空想科学的宇宙探検

しむらうしろー



両脇の壁、
もうちょっと宇宙船の内部っぽくなると思ったんですが、
・・・どう見てもビデオデッキの裏ですね。(笑)

後ろに立っているのは悪の宇宙生物ではなく、
これでも正義の味方のアメコミヒーロー、スポーンさんです。
合成です。ほんとはもっとちっちゃいのです。

それはともかく、
今回のメインはスポーンではなく、右の白い宇宙服を着たおね−さん、
クールガール・アストロノーツです。



CG−09アストロノーツ

TAKARAから発売されているクールガールの新作です。
モデルチェンジして、ゴッツイ顔のおね−さんから、
ほそおもてのおね−さんになりました。
このアストロノーツのおねーさんは、
知的美人系な上、結構可愛くてお気に入りです。


装備品を全て外した状態です。
ボディラインが強調されたフェティッシュなスーツです。
60年代SFのテイストですね。
宇宙服なのにハイヒールなのが、既にリアリティ捨ててて潔いです。

昔のSFに出てくる宇宙服はなぜかピタピタの全身タイツのようなものでした。
かのハードSF作家ラリィ・ニーヴンの作品中でも肌に密着した宇宙服が出てきます。
アポロ以前の作品なのに、1/6の重力下の描写とか正確でうならされるものがあるのですが、それでも宇宙服はどうしてもピタピタになってしまうようです。不思議ですね。
ピタピタが女性だけってことなら、理由がわからなくもないのですが。(笑)


足元にいるのは、竹本泉の漫画に出てくる、じーく菜とかふゅん菜とか、たしかそれっぽい名前のネコの、ぬいぐるみです。
いや、なんか妖しい宇宙生物っぽいから置いてみただけなんですが。


◆ フル装備 ◆



超カッコイイ!
・・・と思うのはわたしだけでしょうか。
このドーム型のヘルメットのデザインに、
古きSFの香りを感じます。
1956年のSF映画「禁断の惑星」の万能ロボット・ロビーを髣髴とさせるデザインです。
1954年の「Tobor the Great」のトバー、
1962年の「嵐の惑星」の金星探検用ロボット
1965年〜68年の「宇宙家族ロビンソン」のフライデーなど、
当時のアメリカのSF映画のロボットには頭がドーム型のが結構います。

万能ロボット・ロビーといえば、
体の中で原子を変換して、たとえばお酒ならビンごとコピーして量産できちゃう
彼の機能はなかなか便利で、一台欲しい気がします。
元になる物があればそれがいくらでも手に入るようになるわけです。
だからもしロビーがいたら・・・・・

ん〜〜〜〜〜、
お金や貴金属をコピーしたり、売るために量産するっていうなら話は別ですが、
それは夢がないのでナシとすると、
同じものがたくさん欲しいものって、意外とないですね。
欲しい物ってのは、たいてい一個あれば十分だからでしょうか。
食べ物にしても日々の食生活が同じ物ばかりではさすがに飽きるし・・・
「石鹸やタオルっていくらあっても困らないわよねぇ」
などと、粗品に配るものを決めるときのようなことを考えてしまったり・・・・
それはそれで夢がないですなぁ。


◆ ヘルメット俯瞰 ◆



髪の毛が長いともう大変なことになるヘルメットです。
ロングヘアならヘルメットの中は髪の毛でぎっしりです。コワ〜。
アフロとかだと、どうなるんでしょう。
もっともこれに限らず、宇宙服のヘルメットをかぶる人は、
髪は短くしないとダメでしょうね。



ヘルメットは、上下このように分割されます。
この台座をかぶるときには、いったんドールのヘッドを抜かないといけません。

ガンベルトが腿に巻きついていますが、これが実は厄介でした。
このベルトに使われている薄紫色のリボンが、やけに短いのです。
もうギリギリまで長くして瞬間接着剤で端を止め、
何とか使えるようにしました。
あとで紹介する同シリーズの「ライダースーツ」にも同じパーツがあるのですが、
こちらは長さも充分で、リボンも厚みがあるものなので引っ張っても
簡単にフックから抜けることはありませんでした。
「アストロノーツ」特有の不良なのか、
私が買ったこれが不良品だったのか・・・
ほかじゃあそういう話は聞かないんですよ。



◆ 後姿 ◆

BOBLBE-E のバックパックそっくりの生命維持装置。
まああまり細かいこと気にしちゃいけません。
この宇宙服にあのデザインがはまるとは、ちょっと意外です。



付属の小道具、ブラスター(光線銃)です。
なんか、リボルバーの銃に見えなくもないけど
・・・多分ブラスター。
銀河鉄道999のコスモドラグーンをチープにしたような感じですね。

ブラスターの擬音といえばアメリカでは「ZAP!」なのだそうです。ザップ?
日本では「ビビビビビ」でしょうかねぇ。
誰も光線銃の発射音なんか聞いたことないわけなので、
こういう擬音は誰かが最初に考えたものなんでしょうね。

私が思うに、高温の荷電粒子を飛ばす、いわゆるビームは、
空気中(大気中)で使った場合、
ビームが通ったところの空気が急激に膨張し、また温度によってはプラズマ化して、
爆発音ともいえるものすごい音がするのではないでしょうか。
雷が落ちるときにドカンバキバキゴロゴロゴロゴロというのと一緒です。
どうなんでしょうねぇ。




この黒いライフルはクールガール付属ではなく、
別メーカーの単品売りのものです。
現実にある武器ではなく、ちょっと未来武器っぽいデザインのシリーズで、
何箇所か無意味に可動します。
銃口は下がアサルトライフル、
上がグレネードランチャーのようなものです。

・・・って、それってライフルの弾当たるんでしょうか。
高機能そうな大きなスコープも、ランチャーの機関部が邪魔で、
そうとう頭を横にしないと覗けなさそうですし。

宇宙服のヘルメット自体は体にベルトで固定されているので、
首を回してもヘルメットは動きませんから、
顔が左を向いてもマイク状のものが邪魔で、
左側の風景はなにも見えません。
横を見るだけなら体ごと横を向けばいいのですが、
問題は一番上の画像のようにライフルをかまえるときです。
ライフルは体に向かって左、ナナメから横に向かって構えるものなので、
このヘルメットをかぶっていては標的が見えないのです。

まあ銃なんか構える状況にならないに越したことはないんですが、
いざというとき困りそうです。


クールガール CG-07 ライダースーツ



アストロノーツと同様の、新造形ヘッドの「ライダースーツ」さんです。
こちらはちょっとワイルドな感じ。
ライダースーツということで、
パーツ付け替えでジェットヘルにもオフロード用にもなる
ヘルメットがついていたんですが、
フェイスガードのパーツが半端にはまってたおかげで、
ヘルメットが歪んだ状態のまま箱に入っていたので、
元に戻らなくなってしまっています。
なかばこのヘルメット目当てで買ったというのに・・・・
後ろのバイクは以前紹介した1/12スケールのバイクを合成したもの。


◆CG−EX2 ポリスコート◆



売っている状態では、コートに隠れて中の制服が見えないという、
なんだか商品のウリを理解していないようなパッケージングでした。
メイク、ケバ過ぎですよね。
もうちょっと職業警官ぽさが欲しかったです。
Namelesss cutieの、法廷の話で使うために購入。

  

CG−EX3以前までのシリーズに付属のデザートイーグル50AEです。
上のように実銃どおりにスライドが引けます。

今現在、戦車部隊をガンガンパレスチナ自治区に送り込んで危険なゲームをしている
イスラエル製の超大口径ハンドガンです。
他にもロシア製Vz61スコーピオン・ドイツ製H&K/P7M8などが付いてました。


◆CG−02◆



うちではNamelesss cutieで、
漆木マヤ(うるるん)として使用しているドールです。
これは法廷でのときの服で、売っているときはこういう服です。
このスーツはGIジョーサイズなので、クールガールにはかなりダブダブ。

このCG−02は流し目が特徴ですが、
銃を付属させているドールなので、
やっぱり視線は正面を向いていたほうがいいと思います。
そうでないと、銃を構えてるのによそ見しているようにしか見えないですから。

このドールを初めて見たときに、「ニューハーフみたい・・」
と思ってしまったのが、うるるんのそもそもの始まりでした。



これ以外に、やはりNamelesss cutieで
TPCの千野井として使用したCG−03もあります。
お安い人形ではないのですが(5800〜7800円)、
なにげに買ってるのは、どうもココロの琴線をくすぐられるからでしょうか。

左2人に使われている前のタイプのヘッドは造形が非常にいいので、
リペイントしてやるとリアルに仕上がるらしいです。
ようはデフォルトのペイントがどうもアカンわけですね。
しかし、右の新しいヘッドはリペイントの必要もなく、
このままで十分可愛くてかっこいいです。
願わくばTAKARAさんには、このヘッドのほうをメインに
今後のクールガールを展開して行っていただきたいものです。

でも、

クールガールの公式サイトTAKARA HOBBY
去年の6月から更新されてなくて・・・・
アストロノーツやライダースーツ、
ガッチャマンG3など、最近出たのが全然ないあたり、
クールガールの今後に不安を感じずにはいられません。


2002年4月5日 20:09:05
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