ドロッセルお嬢様に会いに行こう! ここはお台場にある日本科学未来館。 国立の科学博物館で、最新の科学知識と研究の成果をさまざまなアトラクションでわかりやすく教えてくれる、 小さな子供からお年寄りまで、だれでも楽しめる人気スポットです。 ここの常設展示の人気イベントといえば、そう、 ホンダの二足歩行ロボット・アシモの実機による、 ロボットステージです。 ステージは一日2回、10分間という短い時間のアトラクションですが、 不安定な二足歩行にもかかわらず、走ったりボールを蹴ったり踊ったりと、瞬間的に片足でバランスをとる驚異的な技術を、 アシモの実演を通じて来館者にアピールしていました。 しかしながら、高度な機械制御技術が必要な「走ったり」「踊ったり」といった動作も、 実際に目の前でやられてしまうと、動作が自然であるがゆえに凄いことのように見えないという、 高い技術ゆえの見た目の陳腐化。 そして、限られた動作の組み合わせに頼らざるを得ないための、演目のマンネリ化。 さらには科学未来館の構造的な赤字体質(入場料収入が年間2〜3億円なのに対して、維持費が28〜30億円かかる) の問題もあり、ついにこのロボットステージの内容が6月いっぱいで見直されることになりました。 ありし日のアシモ 左:ボールを蹴るアシモ 右:踊るアシモ では、7月現在のロボットステージの内容は、いったいどうなっているのでしょう。 科学未来館では、多数のボランティアスタッフが展示業務に携わっているのですが、 アシモにかわって今月より、なんと、かの有名なセレブロボット、ドロッセルお嬢様が ボランティアでステージをお勤めになっているのです。 以下がその、ドロッセルお嬢様のステージ内容です。 なめらかな足取りと魅惑の腰つきでステージ中央に歩み出る、ドロッセルお嬢様 司会の未来館スタッフの名前を間違えるなど、お約束も忘れないサービスっぷりです。 上の画像は、名前を間違えて呼ばれて訂正しようとするスタッフに 「あなたは口を挟まないで」 と言い放ったところ。 客席から拍手がおきます。 観客の子供に興味をお示しになるドロッセルお嬢様 お嬢様は、背後のスクリーンに映ったイルカなどの映像を来館者と一緒に見て、 かわいらしいしぐさとともに独創的な感想(「愛でてよし、食べてよしね」)を述べたりと、 たいへんフレンドリーに接してくださいます。 ほかにも気が向いた時は空手の実演を見せてくれたりと、ステージの内容を気まぐれに変えるので、 何度見ても見飽きるということはありません。 お嬢様自身もまた、このステージを楽しまれているようです。 そんな楽しいステージに、突然の闖入者が現れました!! 「モギタテフレッシュ、キュア(以下略)」 ステージに乱入してきたのは、先月リストラされたアシモ達でした! 「ドロッセルサン、キョウハ、チカラヅクデ、シュヤクノザヲ、トリカエシニキマシタ」 「クドウケイ、リミッター、カイジョ」 「セントウプログラムヲ、ロードシマシタ。カクゴヲ、シテクダサイ」 アシモたちは相変わらず丁寧で棒読みなロボット音声ですが、言っていることはなかなか横暴です。 ドロッセルお嬢様も驚いています。 「チカラコソガ、セイギナノダ!」 「タァーーー!!」 ドロッセルお嬢様に、いきなり3人がかりで襲いかかるアシモたち。 ギュン!というアクチュエーター音とともに、恐るべき跳躍を見せます。 これがリミッターを解除したアシモの実力だというのでしょうか。 お嬢様、逃げてーーーー! 「銀河昇龍の型!!」 3体のアシモを アシモ達は、飛びかかった勢いのまま吹き飛ばされ、地面にたたきつけられます。 悪は滅びました。 「…というお芝居(アトラクション)でしたー」「チャンチャン」 ということで仲良しアピール。 お嬢様も髪型を「ベリンダ」に変えて、アシモたちと一緒に空手の演舞を披露します。 次回はまた、まったく違うステージ内容になるでしょうが、ドロッセルお嬢様のかわいらしさは変わることがありません。 さあ、皆さんもお台場の日本科学未来館に、ドロッセルお嬢様に会いに行きましょう! (メルクール暦42009年7月8日) 免責事項 ・いうまでもありませんが、当記事はほとんど全部が嘘なので本気にしないでください。 ・アシモのロボットステージは現在も好評上演中です。(2回しかないので上演開始時間にはご注意を) ・未来館が大赤字なのは本当なので、ガンダム見物の折にでも、ぜひお立ち寄りください。 ・通報しないでください |
||
ということで、まさかのfigma化がワンホビ9にて発表された、 ドロッセルお嬢様です。 これが出ると知っていれば、yujinのドロッセルお嬢様セットなど 予約しなかったのにさー… (そしてこちらはいまだに発売されませんし) ドロッセルお嬢様は、とにかく愛でて良し、いじって良しな、 楽しいフィギュアです。 山口式可動のアクションフィギュアは、いろいろ動かすことで ケレン味のある決めポーズを探す楽しさがありましたが、 figmaドロッセルお嬢様も同様に、彼女らしい決めポーズや、 かわいらしいしぐさなどを、発見したり、また再現したりと、 思い描くポーズをとらせる楽しみが特に強いフィギュアだと思うのです。 この特性は、映像中で決めポーズを連発する、 お嬢様のキャラクター性に負うところが多いかもしれません。 配色もモノトーンで、まったくの無表情。 ドロッセルお嬢様は部分部分で見るとかなり無機質なデザインでありながら、 なぜにこうもかわいらしいのでしょう。 上の嘘記事ではありませんが、ホンダは2足歩行の「ドロッセルお嬢様可動実機」の試作に今すぐ取り掛かるべきです。 格闘ユニット「ベリンダ」装着。 格闘ユニットにどういった特別な機能があるのかわかりませんが、 これを装着したお嬢様は、カポエイラのような足技を主体とした 空手の技を華麗に繰り出します。 美麗な装飾が施されたとってもオシャレな飛行ユニット「オブルチェフ」。 かかとを3回コツコツコツとあわせると、飛行形態に変形して空を飛ぶことができます。 (その仕草がまた、とてもキュートなのです) 銀河昇龍の型 ググレば元ネタはわかるだろうと思っていたんですが、 検索してもまったくといっていいほどヒットしないことが判明。※ これは解説せねばなりません。 その昔「撃殺!宇宙拳」という、愛と正義と血と肉とメカと 特撮パロにあふれたバイオレンスSF格闘漫画がございまして、 その主人公、宇宙最強の良い子“李燕雲”が繰り出す必殺技の名前、 それが「銀河昇龍の型」です。 本当は左手の指はピンと伸ばすのが正しいようです。 以上、知らなくてもいい知識でした。 ※誤字ですが、「銀河昇竜の型」で検索すると 「撃殺!宇宙拳」関連で数件ヒットします おまけ 上の嘘記事にて、3体のアシモがフレッシュプリキュアなポーズで登場したとき、スクリーンに映っているドロッセルお嬢様の画像。 この画像だけでなく、嘘記事の画像もそうなのですが、 お嬢様の無垢なボディーに映っているネオンライトなどは、ほとんど合成したものです。 この画像はスクリーンに小さく映るだけの予定だったので、仕上げはもっと適当でも良かったんですが、 ふと気がついたら素材をいろいろ貼り込んでしまっていました。 今回は、こういったボディへの映り込みと、床への映り込み、そして床にさす影の合成という、 実際にそこにあった場合に周囲から受ける影響と、周囲に与える影響のエフェクトの作業で、 思った以上に時間をとられました。 |
||
今回の寸劇の舞台となった科学未来館で購入した、 アシモのアクションフィギュア。 ホンダ・アシモの見た目だけでなく、可動をも再現した、 かなり良質のフィギュアです。 関節の硬さも、硬からず、ゆるからず。 結構動かしましたが、関節がヘタれる気配がありません。 相当に金型設計をやりこんだ商品のようです。 フィギュアの大きさは、 ドロッセルお嬢様より一回り大きいくらい。 なお、上の合成画像では、胸や腰のあたりのランプが点灯しているような描写がありますが、 画像加工によるもので、アシモフィギュアに電飾はありません。 手は、握り手と平手の2種類が付属しています。 銃持ち手は残念ながらないのですが、なんとか平手で持たせることはできます。 ありがちな、ロボットフィギュアに銃を持たせただけの画像なんですけど、 それが実在するロボットだと、えらく物騒な絵面になりますね… アシモの下半身はアニメのロボットなどからすると、かなり独創的な関節の仕組みになっていますが、 さすが工業デザインですね、このように見た目以上のかなり広い可動範囲を持っています。 足首はこんなに曲がるんですね。 腕のほうは、肩の形状を含めて、かなりガンダムと同じ関節設計です。 |
||
トリミングしたモノ 実はこれ、今度のワンホビ10のフォトコンテストに応募したのですよ。 先回、「朝まで生ワンホビ」にて生放送中で受賞作が発表されてたんですが、 これがなかなか盛り上がってて楽しそうで、私もちょっと参加してみたくなりまして。 ワンフェスの前々日くらいに入賞作が発表されるのですが、 とりあえずその中に入るのが目標です。
|
||
今回は素材を組み合わせて背景を作ってみようという試みです。 あと、ボディへの映り込みを合成でするのではなく、フィギュアに実際に映りこませて撮影してみようという試みもしています。 映りこませる方法としては、川崎工業地帯にドロッセルお嬢様と一緒に行って撮影するのも手ですが、 手間が大変な上に「それもう合成する必要なくね?」ということになりそうなので、ちょっといただけません。 そこでこの画像なのですが、この背景の画像を液晶テレビに表示させ、その前にフィギュアを置いて映りこませた上で、 撮影したものなのです。(それを素材にして改めて背景に合成します) 撮影の際には鏡などを使って、画像が後だけでなく左右からも映りこむようにして、映りこむ像に立体感を出してみました。 結果は、あんまり芳しくなかったわけですが。 映り込みかたには絵になるのとならないのがあって、それをコントロールするにはやはり、手間隙かけて貼りこんでいくしかないのかなー と思いました。 |
||
背景は、元町の教会の天井と、テレコムセンターの床と、煙素材いろいろの組み合わせです。 先回、ランカ・リーやバルキリーの合成で、異なる方向の光源で撮影した2種類の画像を合わせて、 2方向から同時に照らしたような画像を作って合成していましたが、 今回は3方向から別々に照らした3枚の画像を合わせて、1枚のドロッセルお嬢様画像を作りました。 そのさい、左の光をピンクに、右の光をブルーに着色して合成しています。 結果、淡いピンクと淡いブルーの光を左右から受けて、なんだかパール塗装をしたみたいに。 もっとこう、3色の光が交じり合ったカオスな感じになると思って合成したんですが、 意図せずこのようなゴージャスなイメージになりました。 こんな感じで、パール塗装を施したリペイントVer.や、 原作アニメのCG映像のようなホワイトメタリック塗装Ver.のお嬢様なんかも、 発売されたらうれしいと思ったりしました。 お嬢様は何体あっても困りませんし。 |
2009年7月9日 0:05:52 |