BANDAI S.I.C. 仮面ライダーG3/G3-X/G4 \6300-

今回はBANDAIのS.I.C.の新作、G3・G3-X・G4です。
G3とG3-Xは、「仮面ライダーアギト」に出てきた警視庁未確認生命体対策班の戦闘用パワードスーツ。
G4は劇場映画「仮面ライダーアギト PROJECT G4」にでてきた、
自衛隊で極秘開発されたパワードスーツみたいなものです。

合成画像を作る資料として当時録画したアギトの映像を見ようと探したら、メディアがビデオテープでした。
「仮面ライダーアギト」って、2001年の作品なんですね。もうあれから6年もたってるんだ…

この間キャプチャーボードが逝った折に、VHSビデオデッキをシステムからはずしてしまっていて、
改めてコードを探してきてデッキをつなぎなおさねばならず、ちょっと見るだけなのに難儀しました。
また、ファイル名で簡単に検索できて、ダブルクリックでHDD上のムービーをすぐに再生できる現状に慣れた身としては、
テープメディア自体の操作も面倒で、テープのどのへんに見たい映像があるのか全然わからなくて、
巻き戻したり早送りしたりがとにかく面倒かったです。なんだかんだで見るのに2〜3時間かかってしまったし、
いっそ近所のツタヤまでひとっ走りいってDVDを借りてきたほうが効率よかったかも。

「仮面ライダーアギト」なんてわりと最近の作品ような気がしていましたが、映像メディアの進歩のぐあいから見ると、
6年の歳月というのは思った以上に長かったようです。


G3

警視庁未確認生命体対策班の天才科学者・小澤女史が開発した戦闘用パワードスーツ。
最初から強いのであまり苦戦しないアギトに代わって、常にギリギリの戦いをしてバトルに緊張感を持たせる役割。
要するにかませ犬です。
でも、弱くても怯まずにアンノウンに挑んでいく、その誇り高き正義の魂はまさに「仮面ライダー」で、
私はアギトよりもギルスよりも、G3(とG3-X)にヒロイズムを感じちゃうんですよねえ。

S.I.C.仮面ライダーG3S.I.C.仮面ライダーG3

S.I.C.シリーズの中では、ファイズに近いようなアレンジのG3。
劇中の本物のイメージに近い感じのままで、よりカッコよく造型されています。
ボールジョイントをほとんど廃した素体のおかげか、関節がそう硬くない割りに安定感があり、意外と簡単に立ちます。
毎度ながらパーツの接合が一部ゆるく、外れやすい部分がままあるのですがそれはともかく、
個人的になんとかしてほしいと思ったのは、固定されていない足首のダイキャストパーツ。
ただ動かして遊ぶ分にはいいのですが、くるくる回っていつのまにか前後逆になってたりするんで、
合成画像を作るのに、ライティングして撮影して背景にはりつけ、
マスクを切り始めたころになって間違いに気がつき撮影やり直し、ということが何度かあって、
たいへんな思いをしまして…
いや「そりゃお前が不注意なだけだろ」といわれれば、返す言葉もございませけれども〜。

S.I.C.仮面ライダーG4
G4

開発した小澤女史が危険性ゆえに封印していた、
パワードスーツのようなもの。
「のようなもの」というのは、中の人が死んでもAIによる自律戦闘が
行えるという、パワードスーツの概念から外れたシステムだから。
いっそ、最初から無人戦闘ロボとして開発すればよかったのにネ。


G4も抑え目のアレンジですが、肩アーマーがまったく違う形状になり、
シルエットが軍用っぽく整ってとてもカッコよくなってます。
最初は正直G4イラネって思ってたんですが、箱から出してみて
そのカッコよさに吃驚。
ボディカラーが黒で締まって見えますし、
たいへん渋いイメージのアクションフィギュアとなっております。



これらG3/G4のいずれかのアーマーを全て外して、
G3-Xのものに換装する事で、G3-Xフィギュアが完成します。





S.I.C.仮面ライダーG3
「いくぞ氷川!」「おう、水城!」仮面ライダーは、人間の自由のためアンノウンと戦うのだ!

とりあえずボケといてみました。
ボケとはいっても、実はこういうベタなライダー像のほうがカッコいいと真剣に思ってもいる昭和世代。
後にいるアンノウン、ジャガーロード・パンテウス・アルビュス(ほのか)とトリスティス(なぎさ)は、
ライダーワールド限定のソフビ人形。
久しぶりに箱から出したんですけど、ソフビってカビるんですね…




S.I.C.仮面ライダーG4
状況開始

G4を実戦配備したらこう使われるのではないかと綿密にシミュレート、…はせずに、ノリで作ったもの。
ノリすぎで作ったため、いっぱい合成しすぎてあまりに画面がゴチャゴチャだったので、
上空のAH-1を2機消し、G4を3人を消してこんな感じに。
まだゴチャってますか?

AH-1は海洋堂ワールドタンクミュージアムのもの。
90式戦車はMK BATTLEFIELD世界の戦車の。3個買ったら2個90式だった。orz


S.I.C.仮面ライダーG4
携行式の多目的巡航ミサイル「ギガント」

…え〜〜っと、
巡航ミサイル、携行しなくちゃダメですか?
外側のはともかく、内側のミサイルを撃つとき、
ロケットの炎で顔が大変なことになりませんか?
走っている最中に転んだら、
爆発五郎みたいになりませんか?


運用面ではいろいろドッキドキですが、
こんだけ大きなミサイルのフィギュアも珍しいので、
合成用の良素材として大事に使わせていただきます。
いい素材がなかったので、いままでは
飛んでるミサイルは手描きしたんですよね。




ちなみに、こちらが本物のG4。
仮面ライダーワールド2002で撮影したものです。
微妙。

見比べてみると、いかにS.I.C.のアレンジが素晴らしいか、
わかろうというものです。







G3-X

G3を強化した警察用のパワードスーツ。
初出で暴走して北条たんをボコったりしてダイジョブかいなと懸念されましたが、その後改良され、
アンノウンとも対等以上に渡り合える、強くてカッコイイ仮面ライダーになりました。
確執をへて、ついにアギトと共に戦うくだりは燃えざるをえません。

S.I.C.仮面ライダーG3-XS.I.C.仮面ライダーG3-X

実際にいじっていると、マッチョな上半身に比べて下半身が細い(足が長いのでさらにそう見える)ように思えるのですが、
写真に撮るとそうでもないから不思議。
GXランチャーは、玩具的な無理矢理合体武器であるところを再現している関係上、バラバラに分解しやすいです。
こうやって持たせるのも一苦労。


こちら、本物のG3-X。
G4と同じくライダーワールド2002で撮影。
S.I.C.も本物も、どちらもカッコいいです。

ガードチェイサーのハンドルが左右揃っているのに、左モモにガードアクセラーが刺さっているのはご愛嬌。





S.I.C.仮面ライダーG3-X
GX-05ケルベロス

1秒間に300発の特殊徹甲弾を発射するガトリング砲。ファランクスより凄い速射性能です。
というか、ベルト式の給弾じゃなくてマガジン式なんですけど、この小さな箱に弾が何発はいっているというのでしょう。

合成は単純で手前に物がなく、ライティングもわりと適当にやったんですけど、
案外きれいにマッチしました。よかった。




S.I.C.仮面ライダーG3-X
対アンノウン特殊部隊

最終回の後日譚ではそういう部隊も出来てるっぽい感じでしたが、オムロンが髭はやして教官とかありえない。
それとは関係なく。
G3システムはなぜか「刑事」が装着してアンノウンと戦っていましたケド、
状況からするにSAT隊員あたりが装着して処理するのが適当ですよねー、というイメージで作った画像です。

合成は、各G3の重なりぐあいと、影の微妙な調節が難しかったです。
あと、足首の輪っかがいつのまにかクルクル回ってて、修正がたいへんでした。


S.I.C.仮面ライダーG3-X
「ぎゃーーーん!」ってかんじ

ガトリング砲は発射速度が速いので、F1のエンジン音みたいな音がします。
マズルフラッシュは、CIWSの速射画像を参考にそれっぽく、ちょっと派手めに。
銃身も回転しているようにブラしましたが、ちょっとわかりにくいですね。

薬莢も散らばしましたが、本当はもっと大量のはずだし、バイクの向こう側までふっ飛んでくと思いますが、
「仮面ライダーアギト」本編のケルベロス発射シーンだとこんな感じなんで。
あと、薬莢いっぱい合成するのメンド(略)


ポピニカのガードチェイサー

ガードチェイサー、カッコよすぎ。私的には歴代のライダーのバイクの中で1〜2を争うカッコよさです。
Zブリンガーも捨てがたいんですよねえ…、と、それはともかく、
ポピニカのガードチェイサーは、ピッタリサイズのはずの「装着変身」のG3には大きすぎで、
「S.I.C.」G3にはちょっと小さいかんじ。
前輪のブレーキディスク周りがあまりにオモチャっぽいので、
上の合成画像では、別のバイクのオモチャの前輪を合成しています。




S.I.C.仮面ライダーG3-X
ライダーキック!

…いや、ソレないから!

画像を作りはじめて気がついたんですが、G3やG3-Xの印象的なアクションて、
銃を撃っているシーンばかりなんですよね。
そもそも、G3とG3-Xは基本的に必殺技が「火器」なので、活躍するシーン=射撃シーンなわけです。
格闘もしますけど、大抵の場合、逆にやられていつもの廃工場の壁に叩きつけられて「うッハぁ」っていってたような。

そこで、射撃はやったので、ライダーキックにしてみたんですけど、
これだと「ボケてみた」1枚目の画像と同じベクトルかも。…ま、いいか、こういうの好きだし。

「アギト」のキックはアンノウンを普通に蹴り飛ばすのですが、
G3を正面向かせて手前に置きつつやられたアンノウンも画面に入れたい、
という構成上、ファイズ的に突き抜けさせました。ヤラレ役はクロウロード・コウルス・クロッキオさんのソフビ。
やっぱりカビてた。




S.I.C.仮面ライダーG3-X
「キャスト、オフ!」
仮面ライダーG3-Xは、キャストオフすることで仮面ライダーG3となる!
強さも電池の持ちも約半分だ!


ネタでしめてごめんなさい。
足首のリングが回ったままだけどごめんなさい。
あと、この撮影のあとでG3−Xの左肩のパーツがどっかいっちゃった。
そのあたりにあるはずなのに、いくら探しても見つからないし、超どうしよう… orz


2007年8月12日 0:20:16