今回はマックスファクトリー MAX合金 ビッグオーとfigma ロジャー・スミス&R・ドロシー・ウェインライトです。 ↓これは違いますよ? ちょっと過去のビッグオーフィギュアを振り返ってみようというわけです。 こちらはバンダイがアメリカで販売した「ANIMEコレクター ビッグオー」 そこそこ動くアクションフィギュアで、今見るとかなりアレな造形ですが、 当時ビッグオーの立体物ってプラモ以外なかったので、喜び勇んで購入しました。 「ANIMEコレクター ビッグオー」のデジラマ合成画像 2004年の記事。これは古い… 「ANIMEコレクター ビッグオー」には ロジャーとドロシーのフィギュアもついています。 ド、ドロシー怖すぎ! 続いてバンダイの超合金魂ビッグオー ビッグオーはもともと超合金トイの発売が念頭にあった企画ですので ついに念願かなっての発売でした。 ギミックも多く、デザイン上あまり動かない間接の可動も、 引き出し式にしたりするなど工夫して プロポーションとアクションを両立させた良い超合金でした。 個人的には、おもちゃっぽいメッキパーツと、 この「顔」にイマイチさを感じておりました。 超合金魂 ビッグオーのデジラマ合成画像 さて、発表から5年、超合金魂に先を越されて2年、 待ちに待ってたほんとに出たMAX合金ビッグオー。 重量感あふれる巨大なボディ、というか本当に重いんですけど、その鋳物のような表面処理が存在感を際立たせています。 このプロポーションの美しさ、バランスの完璧さ、そして、これこそ「ビッグオー」としか言いようのないハンサムな顔。 惜しむらくは胸のところに隙間があいてしまうという謎の不具合があることでしょうか。 写真で見るとデザイン上いいアクセントになってるっぽいですが、実際見ると気になります。 ビッグオー3種 おおきさひかく こうしてみると、それぞれ似て非なるデザインで造形されているのがわかります。 後になるほど大きくなるビッグオーのおもちゃ。 次はジャンボマシンダー・ビッグオーかも知れません。 |
2011夏ワンフェス限定だったfigmaロジャー・スミスとfigmaR・ドロシー&ペロ。 さっきの「ANIMEコレクター」版の二人と比べると、隔世の感がございます。 ロジャーは凛々しく、ドロシーは可憐なるいでたちで、ペロは超ムチムチして、それぞれ完璧にリアライズしています。 二人とも黒一色ですが、軟質素材や硬質素材が入り乱れたfigmaなのに、色と質感の統一感もすごいです。 ビッグオーの顔および胴体と、左腕は別々に撮影して合成しています。 間接の可動範囲が狭いので、なかなか思ったところに腕が来ないんです。 そういえばMAX合金ビッグオーの間接はラバー素材でカバーされていて、見栄えはとてもいいのですが どっちにどれくらい曲がるのか外見からよくわからないので、 曲げちゃいけないほうに曲げそうで動かすときにちょっと怖いです。 |
コトブキヤ THE ビッグオー ワンコインフィギュア グリフォン これも古いものですが、昔コトブキヤが出していた、ロジャーの愛車グリフォンノトレフィ。 ミニカーサイズです。 本来は直線的なデザインの車なのですが、量産の果てになんともぐったりした造形になってしまっております。 今回たまたま発掘したので、これで合成画像を作ってみましょう。 とりあえず背景に合成してみたよ! しかしながらこれはレタッチなんかでは何とかならないレベルです。 そこで、直線である部分をちゃんと直線に修正すべく、あるべき直線部分にワイヤーフレーム的に線を引き、 それをガイドにして車体を合成で作ってしまうことにしました。 ライト回りの面のとり方が実際のところどうなのか、アニメ本編を見て研究したんですが、 答えは「人それぞれ」でした。場面によって違ったりします。 でもまぁ多分、こんな感じで正しいはず。 このフレームに、この場所の周囲の背景を貼りこんでいきます。 ペタペタ…ペタペタ…(12時間経過) もはや元のフィギュアはまったく見えなくなりました。(タイヤも実物を合成しています) 面と面の合わせ目に隙間ができないよう丁寧に埋めたり、車体自体が映り込んでいる部分を足したりして仕上げていきます。 グリフォンのエンブレムは手描きででっち上げました。 そのあと、車体の黒い塗装部分を色補正で黒く見えるようにします。 (8時間経過) というわけで完成です。 思ったよりもうまく形になったかと思います。 結局、グリフォンのトレフィは完全に隠蔽されたので、必要なかった感じになりましたけれど。 いままで、グリフォン(パトレイバーの)やメガゾーン23のガーランドで映り込み作品を作りました。 それらはフィギュアに背景を貼り付けていって映りこみを表現していたので、フィギュア自体は隠れてしまうことはなかったんですが、 今回は仮想の面に貼り付けていったので、フィギュアも完全に隠れてしまったのです。 背景の場所は恵比寿ガーデンプレイス。 変わった建築物がいくつかあるようなので、夜中に行って撮影してきました。 |
サーチライトを合成で表現してみたもの。 LEDライトでビッグオーを部分的に照らして撮影した素材を、「スクリーン」で重ねて合成してサーチライトっぽくしています。 右のビルの壁面を照らすサーチライトは、レタッチで入れたもの。 背景は新橋から見た晴海方面のビル。 手前の手すりは恵比寿ガーデンプレイスのもの。 ロジャービルの屋上って、こういうオブジェがありそうな雰囲気なので、合成してみました。 |
アークラインを発射するビッグオー。 ビッグオーは、このアークラインを光源にしたライティング、地上の光のライティング、奥のオレンジ色のライティング、背後のマンションを光源にしたぼんやりしたライティング それぞれ別に撮影して、それぞれ別に補正して重ねて合成しました。 フォーカスの違う左腕もまた別に撮影し、それぞれ補正後合成。 個別に補正できたほうがやりやすいかと思ったんですが、 重なりすぎて途中でわけがわからなくなりました。<おい そもそも、背景の建物の位置とビッグオーのポーズをあわせるのに何度も何度も撮り直ししまくって、 挙句に飽きてしばらく放置していた画像です。<よくある 巨大ロボ+夜景は、部分ごとのライティングが違うのでいろいろ面倒です。 |
アニメ史上もっとも可憐なアンドロイドの、R・ドロシー・ウェインライトさん。(異論は認めます。オルガとか) 私の長門さん好きのルーツはR・ドロシーにある気がします。 寡黙かつ無表情で、読み取りにくいところがなんとも引き付けられるのです。 あと、ペロの出来が異様に良くて、もはや笑ってしまいます。 ペロは第8話「Missing Cat」で、ドロシーがある雨の日拾ってきた猫なのですが、 この顔といい、ムチムチ具合といい、アニメそのまんま過ぎる出来栄えです。 この猫を通じて描かれるドロシーがとても魅力的で、また紆余曲折の末の切ないお別れが印象的なストーリーだったので、 ドロシーとセットで立体化してくれて本当にうれしいです。 背景は、恵比寿ガーデンプレイスのはじっこ。 画面右にあった歩道と街路樹を消して、レインボーブリッジから撮った夜景を合成して、ビルの屋上っぽくしています。 ドームはほぼ手描き。 |
2011年11月3日 2:49:53 |