先日の総裁選でも争点のひとつだった「ローゼンメイデン」。(ぉ そのローゼンメイデン(薔薇乙女)第1ドールの水銀燈が、 ユージンから発売されました。 7体いる薔薇乙女シリーズの長女で、 ウルトラ兄弟でいうとゾフィ-兄さんに当たります。 ちなみに私は、金糸雀(かなりあ)が次女(第2ドール)ってのが な〜んとなく納得いかないんですが、まぁそれは置いといて… 水銀燈はそこはかとなく「死」の香りを感じさせるちょいワル人形で、 薔薇乙女の中でも2番目くらいに恐ろしい子です。 柿崎めぐの身をなにげに気にかけたりして、 ほのかな優しさを感じさせるときもあります。 「柿崎」…。気にかけとかないとたしかにヤバそうな苗字ですね。 薔薇乙女で一番恐ろしい子は、戦闘で巴の命を削りまくって あやうく殺しかけた雛苺さんだと思います。 フィギュアは、十字架型のスタンドを台座として、そこに腰掛けている仕様です。 ボリュームのあるドレスを厚手のPVCで作っているため、サイズのわりに重く、 スタンドは傾きつつも何とかフィギュアを支えて立っている、といった感じになっています。 フィギュアはSRDXにしては完成度が高いといえるできで、造形はなかなか良い感じです。 ただ、塗装のほうはイマイチで、テカテカしていて、まるでソフビ人形のよう。というかまさにそのもの。 この価格帯で、塗装で質感表現までしてしまう松戸方面のメーカーさんのフィギュアを見慣れてしまうと、 やはり見劣りする感じはあります。 銀様御尊顔 奈良の大仏っぽいポーズ。 含み笑いをしているような、ワルいこと考えてるような、不思議な温かみのある表情がいいです。 黒い羽を持つ手の、ぷりぷりした指がかわいいです。 |
何をしているというわけでなく、イメージカット的な合成。 原作版のような黒い天使っぽくするのに、色味を全体的にオレンジよりに補正してみました。 あと、テカリーなPVCっぽさを払拭するのに、いろいろ、いろいろ。 水銀燈は下半身をドロワーズで完全武装しているので、 不必要にパンチラする事がなく、こういうカットも安心。 組んでいる脚は、細身ながらも肉感的で、 この造形は私的には非常に評価したいところです。 ストレッチブーツにつつまれた足首の、 くにっと曲がったシルエットもセクシーで素敵なのです。 |
聖母に背をむけ、陽に背を向け、廃墟にたたずむ 作ってて恥ずかしくなるくらいベタな背景ですが〜、たまにはこれくらいやったほうが、 いいときもあるかもしんない… 背景は複数の素材を組み合わせて作りこんだもので、実際にこのように「廃墟に立つマリア像」などという とっても都合のいい場所はそうそうありません。マリア像は元町のユニオン教会にあるものを素材にして合成してます。 マリア像の色補正に関してはいまだに悩んでるところ。もうちょっと周りになじませることもできるんですが、 白い像って、実景でもかなり周囲から浮いて見えるんで、このくらいがリアルなのかも、とも思うのですよ。 |
さて、アニメ「ローゼンメイデン・トロイメント」で人形職人さんが人形を作るシーンが出てきますが、 あのように焼き物として作られるヘッドには、もちろん植毛などできません。 ボークス社のスーパードルフィーをはじめとする、樹脂製の球体関節人形などもまた、植毛ではありません。 あれらは皆、ヴィック(カツラ)で頭髪を表現しているのです。 ならば、真紅や水銀燈などの薔薇乙女の皆さんのゴージャスな髪の毛もまた、ヴィックなのではないでしょうか。 スーパードルフィーなどでは、ドレスを着替えさせるのと同様に、トータルコーディネイトの一環として、 ヴィックを換えることで、手軽にヘアスタイルや色を変えて楽しむのが一般的です。 薔薇乙女もヴィックならば、同じようなことができるはずです。 ということで、カナと銀様、ヴィックチェーンジ!! ええっと、髪の毛のダボ穴とヘッドの突起はカナと銀様はそれぞれ違ってて、かなり無理矢理はめてますが、 顔のサイズがほぼ同じだったので、思った以上に隙間なくピッタリはまりました。 カナ、かわいいー! 新しい美少女キャラかしらー。 みっちゃんは、ドレスだけでなくヴィックもコレクションするといいと思います! 銀様は、……微妙だ。 なんかいろいろ大惨事になってます。 銀様デコ娘化計画は失敗だったのでした。 |
2006年10月4日 22:29:43 |