今回はKONAMIの食玩、
THUNDERBIRDS
Vol.1
です



「サンダーバード」といえば、説明不要なくらいメジャーなSF作品ですね。
「サンダーバード」の魅力といえば、SFマインドあふれる設定、
ハラハラドキドキなストーリー、マリオネットそのものの面白さ、
いろいろありますが、
忘れてならないのが
むっちゃかっこいいメカでしょう。



ずざ―――――――――――――――――――っ



・・・ナニシテマスカ、アナタ。


さて、「サンダーバード」は説明不用とかいいましたが、「知らん!」という方はこちら
サンダーバードオフィシャルサイト
http://www.tbjapan.com/

を見るのもいいかもです。

「サンダーバード」の放映時期ですが、このオフィシャルサイトによると
日本における初放映はNHK総合で、
1966年4月10日〜1967年4月2日

コレが終わってすぐ、こんどはTBSで
1967年7月15日〜1968年10月5日
まで再放送されてます。

この時点では私はまだ生まれてません。
私が見たのは、これよりずっと後、
70〜80年代に繰り返されたという、地方ローカル局での再放送です。
わが故郷新潟では、1時間番組であるサンダーバードを2つにわけ、
30分の前後編番組として放映していました。(笑)



さて、
サンダーバードのメインメカは1〜5号までの5機しかないので
(わかってるって。6号もいるけどそれは置いておくとして)
こういった食玩でシリーズ化するにあたってはメインではない、
ちょっとマイナーなメカも混ぜなくて数が足りません。
「”サンダーバード”の名前くらいは知ってるけど・・・」というかたにとっては、
見たこともないようなメカが入ってます。



・・・これとか

ファイヤーフラッシュ号



国際救助隊の秘密メカ、
ではなく、同時代の民間旅客機です。
記念すべき第1話で墜落しかけたり、7話でほんとに墜落したりと人騒がせな飛行機。
いかにも燃えて爆発しそうな名前が良くないんじゃないかと思います。(笑)
(わかってるって。特記ない限り、話数は日本版ね)
さらに、原子炉を積んでるという物騒な一面も持ち合わせています。



というわけ、ファイヤーフラッシュ号。
1話で出てきたので覚えてる人も多いと思いますけど、
いきなり地味なアイテムです。
もちろん、マイナーなメカが出ること自体はなんら問題ありません。
むしろ嬉しいのでじゃんじゃん出してください。

優美な曲線で構成されたこの美しい飛行機をよく再現したモデルです。
塗装は、さすがに窓一枚一枚までは塗りわけられていませんが、
全長10センチほどのものにしてはとてもよく出来ています。



おまけについている、高速エレベーターカー。
本編では降りてくる旅客機をこいつでキャッチします。



高速エレベーターカー



上のファーヤーフラッシュ号を受け止め、見事着陸させた
高速エレベーターカーです。
奥にいるのはこれを空輸してきたTB2。




このシリーズのすごいところは、塗装だけでなく、
汚し(ウエザリング)まで入っているところです。
食玩もここまできましたかって感じです。



横から見たところ。


サンダーバード2号



これは知らない人はいないでしょう。
1号と並ぶサンダーバードの顔、TB2です。
輸送機という地味な役回りながら、
胴体の真ん中が抜けてコンテナが出てくるユニークなギミックと、
リフティングボディで前傾翼という意欲的かつ個性的なデザインで非常に人気があります。
今の目で見ると、ステルス効果もありそうですよね。

私が持っている「宇宙船・創刊2号」のサンダーバード特集には、
「次男バージルがパイロット」と書いてあるのですが、
公式サイトによればバージルは三男で、
次男は5号のジョンだそうです。
「小学館のコロタン文庫39 SF怪獣と宇宙戦艦」にも次男バージルとあります。
・・・設定が変わった?
日本には間違って伝えられていたのかな?
まさか公式サイトが間違ってますか?



結構複雑な曲面構成の2号ですが、よく出来てます。
モデルはこのようにコンテナと別パーツ。
このようにディスプレイすることも出来ますが、
脚をはずして・・・


このようにディスプレイも出来ます。



このコンテナがまた、本体の穴に驚くほどぴっっっったりハマるんですわ。
見事すぎますよ。


磁力牽引車



第2話に、かの有名なジェットモグラ(日本名)と共に出たためか
わたしも全然覚えてなかった不遇のメカ。(笑)



横から見たトコ。
女子はどうか知りませんが、男子たるもの一度は工事現場で使われてる
クレーンやブルドーザーなどの重機に
そこはかとない憧れと魅力を感じるものですが、
高速エレベーターカーにしてもこれにしても、
それに近い感慨を受ける見事なデザインだと思います。



後ろ。
・・・これって、
電車の模型を、戦車か何かの模型のキャタピラではさんだものなんですね。
そんなとこまで見事に再現。(笑)


サンダーバード5号&3号



静止軌道にある、国際救助隊の宇宙ステーション。
地上から発進される救難信号を傍受して、
本部に通報する役目を負っています。




パーツ数が一番多いのがこの5号です。
突起も多いし、割と込み入ったデザインですしね。

わかりますでしょうか、
「INTERNATIONAL RESCUE」の文字が裏返しなの。
最初、作るときに間違って貼られたのかと思ったんですが、
画像検索して調べたらこれで正しいのでした。
窓に張られた文字で、中(モニタールーム)から見ると普通に読めるわけですね。



右の穴は、3号のドッキングベイ。
3×5って感じですか?(コラ)
居住区を取り巻く円形のコイル状のものは隕石防御フィールド発生リング。
このフィールドの影響を防ぐために、
メインアンテナはずっと下に突き出したかたちになってます。



3号って、32話中3話しか出てきてないんですね。
しかも、メインで活躍したのは宇宙での事故を扱った3話だけだし・・・
まあ、これただのロケットだしなぁ。
それにしても、もっと出ているものと思っていたのでビックリしました。
毎週オープニングで出てくるのを見ていたからかなぁ。

下の白い「3」の文字が、下を向いてるのと上を向いてるのがありますが、
これはTV画面に向かって3号がどっちを向いているかによって
使い分けるためと思われます。
つまりこういうこと。

右を向いているときは上向きの3の面をこっちに向け、

右を向いているときは下向きの3の面をこっちに向ける。

・・・地道ですよね。


このVol.1には、以上6種類の他にレディ・ペネロープのフィギュアがあるのですが、
これはプチレアなアイテムのようです。
こちらはスルーしました。

2002年6月2日 0:34:09


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