1月1日(金)晴れ 大晦日には、紅蘭と一緒にお蕎麦を食べました。 お鍋ではなく、ケトルで作ったんですよ。 お引っ越しの時を思い出しますね。 ここに越してきて、いろんな事があったなぁ。 今年はどんな一年になるんだろう。 紅蘭は「うち、初日の出を見るんや〜」って言って、 私の部屋に来たんですけど、そのまま寝ちゃいました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 たまき:ねぇ紅蘭、もう朝ですよ。おきてくださ〜い。 紅蘭:ん・・・あ・・・たまき・・・あれ? たまき:ここわたしの部屋だよ、初日の出見そこねたね。 紅蘭:(ガバッ)そっ、そうや!・・・ああ〜、もう昇ってるやんか! も〜、なんで起こしてくれんかったんや。 たまき:わたしも寝ちゃったんだよ。 それより〜、改めて、 あけましておめでとう、紅蘭。今年もよろしくね。 紅蘭:あけましておめでとうさん。 と言っても中国のお正月はまだ先やけどな。 たまき:・・・なら、初日の出も別にいいじゃん。(笑) 紅蘭:このセリフはお約束なんや。ええやん。 たまき:よくわかんないけど・・・。 ポストに行って、年賀状とってくるね。 紅蘭:うち、紅茶入れるわ。 たまき:大漁大漁♪(笑) 結構来てるよ。 紅蘭:うちにも来てる? たまき:はい、紅蘭の分。 紅蘭:あっ、おおきに。いやぁ、なんか嬉しいなぁ。 たまき:紅茶もらうね。(コポコポ) 紅蘭:はいな。 たまき:・・・・・・・・・・・・・・・・・。 紅蘭:・・・・・・・・・・・・・・・。 たまき:・・・・・・・・・・・・・。 紅蘭:・・・・・・・・・・・・・・。 たまき:・・・・・・・・・・・・・あ、バイトの・・・。 紅蘭:・・・・・・・・・・・。 たまき:・・・・・・・・・・・・・・・。 紅蘭:・・・・・・・・・・・・。 たまき:・・・・・・・・・・・・・・・。 紅蘭:・・・・・・・・・。 たまき:・・・・・・・・・・・・・・・・クスッ。 紅蘭:・・・・・・・・・・・・・・・。 たまき:・・・・・・・・・・・・・。 紅蘭:・・・・・・・・・・・・・・・・。 たまき:・・・・・・・・・・・・・。 紅蘭:・・・・・・・すんまへんな、もう少しで読み終わるさかい。(笑) たまき:どうしたの? 紅蘭:なんでもないわ。・・・ん〜、この人誰やったっけ? ・・・えりかちゃん?あ、これ・・・。 たまき:それ、私のじゃない? 紅蘭:一緒になっとったわ、はい、これ返すな。 えりかちゃんって大学の友達? たまき:高校の後輩だよ。2こ下でまだ高校生。 同じ陸上部だったの。 紅蘭:ふうん、高校生か。そういや、そんな感じの年賀状やな。 プリクラ貼ってな。(笑) たまき:わたしもやったなー、それ。 流行り始めだったからね。 紅蘭:なんか、・・・意外やな。 たまき:そう? 電話:ジリリリリン、ジリリリリン たまき:はい、もしもし。寺月と李です。 ふう:もしもし、あのね、今そっちに行く交差点のとこなの。 予約の時間までちょっと余裕ないから、準備しておいてくれる? たまき:もうそんな時間?・・・あ、ほんとだ。 わかった、紅蘭にも伝えておくね。 ふう:お願いね。 紅蘭:どないしたんや? たまき:晴れ着の着付けの予約の時間なの。 急いで着物を出して! 紅蘭:ほんまや〜。もうお昼まわってたんやね。 玄関に出しておこか。 たまき:そうだね。 紅蘭:せわしぃなぁ、もぅ。 (ヴォォォォォン、ヴォンヴォン、ヴォギャギャギャギャギャギャヴォン!) たまき:ふうちゃん早いなぁ。もう来たみたい。 紅蘭:あんな狭いとこで、ようターンするなぁ。 ああドリフトすると、擦り減ってタイヤなくなるで。(笑) ふう:あけましておめでとー! ささ、急いで急いで。 たまき:おめでとー。 紅蘭:おめでとさん。 ふう:助手席は荷物置き場ね。 紅蘭:うち、こんなん着るの初めてや。 なんや窮屈やなぁ。 ふう:ふふふ、紅蘭は初めてなんだ。 まあ、これはそういう服ですからね。 たまき:着物を着ると、おしとやかになるわよね。 紅蘭:・・・もうしゃべり方まで変わってるで。(笑) たまき:ほほほ。・・・・・・わざとらしい? でも晴れ着を着てるときは、女の子らしいしゃべり方をしたいです。 ふう:たまきちゃん、ちょと変だよぅ。 たまき:うぅ・・・。み、みなさん、初詣に行きましょう。 ふう:そう言えばさ、高校のときにそういうの流行ったね。 お嬢様ごっこだっけ。朝会うと「皆さんごきげんよう」って言うの。 たまき:やったね〜、懐かしいな〜。ふうちゃんは得意だったよね。 ちょっとイジワルそうなお嬢様が・・・。 ふう:うん♪・・・では皆さん、出発いたしますわ♪ (ヴォヴォン・ギャヴォヴォヴォヴォオオオオオォォォォオン!) たまき:むぎゅ。 紅蘭:帯がつぶれる〜。 ふう:あら〜、ごめんあそばせ。(笑) 紅蘭:・・・嫌な特技もっとるなぁ。 紅蘭:やあ、すごい人やな。日本には宗教無いって聞いてたけど、 みんな神道信じてるやん。 たまき:・・・・・・しんとう?はにゃ? 紅蘭:「はにゃ?」やないがな。日本古来の宗教なんやろ? たまき:神社って仏教じゃない・・・の? 紅蘭:なにゆうてんねん。なぁ、ふう。 ふう:・・・・・・・・・・・・は、はにゃあ〜。 紅蘭:あんたもか。(笑) なんで、うちのほうが詳しいねん。 確かに日本に宗教はないわ。(とほほ) えりか:寺月せんぱ〜い! たまき:この声は・・・。 ふう:えりかちゃんだ〜。 えりか:あっ、ほーおーじ先輩も!あけましておめでとうございます〜♪ たまき:あけましておめでとう。 ふう:あけましておめでとう。久しぶりね。 えりか:これからお参りですかぁ? えりかは今お参りしてきました。 おみくじは大吉です!らっきー!キャー♪うさうさ〜! 紅蘭:この子があの・・・。たまき、紹介してぇな。 たまき:うん。 えりかちゃん、この人は私のルームメイトの李紅蘭。 今一緒に住んでるの。 えりか:李紅蘭さん?えと、あのその(汗) ・・・・・・・に、にぃはお。(笑) 紅蘭:・・・今、たまきとうち日本語でしゃべったやん。 日本語で通じるで。 えりか:ああ〜、ごめんなさい。どきどきしちゃってぇ〜。 えりか、いっしょうのふかくぅ。 たまき:・・・相変わらずだね。 えりか:「そこがえりかのいいとこだ」って、言われるんですぅ〜! 紅蘭:・・・・・・・・・・・・。 ふう:誰かと一緒に来たんじゃないの? えりか:そうなんです。・・・はっ、待たせてるんだった。 じゃあこれにて、えりかは行きます。 てらつき先輩、ほうおうじ先輩、李紅蘭さん。 ・・・うさうさ。(さよならの意味らしい。たまき注) たまき:今度電話するよ。 えりか:ほんとですか〜?はいっ、お待ちしてます。 ふう:バイバ〜イ。 紅蘭:はぁ〜、ハイテンションな子やな。 過ぎ去ると、どっと疲れるわ。 たまき:昔は何ともなかったのに、今はきつかったなぁ。 ふう:たまきちゃんも、高校のころは、あんな感じだったよ。 たまき:そ、そうだっけ? 紅蘭:ほんま? ふう:うん。一緒に「キャーッ」ってやってたの。 紅蘭:へぇぇぇ。 たまき:・・・でも、今の私はオトナのオンナですわよ。 ふう:自分のことを「たまき」って呼んでた。(笑) 紅蘭:うわ。・・・・・・めっちゃ、恥ずかしいやん。 たまき:ふうちゃ〜ん。(汗) ふう:ねえ、お参りしないと日が暮れるよ。 たまき:・・・ハイ。 紅蘭:さっきの様子からすると、正しいお参りの仕方も知らんやろ。 お賽銭入れて、2回礼して、2回手ぇ叩いて、1回礼する。 二礼二拍手一礼や。はいどうぞ。 たまき:は〜い、(ぺこぺこ)パンパン(ぺこ)・・・これでいいの? 紅蘭:合格!(笑) ふう:紅蘭、怖いよぅ。(ぺこぺこ)ペチペチ・・・。(ぺこ) 紅蘭:ほな、うちも。(ぺこぺこ)パン!パン!・・・・・・。(ぺこ) 後ろつかえてるで、いこか。 紅蘭:お御籤どうやった?うちは吉や。 ふう:大吉です。 たまき:わたしも吉。 紅蘭:ふうの勝ちやな。(笑) ふう:う〜ん、願いが叶うといいなぁー。 たまきちゃん、お参りのときに何をお願いしたの? たまき:それを言ったら願いが・・・・・・あれ? ふう:そうか、言っちゃいけないんだった。 たまき:・・・・・・・・・・・・。 紅蘭:ゆうたらあかんの?ほな黙っとこ。 ・・・たまき、どないしたん? たまき:正しいお参りのしかたに気を取られて・・・、 なんにもお願いしてない・・・500円も入れたのに。(笑) ふう:・・・プッ。 紅蘭:ほな、もっかい行こか。 たまき:今年を暗示してなければいいけど・・・。(ショボン) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 初詣から帰って来たら、すぐに晴れ着を脱ぎました。 この開放感はたまらないですね〜。 私の願いは、「今年はいい年になりますように。」です。 やたらと平凡なお願いだけど、ああ、神様お願いします。 ・・・合計1000円もあげたんだから。(笑) 今晩見る夢が初夢なんですよね。 おやすみなさい。 |