今回はワンフェス2012冬で買ってきてもらった「雪ミク ふわふわコートVer.」でデジラマ合成画像を作ってみました。
ワンフェスって、もうだいぶ前ですね…

雪ミクということですので、雪景色をテーマにジワジワいろいろ作っていたんですが、
間にいろいろあって完成作品がまとまった数にならず、気が付けばもう5月ですって?
この下↓のなんか、だ〜〜いぶ前に作ったっきり寝かせておいた画像ですが、いいかげん雪がとけてきてしまいました。

デジラマ 雪ミク


今年の雪ミクさんは普通の「笑顔」に加えて「ビックリ顔」「ツン顔(怒った顔?)」がついた、とっても表情豊かなセットになっております。
こちらは「ビックリ顔」。
3種類どれもかわいらしい表情になっていて、さまざまなポーズやシチュエイションを引き立たせてくれます。


ミクさんの表情が豊かなのを活かそうと、合成画像で連続ものを作ってみました。
4コママンガ風ですが、特にオチとかないのでご容赦ください。
それに5コマだし。

ミクさんがスノーボードをやっている画像を作ろうと思ったんですが、このサイズのミニチュアボードって、ありそうで無いんですよ。
そこで思い出したのがその昔流行った…ような気がしなくもなくもない「フィンガーボード」。そのバンダイ版のパームボードです。
そのローラー部分をはずしてスノボみたいにしました。


デジラマ 雪ミク
新調した「SPAWN」のボードを手に得意げなミクさん
背景はほぼCGで、ミクさん周辺のみ本物の雪のテクスチャーを貼り付けています


デジラマ 雪ミク
順風滑走なミクさん
背景はCGで、はね飛ぶ雪はプロテインの粉を素材に作りました


デジラマ 雪ミク
ジャンプ!
こちらも背景はCGで、粉雪はプロテイン。
塩や片栗粉は塊になりやすくてきれいに散らず、うまくいきませんでした。


デジラマ 雪ミク
クラッシュ!

デジラマ 雪ミク

そしてお約束。
最初は雪だるまにしようと思っていましたが、雪だまみたいなものを作れそうな素材見つからず、諦めました。
本物の雪があれば普通に作れるんですけどね。




CG背景は、地形や地勢、大気と太陽光と植物相がコントロールできて、自然物であればほぼ思ったとおりの背景を生成できるので、
撮影に行くのが難しい場所を背景に使いたい場合にとっても便利です。

反面、それはそれで作成に時間がかかることが不便なのと、
近景ではアラが目立つので、実写物やそのテクスチャーを合成しないと成り立たない、という不完全さがあります。
あと、あんまり自由になりすぎるせいで「実景にあわせて合成・レタッチする楽しみ」が薄れてしまってちょっとつまらないです。

ではちょっと、5コマ目の画像の作り方をご紹介しましょう。
これはCG+実写+偽物素材+ミクさんフィギュアでできたハイブリッドな画像なのです。


こちらフルCG背景。
これに色調整とぼかしをかけて距離感を出します。


クレーターを作る手法で白い地面にくぼみをつけたものを、手前に合成します。
ここに木を生やすのです。(木の幹の周りは、ちょっと雪が解けているので、それを再現している)


のっぺりした土台に、実景素材の雪のテクスチャーを貼り付け。



先日行った善光寺で撮影してきた松の木の幹を合成。
枝の影は、枝の写真そのものを影の素材として変換して合成。


片栗粉をお皿に盛って撮影したのを素材にした「雪」。
このあとレタッチして色を背景に合わせます。
(片栗粉はこのあとスタッフが打ち粉に使いました)


ミクさんを合成。
(見やすいように手前の雪をどけました)
ミクさんの頭の上に乗る雪も片栗粉素材の雪の合成です。



ちなみにこちら、フルCGで作ってみた、同じような風景。

幹の解像度がここまで寄るのに対応していないのです。
あと木の枝振りが、なんか、キモい…



「teragen2」の練習でいろいろ作ったので、まあちょいと見ていってください。
これらはそのうち、デジラマの背景として使うかもしれません。

      



      



では今回最後のデジラマ画像です


南極のペンギンさんのところに慰問にきたミクさん

背景は言うまでもなくCGです。
ペンギンは上野動物園で撮影してきたケープペンギン。
本当は南アフリカにいる種類で、南極にはいません。
南極にいるような子は普通は室内飼育なので、こういう風に撮影できないのですよ。

ところで上の上野のペンギンは奥に大きなのがいて合成に失敗しているみたいですが、奴は実際に大きいのです。


和みますなぁ…


 

   「南極といえば…」









南極には「なにか」がいるって、ジョン・カーペンターに教えてもらった
(タコルカは実際よりも大きく合成しています)


それではまた今度〜

2012年5月8日 17:01:50