ソフビであそぼー 今回はおもちゃ屋さんで売っている ソフビ人形で遊んじゃってます。 大きいお友達にはあまり人気のない ソフビ人形ですが、 最近のは造形が良いため、 工夫次第でアクションフィギュア のように楽しめます |
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ちゅーわけで、現在テレビ朝日系で日曜朝8時から放映されている仮面ライダーアギトのソフビ人形で遊びましょう。 ソフビ人形はご存知の通り、腕を中途半端に下ろしたようなポーズをとって、おもちゃ屋さんで壁やポールに吊り下げられて 売られています。 あのポーズは、おそらく子供が遊ぶときに掴みやすいようにしてあるんだと思うのですが、 お世辞にもかっこいいポーズとはいえません。 街中であのポーズで突っ立てる人がいたら、かなり怖いと思われます。 また可動(回転)するのが腕の付け根と腰の部分のみと少ないのも、大きいお友達に人気がない所以なのではないでしょうか。 そのへんを解消するために、今回使用しているソフビ人形は、中に針金が入っています。 |
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アギト:フレイムフォーム グランドフォーム ストームフォーム それぞれイメージが異なるが、よく見ると共通のパーツが多い。 というか、腕以外はほとんど色が違うだけ。 よく考えられていると思う。 |
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針金はアルミ#16を2本束、または鉄の針金#18を2本束にして入れてあります。 アルミの方が加工しやすいし、指にも刺さらないのでお勧め。 両腕に針金を通すことで、肩と肘を多少曲げることができるようになり、感じが違ってきます。 もともと造形もいいし、ペイントもそこらのアクションフィギュアには負けないくらいなので、 ちょっとポーズが付くとサマになるのです。 とくに武器を持っている人形は構えが決まるとかっこよくなるので、針金の効果は高いです。 針金があれば、公園で待ち合わせしている美人のお姉さんもイチコロです。(謎) |
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氷川君 またはG3(ジェネレーション スリー) 警視庁が開発した、対未確認生命体用のパワードスーツ。 その姿は、未確認生命体第4号(クウガ)を模している。 装着員は、警視庁の人事で決まる。(笑) 機動隊あたりから選べばいいのに、なぜか捜査課の人間から選ばれるらしい。 |
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G3は、間接部が肉薄で、それ以外の部分はアーマーがあるため肉厚になっているので、かなり腕を曲げても それほど変にはなりません。 これで首が回せれば、銃を構えたポーズがきっと綺麗に決まります。 |
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ギルスさん 謎々、謎だらけの仮面ライダー。 なんとクチがガバッとひらき、「ぅわーーーーお、ぅわーーーーお」と叫ぶ。 生物的なフォルムは、かのアマゾンライダーを彷彿とさせるが、 アクションを見ているとなんとなくネコっぽくてかわいい。 人気があって、ザラスでは入荷してもすぐなくなるらしい。 |
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ギルスには、両腕のほかに、足から頭にも針金が通してあります。 これは首をそり返らせるためで、これによって「ぅわーーーお」と叫ぶあのポーズが取れます。 ギルスは間接部にシワシワのモールドがあるためか、肘とか膝の部分も肉が厚くて、針金でもポーズをとらせにくいです。 あと、彼のアクションで重要な「手首の曲げ」と、腰を落としたポーズが再現不能なので、 叫ぶときのこのポーズ以外、実はとらせるべきポーズがありません。(涙) |
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というわけでアギトは、放送開始から1クールですでに5種類の仮面ライダーが出ています。 5種類といえば仮面ライダー1号からエックスまでに相当します。 クウガは最終的に12種類でましたから、それ以前のライダーの種類に相当する分を1年で発売しきってしまったのです。 このように最近のバンダイの商法は、主役をタイプチェンジさせて、商品の種類を増やして数を売るという方向性のようです。 アギトにおいては、主人公のタイプチェンジだけではなく、トリプルライダーともいえる体制をとっています。 主人公が3人いて、それぞれのドラマが絡み合い、ひとつの物語を作っていくのですが、 そのため人物相関がかなり複雑で、子供は内容についていってないだろうと思われます。 しかし子供は、善と悪がはっきりしていて、仮面ライダーが出てくればそれでいいわけで、 そういうことはあまり気にする必要はないと思います。 逆に、簡単な話であっても善と悪がはっきりしていない方が、子供は混乱するかもしれません。 バンダイ的には、ひとりの主人公が5種類〜12種類に変るよりも、個性的な3人のライダーがそれぞれ 3種類くらいにチェンジしたほうが、お客さんの購買意欲を掻き立てるだろうという作戦と思われます。 実際、クウガではマイティばかり売れて他のタイプは売れ残る傾向があったけど、 今回はとりあえず3種類売れてますもんね。 お子さんをお持ちの方はたまったものじゃないかもしれませんが、 魅力的なキャラのおもちゃが多く出るのは、私は嬉しいです。 主人公3人体制は、バンダイの商売に貢献していながらも、 謎の入り組んだ面白いドラマの重要な要素となっています。 もはや「特撮はドラマを重視しなければいけない」というルールを作ってしまった感のあるこのシリーズ、 これからどうなるか楽しみです。 |