「涼宮ハルヒの消失」

もしくは「長門有希ちゃんの消失」
もしかしたら「涼宮ハルヒの追想」?


去年公開された劇場版アニメ「涼宮ハルヒの消失」は皆さんもご存知ですね。
あの映画の面白さの大きな要因として、パラレルワールドとしてあまりに魅力的な「消失世界」の存在があると思います。
「消失世界」が魅力的であればあるほど、キョンが元の世界への「帰還」を選択するときの葛藤が大きく、テーマ性もくっきりしてくるわけですが、
魅力的であるがゆえに「消失世界」そのものにどっぷりはまっちゃったひとも数多くいたようです。
他人事みたいに言ってますけど、もちろん私もその一人であります。なんでキョンenterキー押すの?ばかなの?

そんなニーズもしっかりキャッチする角川グループ。
その消失世界を舞台にしたスピンオフ作品もございます。

ぷよ先生の描くコミック「長門有希ちゃんの消失」は、消失長門さんがラブコメ街道まっしぐら。
恋にがんばる内気な長門さんに萌えもだえしつつ、アグレッシブに面倒見のいい朝倉さんの活躍なども楽しめる、
私のためにあるんじゃないかと思っちゃうほど、とてもすばらしい二次創作風スピンオフ作品です。
こっちもアニメ化すればいいのに。みんな長門さんに撃墜されればいいのに。

さらにはこの春発売予定のPSP&PS3のゲーム「涼宮ハルヒの追想」もまた、「消失」のあとの世界をゲームで体験できるそうで、
元の世界に戻るためにいろいろ探索したりしなかったりするゲームのようです。
しかし、消失世界を切り捨てても元の世界に戻りたい!と思ってる人は、そもそもこのゲームを買うのでしょうか?
むしろ消失世界に居つづけたいという願望を持った人が、それを成就させるべく勇んで購入するような気がします。
「もどる」方向にあまりストーリーを割かずに、ただあの世界にどっぷり浸れる内容だと、きっとみんな幸せなんですけど、はたして。


今回は、そんな「消失」世界を題材にした作品をモチーフに、ねんどろいどとfigmaで合成画像を作ってみました。
背景撮影からフィギュア撮影まで、今回はソニーのデジタル一眼レフカメラであるα55を使いました。
背景撮影時は絞りを開放して被写界震度を浅く…、つまりピントの合う範囲をあえて狭くして、
フィギュアを合成するところ以外はぼやけた感じで撮影して、いつもと違う雰囲気にしてみました。
ピントを合わせる部分をコントロールすることで主題を浮き立たせる、という、
写真ではわりとありがちな表現手法なのですが、「ありがち」はやっぱり強いのです。
受光素子が大きいデジカメはこういうのやりやすくていいですなぁ。

いままでも、背景の一部をマスクしてボカしたりして擬似的に似たようなことはやっていましたが、
木の枝の隙間までボカしたりするのはさすがに無理なのでした。(といいつつ2〜3回ほど根性でマスクして実行したけど)





digirama デジラマ 合成画像

「消失」フィギュアの最速は「ねんどろいど 長門有希 消失ver」だったように思います。
今現在もコートを着ている長門さんフィギュアで発売中なのはこれだけではないでしょうか。
ねんどろいどは企画から商品化までがすごく早いシリーズなんだそうで、旬の短いフィギュアにとってこれは大きな武器ですね。

松戸にある21世紀の森公園というところに行きまして、木々に奥行きのあるところで撮ってきた背景に、
ねんどろ長門さんを合成しました。
冬のこの時期は、紅葉でもなし・雪景色でなし・新緑でなしと、これといって撮るものがなくて困る時期なのですが、
とりあえずこの背景に、コート姿の長門さんはよくマッチしている気がします。




digirama デジラマ 合成画像

フォトショップなどの画像処理ソフトでぼかしをかけても、画面右上のような光のタマタマは出ないので、
やはり実際にぼかして撮影するのがベストなのです。
もっとも、過去に何度かタマタマを別撮りして合成したり、描き足したりしたことはありますけど、どうもいまいちなんですよ。
フォトショのプラグインで、こういうレンズのボケをシミュレートするぼかしフィルタがあるようですが、それだけで1万円くらいするんです。
これかなりすごいんですけど、最初のねんどろ長門さんの画像のように枝の向こうだけぼかすには
やはり細か〜いマスクワークが必要だろうし、きっと使いどころが難しいです。


背景はこちらも21世紀の森公園。
こういう被写界震度の浅い背景だと、当然ピントのあった部分にフィギュアを合成することになるわけですが、
これがけっこう後々難しいのです。
というのも、今まではだいたい背景のどこに合成しても問題なく画面が作れたので、構図なども後で考えればよかったんですが、
こういうピントの狭い背景だと合成する位置が最初から決まっているため、どうフィギュアを合成するか背景撮影時に、
ある程度構成を考えておかないといけないのです。
でも、構成を考えたつもりで撮っても、実際にはなかなかそういう風に合成できなかったりしてですね〜、
なんか使えなかった背景素材が、大量に今!ここに!
どうする!




digirama デジラマ 合成画像

満を持してのマックス合金ビッグオー発売と、まさかのドロシーfigma化で以前の願望成就!買います!MAX渡辺社長ありがとうございます!
そしてもうひとつの成就した願望というと、そう、「俺妹」の桐乃figmaに靴下足が付いてくることです。
figmaの足はたいてい靴をはいて造形されているので、室内に合成しにくい難点があったのと、
足フェチ的観点からすると、当然あるべきパーツがない!という現状に超物足りなさを感じていたのですが、
それがやっと補完されました。MAX渡辺社長ありがとうございます!
本命である黒猫figmaにも靴下足が付いてくるといいなぁ…
てか今後は標準パーツになるといいなぁ…

画像はというと、これは「長門有希ちゃんの消失」2巻のなかほどで、ハルヒが河童を探しに川に入っていく場面です。
figma涼宮ハルヒ 光陽園学院ver.を使用して、黒ハイをスパッと脱ぐハルヒの画像を作ってみました。
黒ハイはamazonで買った、ウサギさんマークのお高いやつ。
ハルヒの右足は、figma 神楽亜矢モーニングコーヒーver.の亜矢さんのおみ足です。
靴下の脱ぎ方は映画「ブギーポップは笑わない」(実写のやつ)を参考にしました。
女子高生がものすごい速さで靴下を脱ぐシーンがあるのですよ。


で、
あとで気が付きましたが「長門有希ちゃんの消失」のハルヒは黒ハイじゃなくて黒タイツ着用なんですね。
これはぬかりました。
もう一個あとで気が付きましたが、この文章キモいですね。




digirama デジラマ 合成画像

黒タイツといえば、「長門有希ちゃんの消失」では長門さんも黒タイツなのです。
というわけでだいたい足の長さも同じなfigmaセイバーさん私服Ver.の脚をセタップ。
さらにFigma長門有希 悪い魔法使いVer.のマントと帽子を装着して、そこらへんで撮ったコスプレ写真風に仕上げてみました。
なんとなく、生田スタジオの脇の道路で撮影した、仮面ライダーの怪人のスチール写真を連想してしまいますね。(私だけ?)

ちょっと恥ずかしそうな表情の魔法少女長門さん、かわいいです。
とはいえ最近は命がけの危険な職業として認識されつつある「魔法少女」。
見掛けだけはかわいいマスコットもどきと安易に契約などしないよう、気をつけて欲しいものです。
こっちの長門さんは無敵ではなく、むしろ普通よりも弱い子なので。




digirama デジラマ 合成画像

先日、関東にもちょっとだけ雪が積もりましたが、そのときの写真です。
マフラーとタイツであったかそうな長門さんに和みます。
表情パーツのバリエーションももっとあるといいのに。消失長門さんのfigma、単体で出たらいいのに。

こちらの画像も「長門有希ちゃんの消失」のイメージで作りましたが、
この漫画では長門さんだけでなくハルヒも朝倉さんも黒タイツなのでした。(どうやら鶴屋さんも?)
原作的に北校の制服が実はそういう設定なのか、ぷよ先生の趣味なのか。

黒タイツもいいですよね。最近流行ってるみたいですし。
柄物ストッキングとか流行ってたときは暗黒時代でしたが、これはいいものです。もしかしてこれ「けいおん!」の唯ちゃん効果でしょうか?
figmaで黒タイツはセイバーさんと、その平沢唯ちゃんくらいですが、ハルヒや朝倉さんに換装するにはどちらもちょっと短いんですよね…
亜矢さんの脚を塗ろうかなぁ。

今回はなんか、脚のことばかり書いてますなぁ。


2011年2月19日 0:32:21