正体不明の信号を受信し、その調査のためにコースを外れて、 惑星LV426に降り立った宇宙貨物船ノストロモ号。 信号の発信源は異星人の宇宙船で、そこで謎の生物「フェイスハガー」に襲われた 乗組員ケインの胸を突き破って生まれてきた、ヘビのような異星の生物はノストロモ号船内に逃走。 それを捕獲するために、乗組員はダラス船長・ランバート・アッシュ組とパーカー・ライバック・リプリー組に分かれ、 動体感知機を使い手分けをして船内を捜索することになった。 リプリー:ここで二手に分かれましょう。 私とパーカーはあっちを探すわ。 ライバック:わかった。じゃあ私は向こうを。 気をつけて。 パーカー:あんたもな。 ポポ・ポポ・ポポ・ポポ・・・ パーカー:おっと、ソナー感。距離5。 リプリー:潜水艦のソナー員じゃないんだから。 ・・・って、え?距離、5メートル? パーカー:うん、すぐそばや。 気ぃつけて。 ポポポ・ポポポ・ポポポ・・・ パーカー:「サイレントデバッカーズ」ちゅう名作ゲームを思い出すなぁ。 目に見えないエイリアンを音を頼りに倒すゲームでな・・・ リプリー:パーカー、静かにして。 パーカー:ポンポポポポッポッポ、ポポッポポポポポポポポポポポポポン。 リプリー:ぅやかましいっ! ・・・つーか、そんなネタだれもわからないって。(TBSラジオ「ぽぽらじ」ネタです) ポポポポポポポポ・・・・ リプリー:そこの影にいるみたい。 ねぇ、パーカー。ちょっと行って捕まえてきて。 パーカー:・・・えっ?ウチが?嫌やそんなん! ウチがアミを構えてるさかい、あんたがその電磁ロッドで追い立てて。 リプリー:わかったよ。・・・じゃあいくよ、 いち、にの、さん!でやるからね。 いち、にの・・・・ リプリー:さ・・・ バリバリバリバリバリバリッ! パーカー:ぎゃあああああっ! なっ、なにすんねん! リプリー:うわ、ごめん。ここ狭くってさ、 ちょっとさわっちゃった。 じゃあ気を取り直して、行くよ? パーカー:勝手に取り直されてもうた。 リプリー:いち、にの・・・ ジョーンズ:ばあぁっ! リプリー:きゃああああっ! パーカー:うわああああっ!・・・って、ジョーンズ!? ジョーンズ:うまくいたうまくいった! ジョーンズ:「きゃあ」だって! ビックリした?あはははは。 リプリー:・・・・・・・・・・ジョーンズ。 ビリビリビリッ! ジョーンズ:にゃああああっ!いたいいたたた! リプリー:こら!ジョーンズ!私達は遊んでるんじゃないのよ! ジョーンズ:うわぁぁぁん!リプリー、ごめんなさぁぁぁぁい!(たたたたたた) リプリー:待ちなさぁーい!(たたたたたたた) パーカー:・・・あー、驚いた。 もぅ、なんちゅうイタズラ猫や。(注:あれは猫です) ポポポポ・ポポポ・ポポ・ポポポポポポ パーカー:ん?ソナー感。 リプリー達戻って来たん? エイリアン:シャァァァァァァァ パーカー:・・・・・!! リプリー:ジョーンズ、待ちなさいってば! またないとご飯ヌキだよ! ジョーンズ:いいも〜ん。ケィシー・ライバックさんに作ってもらうも〜ん。 ケィシーさんの作ってくれるご飯のほうがおいしいも〜ん。 リプリー:くっ!プロのコックさんと比べないでよ〜! パーカー:ぎゃあああああああああ・・・・ リプリー:・・・パーカー? ジョーンズ:どうしたんだろう。 リプリー:パーカーになにかあったんだよ。一時休戦しよ。 いい子だからついてきなさい。 ジョーンズ:うん。 リプリー:パーカー?どうしたの〜? なにかあった・・・きゃあっ! パーカー:うう・・・巨大なエイリアンに襲われた・・・ まだその辺にいる・・・・気ぃつけてや・・・・ リプリー:パーカー、しっかりして! パーカー:こ・・・、この借りは「2」で返したるさかいな・・・・ガクッ リプリー:パーカー!パーカー! ジョーンズ:リプリー、あっちから何か来るよ。 そこに隠れよう。 リプリー:・・・・うん。 ジョーンズ:さっきのヘビみたいなのが、 もうあんなに大きくなったの? リプリー:見つかっちゃう。ジョーンズ、静かにして。 (あいつがどこかに行ったら、すぐに皆にこの事を知らせに行って、 医務室でパーカーを診てもらわなきゃ・・・) ジョーンズ:怖いよ、リプリー。 リプリー:大丈夫、大丈夫だよ。 ジョーンズ:・・・・・ん?(うずっ) ひゅん・・・ひゅん・・・・・ ジョーンズ:・・・・・・・・・あぅ〜(うずうず) リプリー:ジョーンズ? ジョーンズ:・・・・・あうう〜〜ん、あうう〜ん、(うずうずうずうず) ジョーンズ:うにゃああっ! リプリー:ジョーンズ!? エイリアン:キシャーーーー! エイリアン:シャァァァァッ ジョーンズ:にゃっ?しまった。 リプリー:「しまった」じゃないでしょ! エイリアン:キシャッ! リプリー:うううう、えいっ! バリバリバリバリッ! リプリー:これでどうだーーーっ! エイリアン:・・・・・・・・・・・シャ? バリバリバリバリッ! リプリー:・・・・・・・・・あれ? エイリアン:・・・・・・・シュルルルルル ジョーンズ:・・・全然効いてないみたいだよ? リプリー:うあああああ〜 ジョーンズ:食べられちゃうぅぅぅぅ! エイリアン:キシャアアアアッ! リプリー:きゃああああっ! ジョーンズ:にゃああああっ! プッシュウゥゥゥ・・・ゴゴゴゴ・・・ ライバック:リプリー、どうしたんだ? 今、悲鳴が聞こえ・・・ エイリアン:キシャアアッ! リプリー:ライバック!パーカーがこいつに・・・ ライバック:・・・・・・・・・なんてことだ。 エイリアン:キシャアアッ! ク ダッダッダッダッダッ リプリー:ライバック、危ない! エイリアン:シャアアアアッ! ・・・ヒュバッ ドシャッ エイリアン:シャァァァァ・・・・? ライバック:2人とも、危ないから部屋の隅にいてくれ。 リプリー:・・・はい。 ライバック:この怪物は私が片付ける。 エイリアン:キシャアアアアッ!! バシッ ビュゥン バシッ ズドンッ エイリアン:グハアッ! ズバン エイリアン:シギャアアアッ! ドシャァ! リプリー:ライバック・・・・? ライバック:ああ、ノストロモ号のコックになる前、 私は海軍特殊部隊にいたんだ。 リプリー:・・・は、はぁ。 ライバック:・・・相手が人間でないとすこし勝手が違うものだな。 エイリアン:キシャアアアアア・・・ ビシッ バキッ!! エイリアン:ガハッ ズドン エイリアン:ガフッ・・・ ゴッ エイリアン:ゲアッ ギギギッ、ギギギギッ エイリアン:キシャアアアアア・・・ ライバック:・・・・ぐぅっ。 バキンッ ジョーンズ:やったぁ! ライバック:・・・ふぅ。 2人とも、もう大丈夫だ。 無事だったかい? ジョーンズ:ケィシーさん強いんだね! すごいすごい! ライバック:すぐにパーカーを医務室に連れて行こう。 リプリー、運ぶのを手伝ってくれ。 リプリー:あ、はい。 ジョーンズ:じゃあ僕は他のみんなを呼んでくるよ。 ライバック:ああ、たのんだぞ。 リプリー、君は足のほうを持ってくれ。 リプリー:はい。 ・・・よいしょっと。 エイリアン:・・・・シュウウウウ リプリー:ケィシー!? ライバック:まだ生きていたのか!? エイリアン:シャアアアッ! ビュッ ライバック:くっ! リプリー:ライバック、肩が! ライバック:かすっただけだ。 パーカーを頼む。 エイリアン:シュウウウウ・・・ ライバック:しぶとい生き物だな。 エイリアン:シュアアアアッ! ライバック:何度かかってきても同じだ! エイリアン:シュアッ! ヒュュン ライバック:はっ!? エイリアン:シュアアアアア・ア・ア・ア・ア リプリー:ライバック!! ライバック:・・・お前が何者かは知らないが、 なかなか強いことは認めよう。 だが、ひとつ教えてやることがある。 ドゴッ! エイリアン:シュギャアアッッ!! ライバック:・・・こんなときに舌を出してると、噛むぞ。 ライバック:これで終わりだ。 エイリアン:シャアアアアアッ ライバック:はあああああああああああああっ! ドドドドドドドドドドドドド エイリアン:ゲハァッ!!!!! ドン ドサッ エイリアン:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ライバック:・・・・ん、リプリー、驚かせてすまなかった。 今度こそ大丈夫だ。 リプリー:ライバック、無事で良かった。 さっきはもうダメかって思った。 ライバック:リプリー、・・・お願いがあるんだが。 リプリー:なに? ライバック:この船の”あるクルー”には私の軍歴を知られたくないんだ。 だから私がこの怪物を倒したことは他の皆には黙っていてほしい。 船長には私から報告する。 リプリー:あるクルーって・・・? ライバック:それは君にも言えない。 ・・・黙っていることを、約束してくれるかな。 リプリー:・・・わかった。 ライバック:よし、パーカーを医務室に連れて行こう。 リプリー:うん。 こうして私は、ライバックと沈黙の約束をしました。 この事件は、異星生物とのファーストコンタクトであるにもかかわらず、 会社側より緘口令がしかれて、まったくニュースになりませんでした。 幸いパーカーは近年進歩したマイクロマシン治療によって一命をとりとめ、全治3週間の怪我ですみました。 ライバックの言っていた「あるクルー」とはアッシュのことだったかもしれません。 なぜなら、地球に帰り着いたその晩、アッシュもライバックも、ノストロモ号から姿を消してしまったからです。 また、船の航行記録からも彼らの記録は抹消されていました。 彼らがどういう秘密の役割を持ってあの船に乗り込んでいたのか、私にはわかりません。 しかし私はのちに知ることになります。 このライバックもアッシュも抹消された航行記録では、 私があのエイリアンを倒したことになっていたことを・・・。 |
うう〜、軽く済ませるはずだったのに、またヘビーな更新になっちまいました。 セット作ったり、地味ですが合成がたっぷりあったり、 ネコ耳ドール作ったり、リペイントしたり、・・・はふぅ〜〜。 次回あたり裏話など、ショートでやります。 |