前々から気になってはいたものの、「School Days」はアニメもゲームも未見だったので、前を通り過ぎていた言葉さんフィギュアでしたが、
気がつけばamazonでだいぶ安くなってきていたので、これを機にと購入しました。
せっかくなのでと、「nice boat」「グロイ」「誠◎ね」などともっぱらの噂のアニメのほうも見てみたのですが、誠はすがすがしいほど駄目で、
例えとしてはなんですが馳 星周の小説の人生転落型の主人公を眺めているようで、すっごく他人事として楽しめました。
「グロ」に関しては、むしろネットから入ってくる情報から想像をたくましくして、もっと凄惨な殺戮シーンをイメージしてガクブルしていたので、
心の準備ができていた分、実際に見てみたらむしろカタルシスすら感じる始末。言葉様カッケー!
…てか、もしかしたら私の感覚が変なのもしれません。
♪待つわ〜、いつまでもま〜つ〜わ、と、あみんの「待つわ」を地で行く昭和っぽいヒロイン、桂言葉(かつら・ことのは)さん。
♪かわいいふりしてあの子わりとやるもんだねと〜、っていじめられていましたし、あの曲と重なるところが多いです。
ちなみに誠は竹内まりやの「けんかをやめて」、世界はシュガーの「ウェディングベル」が合う感じでしょうか。(「くたばっちまえ♪」のとことか特に)
それはともかくフィギュアのほうですが、とっても前傾しています。なんでだろう。
PVCもそんなに硬い感じではないので、このままディスプレしておいてヒザが逆に曲がってこないか心配です。台の前方に何かかませようか…。
塗装もこうして写真に撮ると、かなりブラシが入っているように見えますが、実物はそれほどでもなく、意外とフラットな塗りです。
筆ムラもあるみたいだしあんまりいい塗装ではないのですが、
ちょっと離れて見ると色使いや光沢からくる布の質感が自然で、これはこれでアリかという気になります。
フェイスパーツは2種類。
「fate/stay night」の桜の魅力を語る際に「黒桜」のかっこよさがはずせないように、この「コトノハサマ」もまた、彼女の魅力のひとつです。
よくオタクは「現実の女性と違ってアニメの女の子は僕を裏切らない」からアニメに走るといわれますが、その観点からすると、
何があろうと、…浮気されようと捨てられようと、例え死が二人を分かとうとも、主人公を一途に愛し続ける言葉様は、
理想のアニメヒロインというわけですね。
露出もそれほど多くないし、両手で胸をかくしているし、パンツは地味だしで一見セクシーさにかける言葉さんフィギュアですが、
私が思うにこのフィギュアのテーマは「脚」なんだぜ。
太からず細からず、適度の緊張感を持った素敵な造形。ブラシかけが最小限なおかげで、どの角度から見ても不自然さのない塗装。
そしてストッキングの適度な光沢。すばらしい光沢!
何を言っているのかわからないかもしれませんが、ストッキング素材の光沢感は有りすぎても無さ過ぎてもいけない、大変重要なファクターなのです。
最高の造形で最高の塗装の有名メーカーフィギュアでも、フィギュアのストッキングとかニーソとか、ツヤがありすぎてがっかりするときがありますが、
この言葉さんフィギュアはその点、大変よろしいと思います。ローファーのツヤとの対比もマーベラス。
そんな誰にも届かないこだわりをこれ以上語ってもお客さんが引いていくだけなのでこれくらいにして、
ぼちぼち合成画像に行きましょう。
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とってもいいところのお嬢さんな言葉さん。
彼女のような箱入り娘は、あんなあんまりレベルの高そうでない共学校よりも、
リリアンみたいな名門女子高に行けばきっと幸せになれたのにと、とても思います。
この画像は、自宅にいる平穏無事な言葉さんをイメージして作ってみました。
目にハイライトがあるのはこれだけ。
これ以降は全部「コトノハサマ」です。
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駅で待つわ、な言葉様
物語上、結構重要な人間交差点だった駅のホーム。
あとで知ったのですが、北府中駅がモデルなんですね。この画像ではストックしていた神奈川のほうの駅のホームを背景に使ったんですが、
府中ってそう遠くもないし、行って撮影してきてもよかったかもしれません。
それにしても、こういう黒い服って、合成難しいです。
撮影時のライティングを背景の光源にあわせてしっかりやらないと、あとからなんぼ補正してもぜんぜん合わねぇ…
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クリスマスに待つわ、な言葉様
以前電車に乗っていたら、背後でオバさんが携帯電話でどこかの営業に買った商品のクレームをつけているのか、
「あんたのところの商品がどうのこうの!」「そんなことはない!おたくのせいだ」「わかった訴える!」とギャンギャンわめきはじめて、
電車内で非常識なひとだな〜と振り向いてみたら、携帯も持ってなくて一人でしゃべっていただけだったことがありました。
…テレパス?(違う
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※閲覧注意
こちらはゲーム版のバッドエンドのひとつ、「鮮血の結末」をモチーフに作ってみた画像ですが、耐性はひとによりけりなので、
AT-X放映版みたいに赤い液体を黒く修正しました。
画像↓をクリックすると、修正前の画像が開いて画面が半分くらい真っ赤になりますのでご注意ください。
うかつに見て気分悪くなっても当方は感知しないしー。
一応書いておきますが、これは本当に歩道橋に液体をぶちまけたわけではなく、合成によるものです
いつもpaintoshipXで画像を作ったあとで、PhotoshopEL5で最終的に画像を調整しているのですが、
この画像では、もとはインクっぽかった赤をPhotoshopEL5の「色の置き換え」で、よりドギャーンという感じに補正しました。
ああでも、こういう画像作ってるとなんか楽しいな… <みんなにげて!
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そしてこちらはTV版のラスト。
深夜の学校に呼び出された世界。
屋上で待っていたのは誠ではなく、言葉と、なにか丸いものが入ったボストンバッグだった…
…というわけでTV版なわけですが、こういった場所におあつらえ向きのベンチがおかれていることってなかなかなくて、
背景素材をそろえるのに苦労しました。
結局、近所のバス停のベンチを、駅裏の高架のテラスに合成して、それらしい背景を作ってみたり。
それにしてもこのボストンバッグ、やたらとできが良くて、中に丸いのが入っている感も出ています。
こういうのをオマケでつけるセンスも好きです。
ところで、
劇中でははっきり示されませんでしたが、このバッグの中にはいったい何が入っていたのでしょう。
※閲覧注意…?
いや、
あの丸さからいって、これが入っているようにしか思えなくて。
ハァー、ハァー…
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