和風堂玩具店 新世紀エヴァンゲリオン 綾波レイ \4980-

和風堂玩具店の綾波レイです。
通販サイトの画像を見て、非常に上品で柔らかそうな顔立ちに惚れて即予約したのですが、いざ届いてあけてみたら、
…「コレジャナイ綾波」だった感じ?あれ?



塗装の、特にモモの紺のラインが難アリなんですが、まぁこのくらいならいいかな…。
店頭で購入するときはチェックしたいポイントですね。
ただ座っているだけのポーズなんですが、どの角度から見ても落ち着いた雰囲気のある、見飽きないいい姿勢です。



もう少しローアングルから。
孤を描く背骨とペタンこなお腹がレイのスレンダーさを強調するサイドビューと、
一転して肉感的なヒップラインと脚線美が前面にでてくるフロントビューの対比が面白いです。
くるぶしの出っ張りがやけにリアル。

リアルといえばこの場合、お尻は体重である程度つぶれるのが本当はリアルなんでしょうが、
こういうフィギュアの場合はこの「まったくつぶれてない」のが正解な気がしますね。


コレジャナイ。
私はこの顔にどうも納得がいきませんで。
というのも、これ見てくださいよ。和風堂玩具店 該当フィギュアページ の見本画像。
例によってあみあみさんは画像が多くて大きいですので重めですがこちらもお勧め。
…どうっすか。

よく見ると確かに同じ顔なんですが、かなり印象が違いますでしょう。
見本画像には、頬のふくらみはあっさりと、儚げな笑みを浮かべた美少女顔が掲載されているんですが、
実際のところこのフィギュアの顔は、
目の下の位置から急激に頬は膨らみ、唇の位置でピークを迎え、今度はアゴに向かって落ち込んでいる、
そんな、うりざね顔のコレジャナイ綾波さんなのです。

このオウトツを強調するために、真上より少々前面から照明を当ててみました。


頬がほお骨の位置ではなく、唇の位置でもっとも膨らんでいるのがわかると思います。

見慣れてくると、これはこれでけっこう可愛いと思うのですが、
オフィシャルの見本画像と商品の印象があまりに違うのはまた話が別です。

要するに、見本の画像はキレイに撮りすぎ!
陰影をコントロールして実物よりも綺麗に撮るのはたしかに撮影術の一つの到達点ですし、
商用写真ですから綺麗に撮影したほうがそれはイイに決まってるんですが、
撮影でカバーしすぎて商品の「姿」までゆがめてしまうのはいかがなものかと思います。
綺麗に撮りすぎです。
ほどほどにしてください。


それにしても見本画像の綾波はホントに綺麗だなぁ…。
あの見本画像の印象そのままの綾波フィギュアが欲しかったのに、
実は撮影マジックが見せた実在しない幻だったなんて、酷すぎます。

頬、削ろうかな。


プラグスーツで座っているだけのポーズとなると、エントリープラグ内か戦闘待機中かしかないわけで、
合成画像を作るとなるとわりと潰しのきかないモチーフなのです。というわけで今回はこの一枚のみです。



イメージは第6話「決戦、第3新東京市」の待機シーンですが、特に状況の再現はせずイメージ画像として作りました。
細かい部分はあえて暗くつぶしましたが、かなり手間をかけてみた画像です。


2007年1月31日 20:10:45