TAMAKI’s Little Treasureはただ今より通常モードに移行します。皆さん、また遊んでください。 今回は、「学研の図鑑フィギュアシリーズ 恐竜」と、フェバリット製ポリストーン精密フィギュア ディノニクスをネタにして合成してみました。 背景は既存の素材集からとったものの、その恐竜の生活地域や環境を再現してるわけではありません。ていうか結局わかんないし。 左が ディノニクスさん 小型の肉食恐竜です。 こんなのが闊歩している時代に生まれなくて本当の良かった。 「アイス食うかな」 恐竜の寒冷化絶滅説の真相。 「学研の図鑑 フィギュアシリーズ 恐竜」は、 去年(2003)の夏くらいに発売された、ブラインドBOX式の 食玩サイズフィギュアシリーズです。製作はバンダイ。 出来のほうは、まぁ言わずもがなな感じです。 BOXアートはこのように図書館にならんでいる学研の図鑑を模していて面白いです。ユニークですがちょっとお堅い感じで、中身の魅力を伝えるのには向いていないかも。ちなみにこのフィギュア、行きつけのプライズショップで安売りしていたものです。「10個入り480円か〜」と悩んでいると店長さんが「300円でいいですよ」と言ってくれたので即買いでした。 |
トリケラトプスの親子 Tricertops 白亜紀後期の北アメリカにいた、襟巻きと3本角が特徴の、怪獣的記号に溢れた恐竜です。成田亮がデザインしたような感じで、とてもキャラが立っています。 この種は白亜紀後期に最も繁殖した恐竜だそうです。群れをなして生活していたそうで、なんだかサイとゾウの中間みたいな恐竜です。フィギュアはこのトリケラトプスを親子でディオラマ化していますが、これもゾウの親子のイメージがあります。 それにしてもこのフィギュアシリーズ、「図鑑」を謳っているのにその恐竜の詳しい小冊子とか、なにもついてないのねん。 「おかーさん、こっちをみて萌えてる人がいるよ」 「…目を合わせちゃいけません!」 周飾亜目の角竜、萌え〜〜! これは今年の夏に幕張メッセで開催された大恐竜博にあった、トリケラトプスとカスモサウルスの実物大の頭部復元模型。むっちゃかっこええですな! 装飾用とかディスプレイとかいわれているこのエリですが、この戦闘的なデザインからして、やはり攻撃専用な気もします。カスモサウルスはエリが空洞で軽いので、頭部を振り回して攻撃したんじゃないのかなぁとか思ったり。あとコーナリング時にダウンフォースを得ら(ry ところでこのカスモサウルス、昔、ケラスモサウルスって呼ばれてませんでしたっけ。検索しても1件もヒットしないし、気のせいかなぁ。 |
エラスモサウルス&プテラノドン Elasmosaurus&Pteranodon 加害者がエラスモサウルス、被害者がプテラノドン。 これは無理もないことですが「学研の図鑑 フィギュアシリーズ 恐竜」といいつつそのラインナップの40%が恐竜ではないというのがニントモカントモ。エラスモは爬虫類、プテラは翼竜です。両者とも恐竜ではありません。 エラスモサウルスといえば「ドラえもん・のび太の恐竜」でピー助をいじめていたやつらですので「悪役」のイメージがもともとありますが(笑)、このフィギュアはそのイメージを凌ぐ悪役面で造形されてます。 構図からいって東映映画「恐竜・怪鳥の伝説」のプレシオサウルスを彷彿とさせます。「恐竜・怪鳥の伝説」は私にとって、子供のときに夢のある恐竜映画だと見て以来トラウマになっている映画です。湖怖いよ〜。湖底洞窟怖いよ〜。渡瀬恒彦のモミアゲ怖いよ〜。 一方プテラノドン。昔は茶色のコウモリみたいな描かれ方でしたが、最近はいろいろカラフルに描かれています。10年前は毛が生えていたなんで珍説扱いでしたが、今ではそういうのもアリと定着した感がありますね、さすが飛鳥先生。近年のこういった古代生物のイメージの変化の流布に大きく寄与しているのは、やはり映画「ジュラシックパーク」シリーズだと思いますが、これの3に出てきたプテラノドンも、翼をたたんでチャッカチャッカと浅草のおっさんみたいに歩いてきたりして、なかなか衝撃的でした。 エラスモサウルスは頭部はとても小さく間違っても1mもないはずです。でも、プテラノドンは頭の長さが1.8mもあったんですけど〜。大きさおかしいでしょ。このプテラが子供なのか、エラスモが実は全長50mくらいあるのか。 |
ステゴサウルス&ケラトサウルス Stegosaurus&Ceratosaurus 「&」というか「VS」というか。ステゴサウルスを襲おうとしたケラトサウルスが返り討ちにあっているところです。尻尾のスパイクはこのように攻撃用だったというのが定説ですが、ステゴサウルスがステゴサウルスであるゆえんのこの背中に並ぶ板状の骨は、いまだになんの為にあったのかはっきりしないようです。この板は背骨につながっていないので、どういうパターンで並んでいたのかも正確なところは不明らしいですし。でも緑色なのはなぜかデフォルトですね。昔の恐竜図鑑はなぜか「この恐竜はこの色」と設定でもあるかのように決まった色で塗られていました。そのため、恐竜の色はこうだったんだと子供はみんな固く信じていたものです。ティラノサウルスは茶色で、アロサウルスは青っぽくて背中に縞模様があるんだゼ! …化石に色素が残らないため、恐竜の色が確定しないのは今ではよく知られたことですけどね。いったいアレは誰が決めてたんでしょう。あと、やったもん勝ちみたいな、最近の極彩色の恐竜もどうかと思うなぁ。 顔はやめてッ! |
ティラノサウルス&パラサウロロフス Tyrannosaurus&Parasaurolophus 一番悪く見えるアングルから撮ってしまったような。白亜紀の大型植物食恐竜にはステゴサウルスやトリケラトプスみたいに武装しているのもいれば、パラサウロロフスのように素手の恐竜もいたりして、不公平感が漂います。 ま、どうせみんな絶滅したんだけど。(ぉ 研究が進んで恐竜の復元像は変化しましたが、このティラノサウルスもシルエットがだいぶ変わってしまいました。昔はしっぽを地面につけて直立してて、まさに怪獣といった風情でした。というか、ゴジラなどはその復元図を元にデザインされたんでしょうけど。でも今やティラノサウルスもすっかり動物っぽくなってしまって…。 なんて思っていたら、こんなフィギュアがありました。 DINOSAUR Oldies Model 懐かしい!そうそう、イグアノドンも直立してたよ! 原始少年リュウに出てきたのはこんな恐竜達だったよ! 最近じゃあジャックホーナーまで「ティラノ腐肉漁り説」を支持しはじめたというし。こいつの印象もこの先まだまだ変わってゆきそうですな。 だから、俺が倒したんだってば!(ほんとかな?) |
プレシオサウルス&リオプレウロドン Plesiosaurus&Liopleurodon 双方共に海生爬虫類。リオプレウロドンはジュラ紀後期にヨーロッパの海にいた首長竜の一種で、体長は12〜25m。ふざけんな。(笑)3m以上もある下あごが見つかっているらしく、捕食者としてのそのオーバースペックぶりには目を見張るものがあります。クジラがこのくらいかわいげがない動物だったら、いくら賢くても「とにかく保護しろ」みたいなことにはならないんだろうな、と思いました。 プレシオサウルスもやはりヨーロッパの海にいた首長竜で、そのおかげかネス湖にいるかもしれないヤツの筆頭候補でした。それにしても、皆がビデオカメラを持つようになったら、UFOもネス湖のヤツもとんと現れなくなりましたが、どういうことなんでしょうね。…シャイだから?(違う 首長竜って、上記のヤツのせいで見慣れているからなんとも思わなかったけど、改めて見ると、蛇の首を持った甲羅のない海亀って感じで、なかなかフリーキーですね。 「ゴボゴボ…おい、なんだあれ!」 「まだエアはある。浮上するのは待って様子をみよう」 「…なんか、もっとヤバそうなのがきたぞ」 |
ディノニクス Deinonychos 白亜紀前期の北米にいた全長(しっぽの先まで)3mの小型肉食恐竜です。 足元のカギ爪に見覚えがある方もいると思いますが、こいつはあの映画「ジュラシックパーク」のヒーロー、ヴェロキラプトルの仲間です。というか、あのあれはヴェロキラプトルと呼ばれていましたが、容姿や能力のスペックはこのディノニクスのものなんだそうです。 こいつの化石が発掘されて、その俊敏そうな形状から 「もしかしてさぁ、こいつ恒温動物じゃね?」という説が持ち上がり、その説はやがて恐竜全体に広がっていったのでした。 さてこのディノニクス、最近さらに設定変更があり、ウロコに覆われた肌が、フワフワ羽毛に覆われた体になりました。おかげでなんだか可愛らしく…はなりませんでしたが、とにかくイメージもルックスもまたガラリンと変わってくるのであります。 「鳥と恐竜のあいだに垣根がなくなってね」 「へえ〜」 といったダジャレもいずれポピュラーなものになるでしょう。 このフィギュアは学研の図鑑シリ−ズではなく、古代生物をおもにフィギュア化しているFavorite製のポリストーン製フィギュアです。もろそうなんで、落とすときっとシッポや首がポキッと折れます。 下の合成画像は集団で狩りをしている様子。恐竜といえばやっぱ火山の大噴火ですよね。 A「いま〜、わたしの〜、ねが〜いごとが〜、かなうな〜らば〜♪」 B「えも〜の〜が〜、ほし〜〜い〜〜♪」 |