メガハウスの葉月ドールです。人形者出身の私としては、ぜひ押さえておきたいアイテムです。 とはいえ結構お高いので、実は買うのにちょっと躊躇してしまいましたが。 カスタムのお人形はだいたいこれくらいはするものですが、安価な完成品フィギュアの値段感覚が すっかり身についてしまっていたようです。 セット内容は、上のアニメの1話に出てきた白いロリなドレスと、男物のワイシャツ(裸ワイシャツ用)+スリッパが付属。 ドールスタンドや換え手はついていません。(上の写真のスタンドはTAKARA製のものです) ワイシャツなんかよりもスタンドをつけて欲しいですね。 ヘッドはこんな感じ。口先が尖っているような造形が最初ちょっと気になりますが、まぁ慣れます。 正面や横顔はかなりかわいくできていますね。 ねこみみカチューシャはリボン留め。正しい蝶結びのスキルが必要です。 商品名にあるとおり、フルアクションフィギュアとしても 良くできています。 というかこれ、OBITSUボディという市販のフル可動素体を 使っていますから、よく動くのは当たり前なんですけどね。 葉月に使用されているのは女性SB1の白肌タイプのようです。 ブーツはデザイン重視のためか、足パーツを 付けたままでは履けません。 足首から下が無い状態でニーソを履かせて、 ブーツを履かせます。 スタンドが無い上に、ブーツの中身が無い状態なので 踏ん張りがきかず立たせにくいです。 なお、ドールスタンドはアマゾンなどでも売っていますので、 別に買うことができます。 さて、葉月ドールに使用されているOBITSUボディですが、アゾンインターナショナルでおもに販売されいる素体で、 アゾン直営店(レーベルショップ)ほか、コトブキヤのショップなどでも売っています。 アゾンHPには取扱店のリンクがあります。 また、現在では一部の商品はアマゾンでも買うことができます。 アゾンインターナショナルでも通販をしていますが、フォームなどはなく、メールで注文を受け付けているようです。 直営店や取扱店では右腕だけとか腰だけとか、各パーツ別に販売しているのですが、 葉月ドールに必要なのはズバリこのパーツでしょう。 27AC-FP001W持ち手握り手(女)パーツ 左右2セット入りです。 同じ「手」でも互換性のない大きさが違うものや、 色違いで白肌のほかにナチュラル(肌色)もあるので、 買うときにお間違えのないように。 なお、アマゾンではパーツ売りはありません。 握り手は、葉月ドールには特に必要なパーツですよね。 手の表情というのはポーズ全体のイメージづくりに とても大切なので、せっかくのフルアクションボディを 生かすためにもぜひ揃えたいところです。 …つーか、これくらい最初から付けてよう。 握り手 使用例
持ち手 使用例
また、左右違う手をつけることで、 このようにポージングの幅が広がります。 さあ、ルナに変身だ! |
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本編にはない優雅なイメージのお部屋で 体はもちろん服までPVCでできているフィギュアとちがって、布の服のドールは合成のマスクを切るのが大変です。 布はどこもかしこも緩やかに曲線を描いている上に、光が透過したりします。 レースなんかはうっすら向こうが透けて見えたりします。ごまかしがききません。 この葉月ドールは髪の毛がPVCなので、まだ楽。ドールヘアのマスク切りは本当に大変なんですよう。 昔はそんな合成ばかりやっていたものですが、今はもうあんな根性ないかも…。 |
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夜の街で踊ってみる ライティング間違えたかも。 布の服は重力に負けるので、動きのあるフィギュアのように“風にたなびくスカート”とかは難しいです。 これは、合成時にマスクする部分で、たなびいてるつもりでスカートを針金で持ち上げたり、 たなびいてるつもりでリボンを両面テープで袖に貼ったりして努力したもの。 ご覧の通り、たいして効果なかったのですが。 |
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広間でくつろぐ葉月さん PVCでは表現できなさそうな、スカートの柔らかなラインと、布の質感。 人形には人形のよさがありますね。 こういうふわふわのスカートをはいて肘掛けつきの椅子に座るってのも いかがなものかと思いますが、ドールサイズのそういう椅子を持ってないのでしょうがないのです。 |
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さて、 人形のよさといえば、それは 着・せ・替・え キャストオフどころじゃりません。全とっかえです。水色のしまもグレーのしまも、あなたのお好みしだいです。 アゾンのドール用ドレスはアマゾンでも買えますし、もちろん直営店でも購入可能です。 なお、アマゾンなどで購入するときはドレスのサイズに気をつけてくださいね。 60cmドール用も27cmドール用も23cmドール用ごっちゃになってますので。 値段だけでなく、内容に沿った専門的なカテゴリー別けが必要ですね、あれ。 たとえばこのような、由緒正しい服。 白いドレスを脱いだら、なんだか誰だかわからなくなった、 そんな懸念もありますが、かわいいのでよし。 旧式水着はアマゾンでは品切れのようですね。 |
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奥多摩のせせらぎと、由緒正しき水着 日のあたりにくい谷間を流れてくるので、夏でも超つめたい渓流の川の水です。泳ぐドコロじゃないかも。 水着は27センチ用なのでサイズは合っているはずですが、なんかパツパツです。 上下に引っ張られて、いわゆる水抜き穴の隙間が見えてしまってます。 |
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運動場にふさわしい、由緒正しき運動服 これはアゾン製ではありません。ず〜〜っと昔に買ったものです。 しまいっぱなしで黄ばんでたので洗って漂白しました。w ソフトバストタイプのOBITSUボディは内骨格式で、首の根元にもボールジョイントの可動軸があるので、 このように肩を上げるポーズも自然にとることができます。 しかし、フワフワした白いロリドレスを着ているときは気になりませんでしたが、こうして体のラインが出る服を着ると、 頭身の高さが目立つというか、大人っぽすぎる気がしますね。 |
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さて、 着せ替え人形のもうひとつの楽しみといえば、ボディ換装 ドール用フル可動素体はサイズ別に何種類もありまして、ヘッドの互換性のあるものも多いです。 これはママチャップトイの「ちっちゃなもこちゃん」にも使用されている、 23cmサイズのフル可動素体。少女タイプです。 頭身を低めにするために、葉月をヘッドこのボディに換装してみましょう。 そのためには、まず葉月ドールのヘッドを引っこ抜かなければいけません。 普通ならば、人形のヘッドはちょっと力を加えるだけでスポッと抜けます。 たまに、硬めのヘッドで抜けにくいのもあるにはありますが、 ちょっとしたコツがありまして、 ぐいっとこう引っ張ればこのように、 あ、壊れた。 ヘッド留め具パーツと首をつないでいた金具は、引っ張ったせいであっさり折れ曲がってしまいました。orz そして本来、首(胴体側)についていなければいけないヘッド留め具パーツは、ヘッド内に残ったままになっています。 ヘッドが肉厚すぎて、留め具パーツはヘッド下部の穴を通り抜けることができなかったようです。 ― 終了 ― なむなむ。 |
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てゆーかまあ、なんとでもなるんですけどねコレクライ。 なのでなんとかします。 チンケな金具が曲がっただけで15750円を諦めちゃいけないのです! まずなんにしても、ヘッド内に残った留め具パーツを取り出さなくてはいけません。 しかし、金具が曲がるほどの力をかけても、下の穴から引っ張り出すことは不可能でした。 なので別の穴から出しましょう。 この留め具パーツはヘッドにも固定されていないので、押し込むとヘッドの中に落ちます。 通常のドールのヘッドは一体成型なので、中に落ちるとこのような場合まずもう取り出せません。 しかし、葉月ヘッドは髪と顔が別パーツになっていまして、 うまい具合におデコと前髪の部分が接着されていません。 ヘッドをゆるく潰したりして隙間を作り、ピンセットなどで 中に落ちた留め具パーツを引っ張り出しましょう。 ものによってはデコのところも接着されてるかも知れませんが、 そのときは目立たない部分の接着面を剥がして 留め具パーツを取り出すしかないでしょう。 上図は取り出した留め具パーツと、まっすぐになってしまった「?」型だった金具。 この金具を交換すればOKです。 こういった金具は手作りアクセサリーのショップなどで売っています。 アゾン直営店でも売ってると思います。(未確認) 追記:(2006年9月4日) 秋葉原のアゾンレーベルショップにて聞いてみたところ、このタイプのパーツ売りはないそうです。 ただ、SB1なりのボディを1体買うと、予備の金具が3個ついてくるとのこと。 さらに付記しておくと、葉月ドールに使用されていた金具は、OBITSUボディについてくる金具よりも ひとまわり細いものでした。 追記(2006年9月30日) キーチェーンやスゥイングなどのフィギュアと鎖をつないでいる金具が、ものによっては使えるかもです。 ちなみに中身はこんな感じです。 薄い肌色は軟質な皮膚パーツ、 濃い肌色は硬質な内骨格パーツ、 水色のが金属パーツです。 これは首の内骨格パーツを取り出してみたところ。 筒状のがそのパーツです。 中に見える金属の棒がシャフトです。 「?」型の金具を買ってきたら、金属のシャフトをずらして、 「?」型の金具の穴に通しなおします。 (図のように内骨格パーツを取り出さなくても、金具は通しなおせます) そして、改めてヘッドの穴に突っ込めば修理完了です。 引っ張り出せなかったものでも、突っ込むのはわりと可能。 小さな穴を押し広げるようにして、力強くゆっくり入れましょう。 てか、金具を探したり修理したりするのが面倒な場合、いっそボディごと買い換えるという手もありますね。 アマゾンでも買えるわけですし。 その場合、ヘッド内に残った留め具パーツは無理に取り出さずに押し込んでそのまま放置、 という選択肢もないではありません。 振るとカラコロ鳴っていかにも頭悪そうですけど、それさえ気にならなければ。 葉月ボディはSB1ですが、同型のSB2・SB3などおっぱいの大きなタイプもあるので、 買い換えるならお好みしだいです。w ちなみに、別売り素体のほうにはヘッド留め具パーツは何種類か入っているので、 細めのタイプのパーツに変えれば、ちょっとグラグラするものの、 今後は無理なくヘッドを付け替えできるようになります。 |
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そんなこんなでえらいことになりつつ、23cmボディに換装。 ん〜〜………、せっかくやってみたものの、 顔つきが大人びてて、やっぱこのボディには合わない感じ。 気にならない方は、ボディを壊すのを覚悟で チャレンジしてみてもよろしいかも。 もうすぐお食事ですよ、おにいさま? とはいえ、せっかくなんでデジラマ作ってみるのですよ。 メイド服は市販のものではなく、先述の「ちっちゃなもこちゃんメイドVer.」のメイド服。 だいぶ前に合成で使ったものです。 やっぱり、このメイド服はもこちゃんのほうが似合いますね。 ところで、なんかもう最近、メイドさんというのは「チラシやティッシュを配るのが仕事のひと」という認識が 私の頭の中にすっかり根付いてしまいました。 そろそろどうにかなりませんかね、秋葉のあの状態って〜。 |
2006年9月2日 19:35:18 |