BANDAI HGIF涼宮ハルヒの憂鬱7

今年の夏は暑かったせいか、今年の夏はPC絶不調でして、せっかくの休みをPCのメンテに費やしたり、
パーツを買いに行ったりして、そんなこんなで更新が滞る始末です。

先週は、せっかく合成して保存したファイルがエラーで読み込めなくなるという、
ある意味フリーズよりもやっかいな、モチベーションだだ下がりの事態にあいました。
メモリの不安定動作が原因だったようで、気休めにメモリ用ヒートシンクとかいうのを買ってきて付けてみたり。

そんな環境下で作ってみた今回は、「HGIF 涼宮ハルヒの憂鬱7」というバンダイのガシャフィギュアです。
最近は精度の高い大きめなフィギュアを主に素材にしていたので、ガシャフィギュアは久しぶりな気がします。


長門有希


髪の毛などの細かい部分は、
大きさと素材のせいでどうしても
もっさりしてしまいますが、
しなやかな肢体の造形も良く、また、
知的でぼんやりした表情も長門さんらしく、
とてもよくできているフィギュアです。

首はボールジョイントでつながれていて、
髪の毛が干渉しない範囲で、
いくらか動かすことができます。

ボディのパーツ分割ラインはすべて、
水着のラインと重なっているため、
まったく目立たないようになっており、
そういう点でも良くできたフィギュアです。


ところでこの台座は、この間買ってきた
瑪瑙(めのう)の輪切りです。
透明感があってきれいな石なので、
ちょっとフィギュア台に使ってみたんですが、
こうして写してみると、
なんだかマンモスの肉みたいですな…



んで、
こちらの緑ぃのは水着色替えVer.。
水着の色違いで各キャラ2種類あります。

フィギュアのポーズと水着のデザインは、
下に引用したメガミマガジンの
版権イラストを基にしてるようです。

水着がイラスト準拠なのがノーマルVer.。
アレンジしたのが水着色替えVer.です。


          
ヘリポートに寝そべる5人娘。(違う)
こうしてイラストとフィギュアを比べてみると、みんな微妙にポーズが異なっております。
ハルヒや鶴屋さんの日焼けあとの再現は、やっぱ無理ですよね〜。



…あれ?
一名ほどたりないような。

アダルトな水着の朝倉さんだけ、今回のラインナップには入っていないだって!?。
なぜだ!!なぜなんだああああ!!




気を取り直しまして、合成画像です。



もう夏も終わりですが、プールに漂う長門さんという、夏っぽい画像。
素材集にあった、プールに浮いているウレタンマットの画像に長門さんを合成したんですが、
ピンクのマットの照り返しとか、水につかった右足のエフェクトとか、割とうまくいった気がします。



鶴屋さん


ツインテールのかわいい鶴屋さん。
ぜひこの髪型で本編にも出てきて
いただきたいところです。
といってもまぁ、
本編はいっこうに再開しないわけですが…。

パーツ分割ラインは水着の肩ヒモなどに
沿っていて、まったく見えない仕様。
ボディは一体成型にしか見えません。

表情もかわいいし、
これでイラストのスク水っぽい
日焼けあとまで再現してくれていれば
完璧でした。
値段的にムリでしょうけど。

鶴屋さん水着色替えVer.は未入手ですが、
そちらは黒い水着で、
なかなかセクシーであります。


朝比奈みくる


みくるちゃんは、
この「HGIFハルヒ7」の勝利の鍵、
隠されたギミックの要のフィギュアです。

ボディの造形は申し分ないのですが、
顔のほうはなんか似てないような、
雰囲気が違うような、そんな感じです。
いつものふんわりした明るさはなく、
何かを思いつめたような、艶っぽいような。

もっとも、このちょっと艶っぽい表情も、
「隠されたギミック」用のものと考えれば、
納得がいきます。


と、いきなりわけのわからないことを
口走り始めましたが、
これについては後述します。







こちらは水着色替えVer.。
ピンクの水着になります。

なお、髪型はポニーテールで、
キョン氏垂涎のアイテムとなっております。






リゾート地の2年生達。
ニコニコ鶴屋さんと、浮かない顔の朝比奈さん。

みくる「私達が帰った3日後、このリゾート地は大津波に襲われ…、死者4万人の被害を出す…」


「涼宮ハルヒの憂鬱」はセカイ系なのであまり気になりませんが、未来から来た彼女はやはり、
この時代に起こる大事故・大惨事の日時を知り、警告をすることで被害を最小限に防ぐことができるにもかかわらず、
「禁則事項です」ということで何もしないのだろうか。するわけにもいかないんでしょうけど。

みくる 「大津波の原因は………、ポニョ。」



涼宮ハルヒ


ちょっとくせのある顔つきのハルヒ。
悪くはないのですが、元の版権イラストの
ハルヒがかわいいだけに、
フィギュアの表情がこれなのは残念。

ボディの仕上げが雑な部分もあります。
とはいってもガシャフィギュアとしては
十分なクオリティなのですが、
ほかの子がきれいなだけに
悪い部分が目立ってしまいます。

水着色替えVer.ではリボンの色と同じ
オレンジ系の水着。
そちらのほうが似合っている気がします。

なお、
水着を逆さに着けたりはしていません。



わき・わき(副題:別に狙って作ったわけではないんですけど…)

背景は、どこぞの渓谷っぽいですが、実は房総半島の先っぽのあたりの海岸の岩場。
三浦半島や伊豆のほうの溶岩混じりの岩とは全然違う、ちょっと珍しい感じの岩が連なる地域がありまして、
日本離れした風景が撮れて面白いので、また今度撮影にいきたいです。



さあて諸君、本題はここからだ!!

先ほどみくるちゃんのところでちょっとふれた、「HGIF 涼宮ハルヒの憂鬱7」に隠されたギミック、
それが、これから紹介する合体システムであります。

いっけん、版権イラストに準拠したポーズをとっているフィギュアですが、どれもイラストとは微妙にポーズが違います。
それはなぜか!




「HGIF 涼宮ハルヒの憂鬱7」に隠されたギミック、
合体システム。

それはでございますね、お客様、
えー、このように二つのフィギュアを組み合わせて、ちちくりあ…いや、
プロレスごっこを再現できることにあるのでございます。

仲むつまじい二人の戯れのひと時を、
あなたのデスクトップに再現されてはいかがでございまにょろ?






この2つのフィギュア、とてもぴったりと組み合わせることができます。
手足が干渉しあわないので、2体とも単体のときのように四肢がすべて接地します。
ポーズ的にみくるちゃんが攻め。(プロレス的な意味で)
ここで、みくるちゃんのあの艶っぽい表情が生きてくるのです。

角度的に見えませんが。



ではお客様、次をご紹介いたします。

長門さんとみくるちゃん、この組み合わせでもみくるちゃんは攻める側でございまして、
マウントポジションをとって身動きができぬようにして、大変有利に攻撃をおこなっている様子でございます。
さすがの長門さんも、反撃の機会が見つからないようでございますね。







この組み合わせも手足が干渉しあいません。
しかもぴったり組めるので、崩れずに2体一緒にこのまま持ち上がります。

これは偶然なのでしょうか。
イラストとポーズを変えて造形してあるのと、何か関係があるのではないでしょうか。



最後はこちらでございます。

こちらは「組む」というよりも、寄り添うかたちのアプローチとなっております。
攻めに攻めるみくるちゃんに、我らが団長も勝手が違って戸惑っているようでございます。






合成する背景の椅子の幅が狭いため、上の組み方とは違って、横幅をとらない形にしています。
これはこれで、にじり寄る感じが出ていていいのではないでしょうか。

このように組み合わせられることが造形師さんの故意か、はたまた偶然かはわかりませんが、
組めるのは事実。ならばそのように遊んでみるのも面白いのではないでしょうか。

プロレスごっこさせて。<まだいうか




正面から見ると大口開けて笑顔のハルヒですが、この角度だと悲鳴を上げているように見えます。
そう思って大きい画像を見直すと、真顔で迫るみくるちゃんが結構怖いです。

…あ、それだけです。





あと私事ですが、今回このテキストを書いているうちに、とても重大なことに気がつきました。




えー、みなさま。

本日、2008年9月7日を持ちまして、当サイト「TAMAKI's Little Treasure」は開設10周年を迎えました。

当初は人形系サイトとして開設された「TAMAKI's Little Treasure」ですが、
そのコンテンツ内で培った合成技術をメインに出して、人形、怪獣、SF兵器、はては美少女フィギュアなどの
合成画像を作って発表し、それらが縁で公の場で合成画像のお仕事をする機会にも恵まれました。
またアクセス数も累計で50万を超え(TOP以外への直リンはもっと多いようです)、大変励みになっています。

いい大人がくだらないことをやって遊んでいる当サイトですが、
今後ともこの「TAMAKI's Little Treasure」をよろしくお願いします。



                                                           つか、こんなネタで10周年か…
2008年9月7日 21:51:54