ギャラクシーエンジェル ミント・ブラマンシュ 完成品フィギュア ダイキ工業版 \7350- 


あれですな。酔っ払ってアマゾン巡回するのは危険ですな。
勢いで、ちょっと欲しいかも?ってものをサクッと予約してしまったり、そのさい値段を読み間違えていたりね?
私はこのフィギュア、ついさっきまで3800円くらいだと思い込んでおりまして、
とらのホビーコーナーでサンプル品の展示を見たときも「まぁ3800円ならこんなもんだろ」とかノンキに思ってたんですよ。
ついさっき、アマゾンから届くまで。
いったいなにを血迷ってたんでしょう、このフィギュア、値引きされてなお6152円もするじゃ〜ないですか。
ああ……

つーことで、
この秋から新シリーズ「ギャラクシーエンジェる〜ん」が始まり、
ゲームでもアニメでも旧シリーズとなってしまった、
「ギャラクシーエンジェル」の隊員、「ミントさん」こと
ミント・ブラマンシュのフィギュアです。

ゲーム版では知的で愛らしいキャラだそうですが、
私はアニメ版の表裏の激しい陰湿な彼女しか知らないのです。
「ギャラクシーエンジェル」のアニメを初めて見たときは、
このミントという子はなんてキュートなんだろうと思いましたが、
自分の秘密を守るために仲間を抹殺しようとしたり、
自分が助かるために平気で仲間を見捨てたりする、
恐るべき性格のその「黒さ」を知るにつけ、ますます好きになりました。w

まぁ、だからって、
こんな高いフィギュアを買うほど好きというわけでもなかったんですけどね……

こちらはフィギュアの入っていた箱の裏の絵。ぽよよん・ろっく氏のコンセプトイラストがでーんと印刷されています。
なんでミントさんがスク水なんだろうと思ってましたが、この人のお仕事と知ってものずごく納得です。
絆創膏と八重歯はお約束。
イラストもいつになく気合が入っているように感じます。


パッケージはこのような斬新なものになってまして、
ミントさんは天地逆に梱包されています。
ダイキ工業さんのフィギュアは初めて購入させてもらったのですが、
いろいろ考えるものですね。<ねーよ





…つーか、
中身が見える箱なのに、こんなのありえないよね。
不良品ではないにしても、管理体制のあり方には疑問を感じます。

いちおう、1/6スケールのフィギュアですが、元が小さいキャラですので、箱もそれほど大きくはありません。



前面三態
制服の裏のダボ穴に、土台の金属製の棒を差し込んで固定するディスプレイ方式です。
全体的にはわりといい感じの造型ですが、首の付け根が変だとか、手が妙に大人っぽすぎるとか、
部分的に気になるところもあります。
ニーソのシワが、水着と同じくらいの厚さの布にできるシワなのも、どうかと思うところ。


背面三態
髪の毛にはグラデーションが入っていますが、それ以外の部分の塗装は平面的なベタ塗り。
3800円なら納得のクオリティですが、定価7000円超えてるフィギュアとしては寂しい感じ。
制服の金の縁取りもシャープさに欠けます。


ローアングルからも
イラストでは青い水着が、フィギュアでは薄紫色に変更されています。
そのせいか、後ろから見るとハーフパンツ(ブルマの後釜のあれ)みたいに見えます。
ミントさんが制服の下に着ている青いワンピースを、ぽよよん・ろっく氏は同色のスク水に見立てたんだろうに、
なぜその色を変えてしまったのか、疑問に思うところです。


頭部アップ
元気な表情のフィギュアは好きです。ぽよよん・ろっく氏のイラストよりもアニメに近い、丸っこい印象。
ミントさんの手袋の返しには本来フリルがついているんですが、こちらはぽよよん・ろっく氏のイラストに準拠。


顔アップ
一番気になるのはこれですよ。目の塗りが変です。
瞳の薄茶色の部分をぽよよん・ろっく氏のイラストのように黒くしようと、後からマジックかなにかで塗っている?
瞳孔がちょっと外向きで、ロンパリ目っぽくみえるのも変です。
全商品がこうなのか、うちに来たのがハズレだったのかわかりませんが(逆さに入っていたくらいだし)、
ともかくこれは塗りなおしたほうがいいかな〜。



値段を間違えさえしなければ買わなかったであろうこのフィギュアですが、
そのクオリティは3800円程度のフィギュアのレベルであり、値段を間違えているのはむしろメーカーのほうじゃない?
…とか思ったり。
まぁ工業製品ですし、製品のコストと関係なく、その製品の出来具合から逆算して値段をつけられるわけもなく、
こういう工芸品的感想はナンセンスなのですが、

でも、これやめてコトブキヤの読子さんにしとけば今ごろ幸せだったかな、とかちょっと思ってしまうのですよ。



さて、ミントさんのフィギュアといえば、
過去にも発売されたことがあります。

こちらは、2年程前にコトブキヤから発売された、
ギャラクシーエンジェルフィギュアのミントさん。
完成品フィギュアがボチボチ出始めた頃のものです。

かなん先生のイラストをそのまま立体化したような、
素直な表情のミントさんです。






栄光のエンジェル隊の勇姿
ノーマッドがいるのでアニメ版ということで、エンジェル隊全員集合。
人気のある4人はともかく、フォルテさんだけは安いお店にはどこにも売っていなくて、
結局コトブキヤで定価で買いました。
価格は3500〜4000円くらいとリーズナブルで出来もよく、なかなかよいシリーズでした。



躍動感のあるポーズではあるものの、飛び込むポーズとしてはなんか変なのでした
ブーツはいたままだしね。
本当はもうちょっと正面を向かせたかったんですが、こういう角度で下からあおった場合、
のばした左腕で顔が隠れてしまうので、このような中途半端な向きになりました。


気を取り直して、無重力化での遊泳時のポーズとしてはいかがでしょう。

遊泳するのでスク水を着用しているという、論理的にも隙のない画像です。w
無重力感を出すのに、コトブキヤのヴァニラさん&ノーマッドにも浮いてもらいました。
背景は、有明のTFTビルのトラス構造の庇をサカサマに撮影したものに、宇宙を合成したものです。


ニュージェネレーションである「エンジェる〜ん」も、内容は旧シリーズとさほど変わりませんが、
なかなか新キャラに馴染めないのと、なによりノーマッドの不在がギャラクシーエンジェルらしさを大きく損なっていて、
イマイチ楽しめません。やっぱ彼が悪態ついて蜂の巣にされる伝統的な様式がないと寂しいのですよ。
改めて思うに、ノーマッドの存在は意外と大きかったんですね。


2006年10月29日 3:07:10