今回は、昨年末にアルターから発売された月詠のブラインドボックスのフィギュアコレクション、 「月詠ふるふるふるむ〜んBOX」です。 以前紹介した、バンダイの「月詠 ネコミミモードセレクション」と同様に、全種が葉月という構成で、 大きさの方はとらのあなの「Palm Scenery 月詠」とおなじ10cmくらいの小ぶりなフィギュア。 他にも、ガシャポンフィギュアもありましたが、これら先行した月詠フィギュアと アルター「月詠ふるふるふるむ〜んBOX」の大きな違いは、その完成度にあるといっていいでしょう。 質の高い造形技術と彩色で作られているこの「月詠ふるふるふるむ〜んBOX」のフィギュアは、 小さいサイズながら、そのポーズや表情で葉月の可愛らしさ・色っぽさを見事に表現しています。 特に顔の作りと表情の良さは、とても繊細な仕上がりで絶品です。 小悪魔Ver. 黒の下着姿+網ストッキング+悪魔しっぽという、退廃的な雰囲気漂うコスチュームですが、 わたし的にはあざとさが目立って、他と比べると気に入り感はイマイチ。 合成するべき背景がまったく思い浮かばないフィギュアだったので、スルーしました。 網ストの模様って、これ印刷なんですよね。すごいですな〜。 マントVer. とらのあなの「Palm Scenery 月詠」でもあった裸マントです。 Palm Scenery同様、こちらもマントをはずすと全裸の葉月が出てきます。 Palm Sceneryと違い、こちらはやけに血色がいいのと若干太めなのとで、裸でも妙に健康的。 エロさよりも可愛らしさの方が、フィギュアの魅力として立っている気がします。 これも、合成するべき背景が思いつかないためスルー。 以下5種はデジラマ付きです。 |
YシャツVer. 「メガネっ娘萌え」とか「メイド萌え」とかよくわからないという人がいますが、わたしにとってはこの Yシャツとか、あと裸エプロンとかが、よくわからない「萌え」ポイントであります。 シャツのシワの造形が非常に良くできていて目を引きます。ここがYシャツ萌えのキモなんでしょうか。 流れるような髪の毛の造形も、小悪魔Ver.に比べて格段に細かいです。 小春日和の縁側で なにが困るって、こういうプライベートなときの格好で寝そべっているフィギュアを、 合成する背景を選ぶことですよ。 この格好からして場所は室内。寝ているので、寝られるようなスペースが背景に写っていないといけません。 しかも、それが画面の手前になければいけません。 スペースが奥なら、フィギュアも奥に小さく合成することになるので、意味がないのです。 フィギュアを入手してからそれ用に背景を撮影に行くのなら、ピッタリのモノが用意できるでしょうが、 ストックの中からピッタリのモノを探すとなると、これがなかなか大変です。すでに量も膨大だし。 この背景は、江戸東京たてもの園で撮りまくってきた背景用画像の一つですが、ほんとうは 縁側に立っている人をローアングルがら撮影したように合成するために、撮影してきた画像。 普段着で立ってるフィギュアなら、どこにでも合成できるんですけどね。 |
チャイナドレスVer. やんちゃな表情のチャイナさんです。 長い髪が嘘みたいに小さな輪っかにまとまったおかげで、 シャープな頬のラインとツリ目が前面に出てきました。 こんなはしたないポーズですが、不思議と下品さのない、 キュートなアイテムに仕上がってます。 微妙すぎて賛同をえられるかわかりませんが、 肩から二の腕にかけてのラインが美しいのも評価したいポイント。 きつそうだけど、どこか育ちの良さそうな感じの、 いい表情ですよね。 「レイアース」の海ちゃんとか、 「三者三葉」の葉子様とか。<誰も知らんよ あったかそうな部屋で これはわりとフツーな合成ですが、最終的に全体を暖色系に補正してあります。そんだけ。 「ふるふるふるむ〜んBOX」は寝そべっているポーズが多いので、背景素材も限られてしまって、 その選定には実はカナリ苦戦しました。 この室内、なにげにクリスマス装飾がなされていますが、気にしないでください。 |
ゴスレッドVer. これだけ、独特の表情を浮かべた、不思議な雰囲気の顔立ちになっています。 ちょっと口の位置が高いのかな。0.5mmほど下だったら、静かな微笑を浮かべた表情にまとまったと思います。 もっともこれはこれで捨てがたいいい表情ではありますが。 サンダルとつま先に妙なこだわりが感じられるフィギュアです。 やたらと緑色なサンルームで 座ってるフィギュアも、背景には困りますね。 最近は椅子などがあれば積極的に撮りまくるようにしていますが、まだまだストックが少ないです。 以前の、怪獣やロボットの合成用に撮っていた背景は、ビルとか高いところを見上げた画像ばかりで、 椅子とかそういうのは皆無なんです。合成するモチーフによって、背景の撮りかたも大きく違ってくるわけです。 この背景は、横浜のブラフ18番館。 とってもきれいなところなので、誰でもステキな写真が撮れます。 |
体操服Ver. 中央は色違いの青ブルVer. 全Ver.中で最も元気な表情の体操服Ver.。 くったくのない自然な笑顔が良く表現されています。 足をかかえるポーズは胴が長く見えがちなんですが、 ありえないほど短いシャツのスソがアクセントになって、 そう見えることを防いでいます。 多分。 日のあたるうららかな縁側で 背景はYシャツVer.と同じとこです。Yシャツのとこでも背景選定についていろいろ書きましたが、 背景に一番困ったのがこの体操服Ver.でした。 普通、体操服姿なら学校を背景にするのがしっくりきそうなんですが、運動靴とか履いているのならともかく、 靴下のまんまなのでそれもなんだか変です。やっぱり自宅内かなあ。 だいたい葉月は学校には行ってないんでした。 じゃあなんで体操服なんか持ってるんでしょう。家庭内コスプレなのかなあ。 とかいろいろ考えているうちにどーーーでもよくなって、結局YシャツVer.と同じ場所に。 2時間近く背景画像のストックをあさっていたのはまるまる無駄でした。 フィギュアの撮影は、つま先にフォーカスをあわせると足首から向こうがぼける程の接写だったので、 奥に1cm刻みでフォーカスを合わせて撮影し、合っている部分だけつなぎ合わせて1枚の画像にしています。 関係ないですが、ポニーテールにして鉢巻してると、「ニニンがシノブ伝」のシノブちゃんみたいですな。 |
ロリホワイトVer. DVD1巻特典フィギュアやPalm Scenery月詠、大きいものではキャラアニ「キャラクターフィギュア月詠」 でも作られた白ゴスロリドレスの葉月。ということで、葉月マストアイテムな白ゴスです。 どれがいいかといわれれば、原作っぽい雰囲気の良く出たキャラアニのフィギュアも捨てがたいですが、 この「ロリホワイトVer.」の清楚な美少女モードの葉月の可愛らしさには一歩譲る感じです。 見る角度によって表情が微妙に変わるところも、人形者として気に入ったポイントです。 よく見れば「ネコミミモードセレクション」のドレスモードと、左右逆ながらほぼ同じポーズですね。 あまりにもベタなイメージで ベタすぎです。しかしながらこういう背景はこういう使い方しかないわけで。 つーか、わたしゃこういうわかりやすいメルヘンなイメージ、好きなんですよ。 場所は房総半島南端にあるシェイクスピアパーク。 このぼやけた感じは別に撮影に失敗したわけではなく、 普通に作った正規のデジラマの画像(左)と、それを複製してガウスでぼかした画像(右)を用意し、 正規の画像のレイヤーの上に、ぼかした画像のレイヤーを[スクリーン]で重ねて、明度を再調整をしたものです。 暗い部分や輪郭線はシャープなままで、明るい部分だけ柔らかくぼけるので、自然なソフトフォーカスになります。 ポートレイトなどにもお勧め。顔の細かいシワとかがきれいに消えます。(笑) |
2006年1月17日 0:24:57 |