NEWRAY ROADRIDER COLLECTION その2

たま坊とZX-9R
背景はお台場の”船の科学館”わきの桟橋に停泊中だった船です。
フィッシャーズインスペクター・・・漁業調査船、と訳せばいいのかな。
これの撮影時にはまだありませんでしたが、今現在は、
画面向かって右側奥のほうに北朝鮮の武装工作船が展示されています。

先回に引き続き、今回のテーマもミニチュアバイクです。
いつものNEWRAY社のバイクに加え、
他のメーカーの1/12スケールのバイクもご紹介。

 NEWRAY KAWASAKI ZX-9R

ぜクロス、と読んではいけません。
先回未発売のようなこと書きましたが、ちゃんとカワサキのバイクも出てたのね・・・
あのGPZ-900Rの後継機種ということで、Ninjaのロゴが入ってます。
初期のZZRにもNinjaロゴが入ってた気がしましたが、最近のモデルにはないみたいですね。


やはり600円くらいのオモチャということで、カウル脇にねじ穴なんかがびしっと出てます。
が、まあ箱から出して手にとって見ていると、そういうところは意外と気にならず、
逆に細かい部分のできのよさに目を奪われます。


とくにこのリア周りのフレームの造形がよいです。
ZX-9Rは後輪を支持するスタビライザー付きのスイングアームがちょっと複雑なバイクなのですが、
ダイキャストできれいに再現してあります。


NEWRAY YAMAHA V-MAX

ヤマハのマッチョなバイク、V-MAXです。
暗くてよくわかりませんが・・・
このバイクは最近は街であまり見かけませんね。



エンジンの上に隙間があいてるのはなんだか変ですね。
エンジンのまわりに隙間があると、
小排気量のアメリカンバイクみたいでなんだか物足りない感じがします。

V-MAXはタンクの脇の(いや実はタンクじゃないんですが)銀色に輝くエアインテークが特徴的です。
このバイク、低回転時には1つのシリンダーに対して1つのキャブレターで普通に吸気を行っていますが、
高回転時には1つのシリンダーに対して2つのキャブレターから吸気を行う、
Vブーストという仕掛けが組み込まれています。
吸気量が倍になって、ターボみたいな効果があるわけですね。
このVブーストシステムは海外向けのV-MAXにしかついてないのですが、
国内仕様車でも改造しちゃえばつけられるみたいです。
なかにはエンジンの回転数に拘わらずに、スイッチひとつででVブースト発動ができる
パーツとかもあったりして、・・・これ、なんか燃えますなぁ。(笑)


エンジンの隙間が見えないので、かなりリアルに見えるアングルです。マッチョですなぁ。
以前このバイクのプラモ(1/12)を作ったことがあるのですが、
エンジン周りはともかく、全体的には遜色ない出来です。
あれ、1200円もしたしなぁ。


ワンフェスで購入した1/12のHONDA NSR500です。
レース用のバイクなので、ミラーもスタンドも付いてないです。
(・・・ああっ、外付けスタンドが前後逆じゃん!今気がついた!ギャー!)

メーカーはminichamps。ドイツのメーカーのようです。(製造は例によってmade in chinaですが)
箱の裏の注意書きには、「これは精密なスケールモデルで、オモチャではありません」と
ばっちり書かれています。
そういいたくなるのがわかるほどとても精密なモデルで、これで3500円は安いと思いました。


カラーリングがオモチャっぽくて損をしている感じですが、非常に精密なモデルです。
細かいところに目を向けると、ため息物のディティールがそこらじゅうにあります。


カウルは左右ともこのように外せまして、中を見ることが出来ます。
細かいパーツのほかにも、ブレーキのパイプなども再現されており、また、
タイヤにはエアの注入口なんかもちゃんとついてます。
一番下にぶら下がっているラジエターはオイルクーラー用ですかね。


ハンドル周りも見所のひとつです。
レーサーならではの配置で、タコメーターやデジタルTEMPメーター(油温・水温計)が並んでます。
セパレートハンドルを固定しているボルトやワッシャーも緻密に再現。
見ることができないカウル内部もかなり作りこまれているみたいで、
ちょっと分解して中を見てみたくてしょうがないです。
壊れちゃうから分解はできないんですけどね・・・


今回のオチです。

左の2台は以前紹介したNEWRAY社の赤いYZFと青いGSX-Rです。
では、右の白いYZFと黒いGSX-Rは?
一見すると、同じモデルの色違いみたいですが、実はまったく別物なのです。


トランスフォーム!(笑)








タンクがどんでん返しになって、頭が!
カウルが左右に跳ね上がり、そこから腕が!
そして・・・



シートから後ろは180度回転して足に。
そう、ロボに変形するのです。
足は動かないし、ちょっとかっこ悪いけどね!



早川玩具という日本のメーカーが出している、ファミレスやドライブインで
売っていそうな感じの子供向きのおもちゃです。(製造は例によってchina)
変形はかなり稚拙なんですが、バイクのメカニックが剥き出しになり、
複雑な形状になるためにそれほど安っぽく感じません。

手前のGSX-Rロボは、よく見ると実はフロントフェイスがGSX-Rなだけで、
ハンドルや前輪を含めたボディ全てはYZFなんです。
変形させる部分は共通のモノなわけですね。
ふ〜ん。フロントが違うだけでちゃんとGSXに見えるもんだなぁ。
(私がいいかげんなだけか?)

それにしてもこれ、並べてわかるとおり、いくらなんでもNEWRAYのバイクにそっくりすぎです。
いくらおなじ1/12スケールだからといっても、
メーカーが違えばそれなりの差異は出てくるはずなんですが、
大きさもなにもかも同じって・・・・

比較してみると、フロントのライト周りのパーツはどうもNEWRAYのモデルから型取りしたか、
おなじ金型で作られているみたいです。
形状も鋲の造形位置もパーツ分割ラインも同じですから。
まあ、変形する都合もあるし、ミラーやウインカーなども細かいものまで
ほとんどのパーツは新たに作っているようですが、それにしても大胆な・・・。

つーか、技術はあるみたいだし、
こちらもNEWRAYみたいに変形しない普通のバイクのミニチュア作って欲しいなぁ。
アメリカのメーカーが出したりしないような、おやじ世代が懐かしがるような国産バイク。
需要はあると思うんですけどね。

2003年8月11日 21:09:49

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