やまと VF−1A



ついに発売となりました、やまとのVF−1です。
なんと予想に反して、完全変形では”ありません”。
両足が差し替えなのです。
変形のさいは、一端はずしたあとで別の部分に差し込みます。
他の部分はちゃんと変形するのですが・・・。


しかし、VF−1の足の付け根の部分はそもそも無理のある変形なのです。
この部分の変形機構をオミットしたことで、
設定どおりのデザインでの立体化が可能になったともいえます。

・・・賛否両論でしょうが。(笑)




完全変形で設定どおりの形状が無理な場合、
不完全変形だが設定どおりの形状か
完全変形だが設定と違う形状か、
どちらにしますか?
・・・という選択になるんでしょうね。

そのどちらを選ぶかは、その人の考え方によるわけです。
わたしは前者かな〜。





やまとのサイトのVF‐1の説明に
ファイター形態を基本とし、できるかぎり設定に近いフォルムを再現しました。
と自信をもって書かれているように、
どこから見ても綺麗なラインを再現したファイター形態です。
特に背面から機首にかけてのラインがひじょうに美しく再現されていると思います。
また、ベクタードノズルもけっこうそれらしく見えます。
VF−1がデザインされた当時はまだ実用化されてなかった技術ですから、
この形状は仕方がないでしょう。

それにしても、可変翼を兵装プラットフォームにしていいのでしょうか。
翼が後退したら、ミサイルが外側を向いちゃいます。
宇宙空間ならさして関係ないのでしょうけど・・・。

翼が後退するのと連動して、兵装の角度が内向きに変わるのかな。
ロボットに変形する飛行機なんだから、それくらいやりそうですね。
そういうことにしておきましょう。



追記

パナヴィア・トーネードという英国の可変翼機は、
翼の角度にあわせて兵装の向きが変わり、
前を向くようになっているそうです。
この戦闘機はたしかバルキリーのデザイン以前からありますから、
バルキリーの翼の設定もそうなっていて不思議はないわけですね。



着陸脚。
YF−19や11ではわりと簡単に作られていたギア部分ですが、
VF−1は前輪後輪ともにカバーが(たぶん設定どおり)それぞれ2つついています。
ギアはダイキャスト製で堅牢。

こういうアングルから見ると、機首部分がすっきししていて、
脚を取り外し式にしたのは正解なんじゃないかなとも思えてきます。


ガーウォーク形態

変形させるには脚をいったん外さないといけませんが、
おかげさまで設定どおりな感じです。
ひじの付け根でも回転するので、腕関節の自由度はなかなかです。
尾翼の折りたたみはクリアランスなし。
シビアな変形です。
別パーツでアンテナもついてます。
ガーウォークでは、脚はフックのようなもので固定しているだけなので、
付け根がちょっとグラグラしているのが気になります。
もっともそのせいで脚をこのように開けるので、
仕様なのかもしれません。


バトロイド形態


最初に書きましたが、脚を差し替えるだけで、
あとはちゃんと変形します。
機首は短くなるのではなく、
胸のパーツが降りてくるしくみになっています。
なんとこんなところが360°回転します。
ゴアもビックリ。
これで足首の自由度が少ないのをフォローしています。
さらにゴアビックリ。
機首先端が回転するので、腰もひねれます。
これは脚差し替え式でしか実現できない動きでしょう。

バトロイドでは各関節の可動範囲がけっこうあるので、
いろんなポーズが取れそうなのですが、
後ろの翼や胸の出っ張りが邪魔になって、
残念ながらそれほど動けません。
機体が折れる部分。
見てのとおり、各パーツ間に隙間があります。
しかしながら、まったくグラつきません。

これは、ボディーの前と後のパーツを肩の付け根のパーツではさみこみ、
胸のパーツを降ろすことで、
それらを最終的にロックするからです。
ロック後は、普通のロボットのおもちゃと同じように遊べます。

逆に、変形中は各パーツはルーズになっているため、
容易に扱うことができます。
YF−19やVF−11の変形のように、
ちょっとしたパーツのすりあわせに苦労するというようなことはありません。



さて、
本音を言えばやっぱり完全変形にして欲しかったVF−1ですが、
脚の付け根の変形機構と引き換えに、
各形態で設定どおりのプロポーションを得たうえに、
バトロイド形態では、差し替えにすることでしか実現できないギミックが
取り入れられています。

負荷のかかるパーツには金属パーツが使われていて丈夫そうですし、
関節もしっかりしているので、立たせることが容易です。
よくできたトイだと思います。



ラインナップは、今現在、VF−1Sが年末に予定されていますが、
それ以上は未定のようです。
発売中の1Aや1Sの売れ行きによって、スーパーバルキリーやストライクバルキリー、
そしてVF−1J発売されるのでしょうか。

・・・それとも、
そう書いておかないとみんなスーパーやストライクの発売を待ってしまうから、
金型完成済みですぐに出す気満々でも「未定」としてあるんだろうか。(笑)
怪しいですよね。


VF−1シリーズのリリースが終ったら、次はPS版のゲーム「VFX2」にでてきた
デストロイドモンスターが爆撃機(VB)に変形するケーニッヒモンスター、出して欲しいです。
ボンバー(爆撃機)、ガーウォーク(デストロイド形態)、バトロイドに変形します。

これは、「モンスターが空を飛ぶなぞ許せん」という意見もあり、
その存在自体が賛否両論なのですが・・・
マイナーだし。




TOP画像のもとになった画像です。
合成してみました。
・・・たまき小隊。(笑)

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