グリフォン Fate/hollow ataraxia 間桐 桜 制服ver. 完成品フィギュア

2006夏のワンフェスで発売されたグリフォンのレジンキャストキット間桐桜・制服Ver.のPVC製塗装済み完成品版です。
ワンフェスで見かけた時は、完成品ではないので手は出せなかったものの、かなり気になっていたフィギュアでしたので、
その後、PVC版が発売されると知って、喜び勇んで予約しました。




いままでの桜フィギュアはどれも士郎達に見せる「陽」の顔の桜でしたが、このフィギュアはわりと「陰」寄り。
健康的なのが多い「Fate」フィギュアのなかでは珍しく、成人向けゲームのヒロインらしい淫猥さと暗さがほんのり漂う、
ちょっといけない感じのフィギュアになっています。

さてこのフィギュア、個体差があるのかもしれませんが、手や足の接地がうまくなく、右足と右手の指先が宙に浮いたままなのが残念なところ。レジンキット版は問題なかったようなので、PVCで抜くときにパーツが微妙に歪んでしまったのでしょうか。あとまあ、「桜って三つ折ソックスだったっけ?」などと多少疑問に思うところもありますが、このポーズだと三つ折のほうがハマる気さえしますし、これはこれでいいのではないかと思ったり。


塗装はかなり丁寧に仕上げられていて、はみ出しや曲がりはほとんどなし。
不安要因だった塗り肌もかなりきれいです。
ただ、その塗り肌のつや消しな表面のせいか、ところどころ、ほかの部分の塗装がこすれて色移りしていて、見栄えの悪くなってる部分もあります。特にスカートの裏の色移りは顕著でした。

髪の毛の塗装が面白く、凹の部分の色が明るく、凸部分の色が暗くなっています。




見る角度によって、ボンヤリした表情に見えたり、不安げな表情に見えたりします。
どの角度でも、あどけない面影の残る、端整な顔立ちの線の細そうな美少女顔に仕上がってます。
もっとも、見かけは細そうなだけでキャラ的にはなかなか図太いヒトなのですが、そこは置いておいて、
サイズの大きいマックスファクトリー版の桜(夕支度Ver.)に勝るとも劣らない、本編のイメージどおりのかわいい桜になってます。




ところでこのフィギュアは、スカートの造型のせいで、やたらとお尻が大きく見えます。

← 内部透視図です注目!
この通り、中身は細身なのですが、穂群原の制服のゆったりしたスカートが、もったいないことにそのボディラインを見事に隠してしまっています。
さらにスカートの素材の厚み分と、中身とのスキマで太めに見えてしまっている感じ。
スカートの造型の工夫で何とかならないものでしょうか。

あと、わりとどうでもいいかもですが、スカートのセンターにあるはずのプリーツが省略されてしまってます。こういうの気になるのです。



間桐邸地下室

このフィギュアは下からあおって見ると、すごく不安げな表情に見えるので、ついつい、鬼畜陵辱の園であるあの
間桐邸の秘密の地下室風の背景に合成したり。

背景素材は、大谷の地下採石場(大谷資料館)。
地面の手前の明るいところは背景撮影時に明るかったわけではなく、本当は真っ暗でして、
これは採石場内の別の場所の、照明が当たっていた床の画像を持ってきて合成したものです。
それだけだと床がフラットでつまらなかったので、そこにさらに、血のり状の模様を合成して、地面を赤く染めました。
思った以上にハードな印象になりましたな。


間桐邸の小部屋

こちらは柔らかめの画像で。
上のイヤンな画像だけってのもなんですし、見る角度で表情の変わるフィギュアなんで、
ポ〜っとしたほうの表情の桜でもう一枚です。
背景は、横浜元町の外交官の家の2階にある、ロッキングチェアーのある小部屋。
この画像にも、もともとはロッキングチェアーがどまん中に写っていたのですが、上から桜を合成して半分隠し、
はみ出た部分はスタンプツールで消し去りました。

で、もう桜のフィギュアはさすがにこれで打ち止めでしょうか…。★★★★★★★★★★★★
水着とか私はぶっちゃけいらないんですけど、どこかのメーカーで、彼女の日記の朗読時の背景のような
「つめたーい目で睨んでる」桜フィギュア、出してくれないかなぁ…。<需要なさげ



2007年2月13日 23:24:19