今回は、現時点では最後のゴジラ映画、「ゴジラ・ファイナルウォーズ」の
ソフビ人形をとりあげちゃいます。
毎回、実物よりも数割増でかっこいい超絶な造形と美しい塗装で、
同時期発売の超合金の存在を脅かすBANDAIムービーモンスターシリーズですが、
今回もまた、すごいことになっております。
公開直前に「最低」などという風評が流れたこの映画ですが、
私はかなり面白く見ることができました。
怪獣映画なのに、本編が特撮に負けてない、いやむしろ本編の方が面白かったと思ってしまうくらい、全編にわたってパワーみなぎるエネルギッシュな作品です。お話はかなり頭悪いですし、アラも突っ込みどころも多数ありますが、でもこれB級映画ですから。イロモノですから。突っ込みどころをあえて見て見ぬ振りできる人であれば、楽しめる映画です。ある意味、昭和のゴジラシリーズに近いノリなんじゃないかと思います。オトナなら、ビール片手にダラダラ見るくらいがちょうどいいかも。
関係ないですが、X星人参謀の演技、どこかで見たことあるな〜って、ずっと思ってたんですが、
最近やっとわかりました。仮面ライダーファイズの海堂(蛇)そっくり。
どう?
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BANDAIムービーモンスターシリーズ
ゴジラ2005
ミレゴジをベースに、旧ゴジラをリファインしたかのような、スマートなゴジラです。最初この長い脚に違和感を感じましたが、慣れてしまうとこれがスパルタンな感じで、俊敏かつパワフルな印象を受けます。また下からあおったときのシルエットの美しさは格別。今までのゴジラで2番目にスキかもです。(1番スキスキはむろん機龍)
合成画像について
背景はお台場。ビルへの映りこみはちょっとウソっぽいです。本来、位置的にはしっぽが映るくらいのはずですが、あるアングルの後姿がめッちゃかっこよかったので、そこが映りこむようにずらしました。 |
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アンギラス2005
昭和の後期「ゴジラ対ガイガン」で、
ゴジラ「おい、アンギラス、すぐていさつにゆけ」
とゴジラにパシリ扱いされたうえ、偵察に行った先で防衛隊に撃退されてあっさり帰ってきちゃう萌え怪獣。 ”ミ゛ャ〜オンっ”という鳴き声も保護欲をかき立てます。
ファイナルウォーズには、「ゴジラ対メカゴジラ」でゴジラに化けたメカゴジラに痛めつけられて泣きながら退場して以来の、30年ぶりの再登場です。機龍隊隊長によく似た艦長が繰艦する空中戦艦”火龍”と死闘を演じる強力な怪獣になって帰ってきました。まるまってトゲトゲのボール状になって突貫攻撃してくる「アンギラスボール」はきわめて恐ろしい技です。ぶつかったりバウンドしたりすると、ボール本人も痛いんじゃないかと心配です。
合成画像について
劇中、アンギラスのパートはこのように、セピアっぽい色調のフィルターがかかったような画面処理がなされていたので、これを再現。おかげで色補正の不備も結構ごまかせているようです。前足をついているビルは、ヒビいれたり崩したりと結構手を入れたんですけど、このサイズに縮小したらみんな消えちゃった。
こんな感じナリ。
ついでに ラドン2005
一応買ったのでここで紹介。いや、なんかこれで合成画像を作る気なくなっちゃって。いまどきこれはないだろうと…
ラドンはCGを中心に使用することにして、もうちょと生物らしい感じを出したデザインに、リファインすべきだったと思います。
ファイナルウォーズでは、かつて(パラレルワールドで)ゴジラと共に戦ったアンギラス&ラドン&キングシーサーの3体がタッグを組んで、ゴジラと戦います。へドラやジラなど他の怪獣とのバトルと違って、この戦いはちょっとコミカルに描かれていて、東宝の愛を感じます。ちょっと嬉しかったです。
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誤ジラ
なにかと不遇な怪獣さんです。
私は結構あの映画は評価してるんですけど、ファンの間ではそうでもないみたいですね。
日本産のスーパーロボットものをアメリカで映画化したらモビルスーツみたいな描写になった、
みたいな感じで、怪獣を一歩リアルにした”生物”として描いてみたアプローチも悪くはないと思いますけど。
合成画像について
背景は素材集。「群集が逃げまどっているNYの街並み」の素材は存在しないので、
このように怪獣が現れてもみんな平常心を保ったままです。
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モンスターX
仮名なのかと思ったら正式名称だったXさん。下半身のシルエットがモロに人間なのが萎えです。それって東映系の怪人をあらわす一種の「記号」なんですよね。そのせいかどうも「怪獣」に見えないです。劇中では全身が映りまくっていることは少ないので、それほど気になりませんでしたけど。
こいつに関してはこれ以上語らないのがマナーでしょう。
合成画像について
背景だけで”空・ビル(奥)・ビル(手前)・右のビル”に分かれております。今回は、被写体と背景をなじませるために、最終的に全体に軽くエフェクトをかける、ちゅうのをいろいろ試しているのですが、これがその一番激しいやつ。もっとも、それでもわからない程度にエフェクトかけてるので、わからないと思いますけど。「イノセンス」のメイキングで、セルと背景の違和感を消すのにコンピューターでいろいろやっていたのを見て、それを思いつきました。 |
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ガイガン2005
本物よりもかっこいいと評判の、ムービーモンスターシリーズの最高傑作です。(断言)
店頭ではじめてこれを見たとき、たとえファイナルウォーズがダメ映画であっても、このソフビガイガンを世に出したという功績は不朽のものとして後世に語り継がれるであろう、と思いました。映画のほうも面白くてヨカッタ。
…肝心のガイガンの扱いには、多大な不満が残りますけどね。モンスターXさえいなければ、もっと活躍が見れたであろうに、残念ですのう。
それにしても、あ〜、かっこいいなぁ、もう!
合成画像について
これも、空とビルは別素材です。
背景はかなりいじってビルとか崩したんですけど、これも縮小するとつぶれてしまって、よくわからなくなる罠でした。中身が見えているビルは、建設中のビルの鉄骨を撮影したものをビルのレイヤーの下に張り込み、ビルをマスクすることで外壁が剥がれたように見せています。空もまた別レイヤーなので、鉄骨の隙間から向こう側が見える、というのも簡単なわけです。
右のビルの窓にガイガンが映りこんでいるんですけど、デスケド〜、…わかんないですね。
後姿もシビレるんだぜ。
遅れて、強化改造Ver.も発売されるので、そちらも楽しみです。新轟天も買おうかなと思ってますが、できはどうなんだろう。 |
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