アルター 処女はお姉さまに恋してる 完成品フィギュア 宮小路 瑞穂 \4800-
今回は、キャラメルBOXの18禁ソフト「処女はお姉さまに恋してる(おとめはボクにこいしてる)」の主人公、
宮小路 瑞穂フィギュアです。
だいぶ前に発売されたフィギュアで、アキバの店舗ではつい最近まであちこちで売れ残っていたのですが、
このゲームを原作としたアニメ「乙女はお姉さまに恋してる」の放送中が始まってしばらくしたら、
店頭でまったく見かけなくなりました。(このあいだ再販がかかったようです)
かくいう私も、このアニメ版にハマってフィギュアを買い求めたクチです。
勢い余って原作のゲームも購入し、ここんとこ暇さえあればプレイしていました。面白い上にボリュームもあるので、
もう更新滞りまくりです。正直、さっさと作業を終わらせてゲームに戻りたいところ。w


「処女はお姉さまに恋してる」は、祖父の遺言によって、女子校に女装して編入する事になった
主人公 宮小路瑞穂君の恋や友情、学院生活を通しての人間的な成長を描いた、
涙あり笑いありの、純愛系ラブコメで…て、
うわぁ〜、我ながらこれエロゲーの紹介文じゃないとは思いますが、本当なんでしょうがないのですよ。
アニメ版「乙女はお姉さまに恋してる」は、それに準じつつも、ドタバタ要素が多めになっている気がします。


というわけで、このフィギュアの宮小路 瑞穂さんは「男性」です。
頭脳明晰・容姿端麗・大財閥御曹司。全国トップレベルの学力の持ち主で、身体能力に優れてスポーツも得意。
優雅な身のこなしを身につけ、日舞の名取でソシアルダンスもたしなみ、合気道のような武術の達人にして、
わたくし達聖應女学院の誉れあるエルダーシスターの、天下無敵の完璧超人お姉さま(男だけど)。
そんな瑞穂お姉さまを、原作版グラフィックを元にいい感じに立体化しています。

標準的な1/8スケールのフィギュア。ポーズはそう凝ったものではありませんが、お嬢さまらしくていいのかも。
容姿はどうあれ歴とした男性フィギュアですし、特に過度なお色気ギミックもなく、
ほんとうに、このキャラのファンの人のためのフィギュアといった感じです。



広がる髪の毛がもったりしていて造型にもうちょっと繊細さが欲しい気もしますが、
型抜きとか強度的な問題とかいろいろあるのかもしれません。



乙女チックにキラキラ効果を入れてみました。(いらんことを)
アニメ版ではなく原作版の瑞穂お姉さまフィギュアなので、こんな顔。原作のグラフィックの特徴をよくとらえています。
アニメ版しか知らない頃に見たときは違和感を感じましたが、原作にはまってしまうともう、この顔意外考えられません。
むしろアニメ版の絵に違和感を感じまくりの今日この頃。

もとの絵が「2次元の嘘」含みな絵なので、3次元になった前髪は、見る角度によっては破綻気味かも。
アホ毛は鋭く造型され、先端は触ると痛いくらいです。



制服は、複雑な塗装と表面処理によって、
ビロードのような素敵な質感があります。
ゆったりと風に舞うスカートの裾の造型もよく出来ています。

それにしてもこの制服、ワンピースなのに腰にベルトもなく、体のラインがモロに出る上に、なんだか風通しがよすぎて寒そうな制服ですよね…。
夏服と冬服、色が違うだけだし。w





さて。
ウチは、キャラクターのフィギュアの評価ポイントにおいて、「エロさ」は特に重視しないという観点から、
あえてあまりスカートの中とか写さないんですが、瑞穂お姉さまはその、
事情が事情だけにどーなってるのか気になるわけで、
…どうなってるんでしょうね。



ご覧の通り、無駄に凝ってました。

たくしこんであるシャツの裾が造型されているフィギュアって
はじめて見たかも。
リアルかどうかはともかく、すごいリアリティーがあります。
スカートが広がっていたのは、これを見せやすくするためでもあるのでしょうか、とにかく面白いです。

で、股間にあるはずの「立体感」は、そのシャツで巧妙に隠されぎみではありますが、特に造型されていない模様。
女装した美少年が女子校に入学する話として、似たようなのに「アストロ乙女塾」(本田透 著)というのがありまして、主人公のヒカル君は「こつかけ」で危急のトラブルをしのいでいましたが、瑞穂お姉さまもその秘儀を会得しているのかも。


「おはようございます、お姉さま」 「おはようございます、今日もよいお天気ですね、お姉さま」
寮から学校へと続く桜並木を、女生徒たちと挨拶を交わしながら優雅に歩く瑞穂お姉さま。

背景は、小金井公園の並木道。
メッセージウインドウは、ゲーム画面からパクってきました。(ぉ



「さあ貴子さん、どうぞこちらへ……」

背景は元町のベーリックホール内のベッドルーム。
ゲーム内の瑞穂お姉さまのお部屋とは全然違いますが、まぁ雰囲気はこんな感じでしょうか。
背後から強い太陽光、左にオレンジ色の電灯、部屋全体をつつむ間接光、等、
フィギュア撮影時にこういったライティングを再現するのが難しかった画像です。合成は簡単でしたが。


アニメのほうは今現在、学院祭のちょっと前といったところのようですが、ストーリー上でゲーム内のイベントをいくつかこなしつつも、特定のキャラクターに対してのフラグ立ては行われず、まだはっきりと今後「どのキャラのルートに進むのか」が見えない状態です。
たとえばアニメの「Fate/stay night」は基本的にセイバールートだったわけですが、
「乙女はお姉さまに恋してる」はどこに向かうのでしょうか。
個人的には展開が乙女チックマニューバ・フルドライブな「貴子さん」ルートがいいなぁ。
アニメでは強力なライバル、かつ「イヤな生徒会長」といった印象が強いですが、
(後半の展開を踏まえて、前半であえてそう演出しているふしも感じたり?)実はめちゃくちゃカワイイひとで、
ぜひとも瑞穂×貴子のカプをアニメで見たいものなのです。
いまさら「まりやルート」や「一子ちゃんルート」もないだろうし、描き方からして下級生ふたりのルートも考えにくいし、
おそらく紫苑さんか貴子さんだと思うんですけど。


2006年11月23日 18:06:58