WAVE トレジャーフィギュアコレクション とらドラ! 1/10 逢坂大河 \4200-
こちらはWAVE版の逢坂大河フィギュア。

実をいうと、店頭でマックスファクトリー版と間違って買いました。orz
マックスファクトリー版を買ってきたつもりだったのに、家に帰ってきて見たらなぜか箱に「WAVE」って書いてあって、
それってどういうことなんだぜ?と、しばらくその状況が飲み込めなかったり。
「あ…ありのまま、今起こったことをはなすぜ…」と、ディオにかまされたポルナレフの気分を味わってしまいました。

しかも調べてみたら定価で買っていて、どこの通販サイトで買ってもそれより600〜700円は安く買えたこともわかって、
もう、自分の買い物スキルの低さに絶望ですよ。


しかしまあ、これはこれでかわいい
WAVE大河。
1巻カバーのイラストには似ていませんが、わたしの中では、小説内の大河のイメージはわりとこんな感じなのです。

一見、大河さんは小柄で整った顔立ちを持ったスーパー美少女なのですが、その強力な眼光はひとにらみで相手を黙らせ、その毒舌は聞くものの魂を切り刻む、怒るとだれかれかまわず噛み付く凶暴さを持った怖い女の子なのです。
手乗り“タイガー”の異名は伊達ではありません。

WAVE版のこの目つきの悪さは、そんな大河さんのキャラクターをうまく捉えた表情を持っていると思うのです。



もちろん、凶暴なだけのキャラではなく、可愛いところも多々あります。
「ローゼンメイデン」でいえば、翠星石を凶暴にして金糸雀を混ぜたような、
「ぽてまよ」でいえば、ねね様とぐちゅ子をたしてみかんを混ぜたような、
「ツンデレ」などと一言で表せないかなり複雑な性格の子なのですが、
付き合ううちに傍若無人さの中に時折見えてくる、ドジでピュアでほっとけないところなんかが、
とても可愛らしいのですよ。


マックス版と比べると、髪の毛の造型が複雑になっており、
髪の毛だけで5〜6パーツ以上使っているという手の込みよう。
あと、制服の色がイラストに忠実です。
ちょっと勝ってるかも、ってところはそれくらいか…
カバーイラストと同じ向き以外から見るとあまり絵にならない、角度美人なフィギュアであります。



ヘッドパーツが2種類、さらにトラ耳+しっぽパーツが付属しています。

左がトラ耳装着 ・ 中央がノーマル ・ 右が第2のヘッドパーツの顔です。
トラ耳はまあかわいいとして、
喜怒哀楽のどれにも属さないと思われる謎の表情の第2のヘッドパーツは、正直なところ微妙。

ていうか、これ誰かに似てるなーと思ってたんですが、
「DARKER THAN BLACK ―黒の契約者―」の銀ちゃんに、似ているような…



色を変えてみました。

銀ちゃんに、
似ているような…

似ていないような…




銀ちゃんフィギュア欲しいなぁ…




手乗りタイガー

カバーイラストに描かれている小さなトラですが、
本編には登場しない謎の動物です。

フィギュアの手に乗せることはできますが、
手のひらに段差があって足場が悪く、
またトラの頭が重いこともあって、バランスが厳しく、
ちょっとした振動ですぐに落ちます。




マックス版に比べると、たいへん記号的で残念な足裏。

フィギュアにおいては、細かい部分部分にフェティッシュなこだわりをもって造型・塗装することで、
「魅力」を加算していくことができると思うのです。
こんなところを?という細かい部分も省略せずにしっかり描写してくれていると、
ひとによってはそれが購買意欲につながることもありますし。
そういった意味でも、残念。




散乱するフリフリドレス

大河さんはお金持ちの家のお嬢様だけど、家庭の事情で高級マンションで一人暮らし中。
一人暮らしなのに生活能力ゼロで家事能力皆無。
ブランド物の高価なフリル付きドレスを普段着として着用し、
着終わると、しわになるのも気にもせずそこらじゅうに脱ぎ散らかしてます。あんまりです。

合成画像ではそんな、エントロピーが無限に増大し続けるお部屋を、
スーパードルフィー用のドレスを合成して再現しました。
これが、当初思っていたよりも難しい合成で、白いものなので色あわせがシビアなうえに、
フリル部分のマスク切りがプチ地獄。(上の画像は縮小してあるので、ほとんどわかりませんが…)
しかも、手間を掛ければかけるほど画面が散らかっていくという、あまりクオリティアップにつながらない作業。(笑)
そんなのに、時間ばかりかかってしまいました。




継母にいじめられている大河さん

いや、こんなシーンはありませんけども。というか、いじめられていたわけでもなさそうですけど。

ぺたんと座ったポーズって可愛いんですけど、合成の素材としてはけっこうやりにくいです。
まず、座っているだけなので、絵ズラにバリエーションがなく、どう合成しても同じような感じの画像になるため。
あと、背景用の画像には床が多く写ったものが必要となりますが、普通は床や地面ってあまり撮らないものでして、
過去の素材をあさっても使えそうなのがほとんどなく、しかたないので新たに撮影に行かないといけなくなってしまうため。

今回は、横浜は元町のベーリックホールまでいって、これ用に何枚か撮影してきました。



マックスファクトリー版 逢坂大河はこちら
2008年1月24日 20:32:19