隊員のキャラクターが深みを増して、
お話がどんどん面白くなっていくといった
好循環を生み出したんだけどね。でも主役なんだしね・・・。
もっとも、ネオスはクランクインが2000年7月末で
クランクアップが2001年2月だから、
全12話を撮影するのに10ヶ月かけているわけで、
スケジュール調整は毎週放映されるテレビドラマよりは楽だったと思うけど。 |