R・たまぼー・ウエインライト 「THE ビッグオー」は1999年10月より放送されたロボットアニメです。 数多くの謎を残したまま物語の中盤の第13話で放送が終了しました。 これは放映前に、「THE ビッグオー」シリーズ構成の小中千昭氏のサイトにて事前に告知されていたとおりで、 本来26話構成の物語が13話に短縮されてしまったゆえの結果なのです。 アクションとドラマが絶妙に組み合わされ、ロボットアニメファンでなくとも楽しめる面白いアニメだったのですが、 地上波ではなくWOWWOWでの放映のみだったということもあって、日本では微妙にマイナーな存在となり、 残念ながら”人気爆発”ということにはなりませんでした。(同様なのに「ブレンパワード」「ベターマン*」など…) ですが、一方でこの作品に惚れこんだファンを多く生み出しました。かくいう私もそのひとりです。 思えばこれが一番ビデオを見かえす回数が多いアニメな気がします。 日本ではそのような状況でしたが、これがアメリカで放映された際の評判はさらに高く、 カトゥーンネットワークよりの要望で14話以降の残る13話が製作され、 2003年初頭より「2ndシーズン」として放映されて、ついにその完結を見ました。 その結末はかなり難解なのですが、 双葉社から発売中の「THEビッグオーオフィシャルガイド」に ある一定の解釈が書かれていますので、気にかかってる方はこれを読むとよいでしょう。 1stから2ndにいたる製作裏話も面白いです。 13話にそんな秘密があったなんて! あれをそんなつもりで作っていたなんて! ダマサレ(以下略) * 訂正:ベターマンはWOWWOWじゃなかったですね。勘違いしていました。 あれもマイナーなロボットアニメには違いありませんが… 2004年3月25日 20:28:03 |
今回のコスプレは「THE ビッグオー」のヒロインのひとり、R・ドロシー・ウエインライトさんです。 その正体は、ティモシー・ウエインライト博士により彼の娘として作られたアンドロイドで、人間ではありません。 彼女は人形にように常に無表情ですが、それゆえに見ているこちらは彼女の感情や思考を、 読み取ろう、推し量ろうと、ついつい注目してしまいます。 するとそうしているうち、いっけん傍若無人な彼女の無垢さや一途さや可憐さ、 立居振舞のチャーミングさが際立って見えてくるのです。 ウエインライト博士の娘として、愛をうけるために生まれてきたドロシーは、その無表情さもあいまって、 アニメによくある「ロボッ娘」とは一線を画す存在で、いわば動く「人形」といえる存在です。 その「人形」の彼女にドールファンの私が惹かれるのは、むしろ当然なのかもしれません。 また、彼女を生み出した小中千昭氏もまたドールファンであり、 そう意識しないにせよ、しているにせよ、 彼がドロシーを描くとき、ドールファンの琴線に触れるような描き方になっているのかもしれません 上の画像は、ロジャーと一緒のドロシーをイメージしてみたものです。 男性ドールとたま坊の大きさは、実はさほど変わらないので、ロジャートドロシーの身長差を再現すべく、 別々に撮影して、たま坊を小さめに合成してあります。 全身図 そのものズバリではなく「それっぽい雰囲気」止まりのコスプレです。 スカートはプリーツは入っていないし、エリももっと大きいです。 たま坊がドロシーと同じボブヘアなので、シルエットは似ましたかな。 ドロシーの大きな特徴であるカチューシャは取り付けませんでした。 あれ、髪の毛が痛むので…。 メイド服っぽい配色とデザインですがそれもそのはず、 彼女は借金を返す為、ロジャーの家でメイドとして働いているのです。 寝起きの悪いロジャーを、美しいピアノの調べで起こす 彼女の献身ぶりは見るものの涙を誘います。多分。 あと、個人的な見解ですが、ドロシーの、 あのストッキングに包まれた脚には萌えます。<最低だわ |
グリフォン コトブキヤのワンコインフィギュアシリーズの、ロジャーの愛車「グリフォン」です。 昔のアメ車をディフォルメしたような長四角いボディを持ち、遠隔操作できるミサイルやマシンガンを装備し、 また地雷や撒き菱を散布したりできるという、非常に物騒なクルマです。 まあその武装のおかげでロジャーは何度か命を拾っているわけですが。 時にはビッグオーの足の内部に格納されていたりしてビックリ。 ワンセブンみたい。 バットモービルがモチーフなんでしょうね。 |
BIG-O 全高・重量・製造年など全て不明の、メガデウスと呼ばれる怪ロボット。 ネゴシェイター、ロジャー・スミスが、自分の正義を貫く為にこのビッグオーで戦います。 足音がレッドバロンと同じです。 日本国内未発売のビッグオーのアクションフィギュアです。 BANDAI製で、先日のトイフェスにて5000円で購入。 同日開催のワンダーフェスティバルでは、これに1万円の高値がついていました。 「THE ビッグオー」はもともとビッグオーの超合金化を中心にすえた企画だっただけに、 国内販売商品がプラモデルやガレージキットだけだったのはなんとも残念です。 せめてこのアクションフィギュアだけでも国内発売して欲しかった。 メタルダイキャスト製の「超合金ビッグオー」があれば、もっと欲しいですけど。 上の合成画像では色をかなり渋めに補正していますが、 実際はこのように明るいアニメカラーな配色になっています。 肩だけは自在に動くものの、構造上、関節可動範囲がとれないデザインなので、 ヒジや脚の関節は少々動く程度。 それでもけっこう遊べるのですが、もうちょっと脚関節が動けば、 いろいろなポーズがビシッと決まってよかったかもしれません。 サドンインパクトの構え 映像内では特に原理は説明されないものの、 パンチの当たる瞬間衝撃波を放出して敵を粉砕するらしいことがわかる、 ビッグオーの必殺技です。 もっとも、ビッグオーの武装はどれも強力な必殺技ばかりですが。 大きさ比較。全高20センチほどです。 横幅ありすぎ。 |
ビッグオー出現 ビッグオーはロジャー・スミスの呼ぶところ、地下経路を使ってどこにでも現れます。 出てきたところにビルがあっても全然お構いナシです。 これは汐留の某電2ビルの下からドカンと出てきたところ。 はた迷惑。 クロム・バスター(13話のラストシーンっぽく) 額のクリスタル部分から発射される強力な光線技。 武装なんだけどあえて光線”技”といいましょう。 発射の際、両腕を上にあげ、 その後このように胸の前でこぶしを合わせるアクションが付きます。 緊急発射時にはそんな悠長なことしないので、このポーズに意味はないのかもしれません。 アーク・ライン(10話っぽく) 両目から発射される光線技。威力はクロムバスターより低いようです。 そんなことより、発射時のポーズが超かっこいいので、私はこれが一番好き。 多分あのポーズにも意味はないんでしょうけど、でも! |
なんか、機龍のときみたいに合成したりない感じなので、いろいろ。 おもちゃを紹介するために合成画像を作る、というのがいつものここの更新の基本的な形なのですが、 その合成の対象を好き過ぎたりすると、たまに目的と手段が逆転することがあります。 つまり、とりあえず合成画像を作っちゃったのち、付けるキャプションもないまま、 または無理やりキャプションをつけたのち掲載したりします。 ↑これみたいに。 7話っぽく (こんなに霧は出ていませんでしたが) 今回合成画像を作ってみて気がついたんですが、ビッグオーって青空が似合いません。 考えてみれば作中では、曇天や夜間、またドームシティの中など、晴天下での戦いが描かれていないのです。 もちろん偶然ではなく、シリーズに特定のイメージをつける演出の一部なのでしょう。 (18話がドームのなかとはいえ青空下の戦いですが、バックに富士山があったりして、 まるで書き割りの風景のようであまり現実味がありません。敵は合体ロボだし。) 合成する立場からすると、曇天や夜間や霧の中の光は室内灯で表現できるため、 実は作業が楽だったりします。逆光だとさらに楽。 2枚上の仁王立ちのは10分かかってません。 逆に、晴天の光は室内灯では再現しきれないところがあるので、撮影も合成も難しいです。 日光を光源に撮影できればなんてことはないのですけどね。 |