天獄
第1巻フィギュア特装版
ウルトラジャーンプ!


今回は、ウルトラジャンプコミックスの「天獄(1)」フィギュア特装版の
砂姫さんフィギュアです。紹介すんの遅すぎだよ〜。
驚愕の23箇所可動で限定1万個であることとか、もう「天獄 砂姫フィギュア」でぐぐれば
なんぼでも引っかかるので、細かいスペックなどはそちらを見てください。(…丸投げしやがった)

この砂姫フィギュアを造形された浅井真紀氏のサイト
製作に関する裏話や、このフィギュアでの遊びかただけでなく、
本来、製造元のユージンがフォローするべき製品の不具合の解決法を提示されています。


メイドさんの街を睥睨
「あ〜、メイドさんに会いたいなぁ」
そんなお悩みをお持ちのアナタ。
数年前までは、メイドさんスタイルの女性はコミケのコスプレくらいでしか拝めないものでした。
でも最近ではこの街にくればいつでも見たいときに見られます。
電気街→オタク街に変貌を遂げた秋葉原。
徘徊するお客さんのニーズに合わせて、喫茶店だけでなく、
ゲームセンターの店員さんの制服までもがメイド服風に変化しております。
通り1本向こうはもう普通の町なのに、この一帯だけまるで異空間のようです。

さて、2005年の秋には、山手線を挟んだ東側にヨドバシカメラの大型店舗が進出してきます。
独自に大型駐車場を備えたこの店舗が完成した暁には、秋葉原の電化製品販売勢力図が
一気に書き換えられることが予想されます。が、
これに対抗するための答えはすでに提示されています。起死回生の妙案です。
石丸、ヤマギワ、サトウムセン、ラオックスなど秋葉老舗の電気店も、
メイド服の制服採用を検討なされてはいかがでしょうか。(きりりっ)
石丸はイヌミミ、ヤマギワはネコミミ、サトウムセンはやはり豹ミミ、ラオックスはウサミミなど
ミミでキャラわけをすれば、各店で個性が出せる上に、なお一層の集客力のアップが見込まれます。
接客時の語尾にも注意です。
「DVD売り場は4階ですワン!」などと語尾に特徴をつけるのを忘れてはなりません。
クレーム対応の際にも、「みゃう〜。今後はこのようなことがないように気を付けますにゃん」などと言えば、
お客様の気持ちをやわらげる効果があると思われます。
それと尻尾を効果的に使うのも忘れてはなりません。
例えば石丸の店員さんは、売り場で商品を見ているお客に売り込みをせず、
呼ばれるまで待っている接客方式をとっていますが、
こんな「待ち」のとき、売り場の隅で立ちつつ、
尻尾をパタパタさせて「呼んでくれるかな?まだかな…?」という表情でお客さんを見つめるとか。
この無言のプレッシャーに耐えられるお客なぞ、居ようはずがございません。

このアイデア、いかがでしょうか! < つまみだせ

バトルフィールド

1巻のクライマックスは、公園での敵とのバトルです。
物語の背景とか全然説明がないので、敵は何者かとか、なにが目的かとか、まるでわからないんですけど、
かといって複雑で難解な物語かというとそうでもなく、いたってシンプル。
とりあえず砂姫さんにとってはご主人様に害するものは全て敵なので戦う、という物語です。

出来のよさげなオマケの砂姫さんフィギュア目的で購入したこのフィギュア特装版。
実のところ、私はこの「天獄」というコミックはこれではじめて読んだのですが、なんかいいですね。
キャラクター的には、典型的なイヌキャラの砂姫さんよりも、自律行動派の透瑚とか好みです。
最初はありがちなコギャルかと思いましたが、案外素直でいい子で直情的で、見てて和みます。
2巻はぜひ透瑚フィギュアで。

あと、絵的には「脚」を強調したアングルがやたら多いのもちょっと嬉しいポイントかな〜。(笑)
てか、脚だけしか描かれてないコマ多すぎ。
出てくるのが眼鏡っ娘ばっかり、ちゅうのもなんか惹かれるところです。

メイドジャーンプ

彼女のご主人様は、空(うつほ)君という美少年の姿をした吸血鬼。そして彼に仕える彼女もまた吸血鬼。
彼女の身体能力の高さの秘密はそのへんにあるようです。でも一方で、直射日光とか全然平気。
ご主人様も木の杭を腹に刺されても大丈夫の模様。
ヴァンパイヤものは、ハマープロの提示した設定に忠実なものもあれば、
そこにオリジナル要素を盛り込んだものもありますが、この「天獄」は後者でしょうか。

最近読んだ電撃文庫「悪魔のミカタ」のザ・ワン編は、かなり大胆にオリジナル要素を取り込んだ、
興味深いヴァンパイヤものでした。
吸血鬼ザ・ワンに血を吸われた者たちは吸血鬼となり、同時にオードと呼ばれるもので
精神を共有できるようになります。
オードで繋がった者同士は遠隔地でも会話できるだけでなく、
言葉にすることなく気持ちをそのまま伝えることができるようになります。
そこには誤解も諍いも孤独もない、他人と完全にわかりあえるコミュニティがあるのでした。
しかし、主人公達は吸血鬼となることを拒み、家族や仲間を取り戻す為に戦います。
そういうお話。ライトノベルにあるまじき本の厚さと字の小ささと隙間のなさなので、
けっこう読み応えもあります。

ちなみにこの小説にも美少年のご主人様を慕う「サキ」というメイドさんが出てきてたり。
はやりですか?

教団のお人形

砂姫さんと闘うのは、「教団」と呼ばれる組織のしもべ、聖職者の姿をした人形達です。
公園に出現するのは、おかっぱでメガネをかけてるシスター姿のお人形。
うわ、めっちゃ好み…。
すいませんシスター。ボク教団に入りたいんですけど。一緒に悪い吸血鬼を殲滅しましょう!(ぉ
というわけで、たま坊のコスプレ。

たま坊と同じおかっぱ頭とはいえ、コミックに描かれている実際のシスターの髪型は、
ワカメちゃんカットというか、知世ちゃんのお母さんというか(そっくり)、
そんな感じのショートボブなんですが、そこはご容赦。

かけているメガネはプラ板で自作してみました。
がんばってみたけど、デジカメで撮って拡大して見ると、やっぱ大雑把なのバレバレですね。

砂姫さんアップ

メガネは実物の一部を合成し、レンズ部をCGで書き込んだものです。
ついでにオッドアイも再現。

フィギュアのメガネは軟質の樹脂でできた前髪と一体成型になっているのですが、
その樹脂のせいか表面がでこぼこ歪んでいて、残念ながらここまでのアップには耐えるできではありません。
フィギュアとメガネは相性が悪いです。
コストはかかりますが、エッチングパーツとかで何とかならないものかしら。


VERSUS

決戦の時は来たれリ。

砂姫「問答無用ですか…お相手いたします」
するとおもむろに、怪しげな図形を地面に描き始める教団のお人形。
魔法陣か!?
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…





砂姫「あの、これ……ケンパ?」
小石を手に、嬉しそうにコクリとうなずくお人形なのだった。
砂姫「……陣地、有りですよね?」
今まさに、ローカルルールのすり合わせが始まろうとしていた!
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…



公園では楽しく遊びましょう。

2004年8月3日 19:58:42