特撮リボルテック SERIES No.037 機動歩兵


今回は特撮リボルテックの機動歩兵です。

「機動歩兵」はロバート・A・ハイラインのSF小説「宇宙の戦士」に出てくる、歩兵が装備する強化服(パワードスーツ)で、
日本語に翻訳されてハヤカワ文庫から出版された際に、このイラストが表紙を飾りました。
「兵器としてのSFメカ」の元祖とも言われる存在で、その後のアニメや漫画のメカニックに、いまなお広く影響を与えています。

「宇宙の戦士」は「スターシプ・トゥルーパーズ」として映画化もされていますが、パワードスーツは1と2には出てきません。
3では「マローダー」というそれらしいメカが出てきましたが、見せ方もデザインも残念な有様でした。
もっとも、3はアイドル司令官の歌う名曲「今日は死に日和」とか、創造神に対する行き過ぎた賛美とか、惑星サイズの超巨大バグとか、
どこまで本気でどこからがギャグなのかよくわからない描写が多いので、もしかしたらマローダーもギャグだったのかもしれません。
とても良いボンクラ映画なので、私はこの映画好きです。

なお連続CGアニメ「スターシップ・トゥルーパーズ・クロニクルズ」にもマローダーは出てきますが、
全隊員が装着するものではなく、分隊支援用の重火器のような扱いでした。
「クロニクルズ」もわりと面白いです。






地上の基地に降り立った機動歩兵たち

背景は航空自衛隊入間基地のC1輸送機。
先日の航空際のときに撮影してきました。
後部タラップには一般のお客さんが多数おりましたが、何もない風景を上から合成して見えなくしています。






降下する機動歩兵

背景はCGで作ったものです。
クレーターを作って中に光源を付け足したりと、自然界にはない風景を作れるのはとても面白いのですが、
光源が増えるとCGのレンダリングにすごく時間がかかるようになるので困ります。
機動歩兵もなんだかCGみたいですが、リボルテックを撮影して合成したものです。






山の上の機動歩兵小隊

どこかの惑星の頂上で、なにか設営している様子。
こういった空気の無い風景(空気遠近法の無い風景)を作れるのもCGならではです。
左の子が持っているチューブは、「メタルギアソリッド」のソリダス・スネークのフィギュアについていたメカ触手です。





ところで、
上の画像は本来は横位置の画像なのですが、Tumblrに投稿する際に縦位置に改造したものです。
Tumblrでは画像はこのように↓表示されるのですが、
縦の画像は横の画像に比べて大きさが倍も違う状態で表示されます。


上と下の紅葉の画像は本来は同じ面積(1280×851と851×1280)の画像なのですが、
Tumblrでは横サイズを一律に650ドットにするため、
表示される面積に大きな差が出てしまうのです。
シネスコのような横長の画像ともなると、
ものすごく小さく、細い画像として表示されてしまいます。

風景などはやはり、大きく表示されたほうが目を引くし迫力も増すので、
Tumblrの場合は縦位置で投稿したほうが良い気がするので、
機動歩兵の画像も縦位置に改造したしだいです。

ちなみに紅葉の下の画像は、本来は横位置で撮影した写真なのですが、
単純に90度回転してむりやり縦位置にしております。
やっつけすぎですね。



上の画像


下の画像





こちらが元になった、横位置の画像です。

どちらかというと……縦位置画像のときのほうがギッシリ感があっていいような気もしますが、
みなさんのPCのディスプレイは普通は横になっているので、横位置の画像のほうが大きく全体が見れて良い気もします。
空間の高さと広がり感はこちらのほうがわかりやすいですしね。






クレンダスの戦場に降下する機動歩兵小隊

例によって背景はCGで作成しました。
光源がたくさんあるので、レンダリングに2〜3日かかったような記憶があります。
なげぇ……

機動歩兵のポーズを地味に変えながら撮影して、合成しています。
コピペじゃないんですが、コピペっぽいですね。
もうちょっと変えればよかった。角度とか。







こちらはTumblr用の縦位置版です。右の子がハブられています。
単純にトリミングしただけではなく、右の子のロケットのエフェクトも消したりしているんですが、
あんまり変わらないかもですね。
横位置の画像は元画像からの縮小率が比較的高いので、ノイズがつぶれてしまっているのですが、
縦位置は縮小率が低いためか、製作サイズのノイズ感が多めに見受けられます。






人類の敵、アラクニド・バグを倒せ!
戦え我らが機動歩兵!!


バグのフィギュアは持っていないので、似た感じの昆虫型宇宙生物で作りました。
「ガメラ2」のソルジャーレギオンです。
こちらのバグ(ソルジャーレギオン)はアラクニドバグと違って、9mm拳銃でもプシュっと倒せるので助かります。
もっとも巨大レギオンが出てきたら、パワードスーツが有ろうが無かろうが人類はおしまいですが。

ソルジャーレギオンは歩兵のほかに飛行タイプも出てきたりして、アラクニド・バグズと共通点が多いですね。
人類の敵といえばこんな感じ!という説得力があります。
外骨格生物とは、永遠にわかりあえない気がしますね。
(一応書いておきますが「ガメラ2」の公開のほうが1年早いです)


あまり関係ないのですが、
先日アニメ「CODE:BREAKER」の1話を見ていたら、人が殴られたり殺されたりするシーンはそのまま描いているのに、
犬が蹴られるシーンは黒く塗りつぶして修正していました。
その配慮の理由、というか方向はなんとなくわかるのですが、
「スターシップ・トゥルーパーズ」で人間のバラバラ損壊シーンはそのまま描いているのに、
牛が犠牲になるときや頭脳バグに針を射すときにはモザイクがかかるというおかしな基準が、
TV放送用という形を借りて、半ば皮肉として演出されてたのを、ちょっと思い出しました。



2012年11月28日 22:41:01